2008年8月1日(金)

午後2時半、プララームスィー通り(ラマ4世通り)パヤータイ通り(パヤタイ通り)の交差点にあるヂュラーロンゴーン大学の敷地内に先月9日オープンしたばかりの複合コンプレックス「ヂャームヂュリースクウェア(チャムチュリースクエア)」へ出かけた。ヂャームヂュリーとは、モンキーポッドのことで、ヂュラーロンゴーン大学(チュラロンコーン大学)の学校木。タイスキ屋 MK(エムケー) でバンコク滞在中の高校時代の友人と昼食をとり、スラウォング通り(スリウォン通り)にあるマッサージ屋 King’s Body Massage(キングスボディーマッサージ) で2時間のタイマッサージ(330バーツ)を受けた。

午後8時10分、地下鉄ヂャトゥヂャック公園駅(チャトゥチャック公園駅)附属の駐車場で別の友人たちと合流。ラートプラーオ交差点(ラップラオ交差点)の渋滞で30分ほど無駄にしたが、その後は平均時速140kmで順調に走り続け、午後10時20分、バンコクから南南西に約150kmの地点にあるビーチリゾート「パッタヤー(パタヤ)」に到着。ヂョームティアン海岸(ジョムティエンビーチ)にあるゲストハウス Rich Man Poor Man Guest House (750バーツ)にチェックインし、午後11時、友人の20歳の誕生日を祝うために、ペットトラグーン通りにあるパブ Differ Pub へと向かった(タイのクラブは20歳未満入場禁止)。

「いまはまだガラガラだけど、ほかのパブが閉店する午前1時頃になれば混んでくるから大丈夫よ」

ところが、パブ Differ Pub はすでに満席で、しかも雨が降っているにもかかわらず客が店の外にまで溢れ出ていたため、パッタヤーサーイサーム通り(第3パタヤ通り)にあるパブ 93 Revolution で午前3時50分までタイポップスのバンド演奏を聴き続けた。この店、朝までやっているのは魅力だが、客層は悪いし、バンドの演奏も微妙にサムいのが難点。

20歳になったばかりの友人は、まだ酒が飲めないそうで、ペプシが入っているグラスを両手で持ち上げ、ストローでチューチューと吸っていた。しかも、ジャンパースカートなんか穿いてきてるし。これじゃ、まるで酔っ払いの大人たちのただ中に取り残された中学生のようだ。

2008年8月2日(土)

正午前、ゲストハウス Rich Man Poor Man Guest House をチェックアウトし、ヂョームティアン海岸(ジョムティエンビーチ)でタイ人女性5人組と海を眺めながら昼食をとった。値段はそれほど高くないが、味がイケてないのが難点。海の家(?)にあるトイレには、トイレットペーパーや手動ウォッシュレットがなく、水瓶と手桶しかなかったため、素手を使って便を洗い流すためのココロの準備を整えるまでにしばらく時間がかかった(こんな経験は過去に5回もない)。午後2時パッタヤー(パタヤ)を出発し、午後5時に地下鉄ヂャトゥヂャック公園駅(チャトゥチャック公園駅)附属の駐車場で解散。午後9時半、高架電車 BTS オーンヌット駅(オンヌット駅)前で別の友人たちと合流し、タクシーでスクンウィット通り(スクンビット通り)を南東方面へ向かった。

「これまで何人かの日本人女性とヤッてきたが、どうしてヤツらのケツには毛が生えてるんだ? タイ人は、男女を問わず、ケツに毛なんか生えてないぞ!? だけど、日本人女性の性器はタイ人より下に付いていて、後背位でやっても痛がらないから大変よろしい」

―― ケツ毛の有無なんて、どうやったら分かるんだよ?

「そりゃあもう、身体の隅々までじっくり拝ませてもらったからよォ」

―― ふつう、そこまで確認するかァ?

午前零時、サムットプラーガーン県(サムットプラカン県) (ムアンサムットプラカン郡)ムアングサムットプラーガーン郡テーパーラック町6丁目にある友人宅(現在80万バーツで売り出し中)で、日系企業の輸送用機械技術者、人事担当者、国鉄職員の3人とタイ産ブランデー Regency(リージェンシー) を飲んだ。タイ人男性が集団で酒を飲むと、たいてい猥談(性交渉や売春婦ネタ)で盛り上がる。ほかにも、自分がエイズに感染していることを知った女子高校生が昨年、学校内で、しかもコンドーム代のたった32バーツしか取らずに売春行為を行い、一部の教職員とその学年の生徒の大半が二次感染したという恐ろしい事件が話題にのぼった。なんでも、その女子高校生はエイズ感染者仲間を増やすために、コンドームに穴を開けてサービスを提供していたという。

午前2時、人事担当者が泥酔し、国鉄職員がカラオケにいる友人たちと合流するというので、お開きになった。

2008年8月3日(日)

「とにかく、雰囲気悪いから外に出よう」

午後11時半、スクンウィット(スクンビット)22の Mambo Cabaret Show(マンボーキャバレーショー) 裏手にある日本風居酒屋「よしのやま」(元うなぎのあさみ)で、バンコク在住日本人の友人に店から出るよう強く勧められた。約2年間の日本生活ですっかり嗅覚が衰えていたため、この店のどのあたりが「雰囲気悪い」のかサッパリ分からなかったが、とりあえずスクンウィット(スクンビット)23にある日系パブ Outer Room(アウタールーム) へ移動。友人が帰宅した午前零時半、いつまたこの店に来られるか分からないから焼酎「いいちこ」のボトルをすべて飲み干してしまおうと、ふたたび日本風居酒屋「よしのやま」へ戻ると、(しつけ)のなっていないバンコク徘徊中の日本産犬に噛み付かれた。

タイ在住の日本人は、一般に「日本人」と総称されているが、それぞれ社会的地位、経済力、教育水準、価値観、生活スタイル、経歴、交友関係など、どれをとってもかなりの隔たりがある。自分と同じ日本語を話しているため、うっかり相手にも日本人としての常識を期待してしまいがちになるが、バンコクには本国では考えられないような価値観を持っているおかしな日本人も少なくないから注意が必要だ。

タイ在住の日本人については、いろいろな「部族」がいると考えれば理解が容易になる。そもそも、日本人とタイ人の価値観の違いなんかより、世間一般の日本人とそうじゃない一部の日本人との価値観の違いの方がはるかに大きい。そのあたりの事情については、各種タイ関連ウェブサイトまたは掲示板でも確認できる。

タイにはさまざまな「部族」の日本人が住んでおり、それぞれ異なる文化や価値観を持っている。しかし、それぞれの「部族」特有の文化や価値観は大変貴重なものであり尊重しなければならない(?)ため、互いに否定し合うではなく、それぞれ独自に発展させていく必要がある。娼婦(売春婦)を「天使」と呼んで崇め奉っているような「部族」の日本人に、まともな日本人の「部族」の価値観を押しつけるのは決して好ましいことではない。そのため、タイ在留日本人隔離施設留保法を制定し、レストラン、ホテル、列車、バス、公園、公衆トイレなど、すべての公共施設を「部族」ごとに厳密に区別(特定の「部族」専用にして他の「部族」は使えなく)し双方の交流を完全に絶てば、各「部族」文化が干渉し合うことがなくなり、タイ在住日本人のあいだにある「部族対立」も同時に解決できる。これは差別ではなく、分離発展には必要欠くべからざる政策のひとつなのである。

・・・・・・なんてアホことを考えてみたが、それをやってしまうと、今度はまともな日本人がバンコク市内に点在する日本料理店のほぼすべてに入店できなくなるという問題が生じるため却下。やはり、友人のように客層から店の雰囲気を瞬時に見分ける能力を身に付け、問題が起こる前に何らかの手を打っておくのがバンコクでは一番賢明かも。

ちなみに、バンコクで最もタチが悪いのは、(むろんタイ人ではなく)タイ在留期間が長く固定給を得ていない日本人男性。自己の評価と周囲からの評価、または理想とする自分の姿と実際の自分の姿とがあまりにもかけ離れすぎているため、常に苛立ち、キレそうになっている。だからといって、野良犬クラスの日本人をフルぼっこにして停職を食らったり、撃ち殺して牢屋にブチ込まれでもしたら本当に目も当てられない(犬を殺して殺人罪に問われるなんてバカバカしすぎて適わない)から、仮に何かあったとしても効果的な対処法がとれず、ただただ困惑するばかり。いずれにせよ、これらをちかくで見かけたら、ソッコウ会計、ソッコウ帰宅が鉄則だ。

あまり知られていないが、この程度のことは駐在員研修の基本中の基本。そんな初歩的なことすら忘れていた僕自身の自業自得と言ってしまえばそれまでのことだが・・・・・・。

タイ在留日本人隔離施設留保法は、法律に規定するのではなく、わたしたち日本人の努力によって実践されなければならない。

2008年8月4日(月)

ここのところ十分な休養を取っておらず、重要な用事も明日に控えているため、一日中、部屋でだらだらと過ごした。ちなみに、チアングマイ大学(チェンマイ大学)で日本語を学んでいるジェーンニーちゃん(仮名)の中間試験結果が発表された。なんでも、日本語文法で高得点を叩き出したが、漢字テストでは読み方(音読みと訓読みの違いなど)が分からず40点くらいしか取れなかったという。

2008年8月5日(火)

午前中、転職先のタイ現地法人へ挨拶に行った。午後5時40分からスクンウィット(スクンビット)53にある日本風居酒屋「いもや」で求職中の友人と夕食とり、午後11時半に仕事帰りの国鉄職員が合流した。

「カネのことは気にせず、思い存分楽しんでくれ。1日3,000バーツまでなら、経費処理で何とでもなるからさ」

午前零時、パホンヨーティン通りオートーゴー(農業市場公団)にあるパブ CHA-BAR で、友人たちと低品位スコッチウイスキー 100 PIPERS を飲んだ。これ以降の費用は国鉄下級職員(月給約6,000バーツ)の友人が国鉄経費ですべて支払ってくれるため、店の選択や酒の種類について贅沢は言えない。ちなみに、求職中の友人の父親(内務省上級職員, 月給約30,000バーツ)は1日7,000バーツまで使えるという。

このクラスのウイスキーを置いているパブはイケてないというのがセオリーだが、肺に吸い込んだ空気が振動するほどの重低音といい、客の盛り上がり方といい、なかなか良かった。いまだ田舎臭さが残っているものの、あのオートーゴーがここまでまともになっているとは意外だった。

午前2時半、ヂャールムアング通りのソーイワットドゥワングケー入口にある低所得者向けカラオケスナックの2号室(大部屋30席)で、低品位スコッチウイスキーばかり飲み続けたせいで吐きそうになっていたにも関わらず 100 PIPERS を追加注文。ちかくに貧乏で不健康そうなタイ人男性客3人組が座っていたが、それでも店内で一番マシなホステスが付いてくれたのは救いだった。たぶん友人が気を利かせて一番まともそうなのを指名しておいてくれたんだろう。タニヤにいるホステスたちよりはマシな容姿をしているし、酒をガブ飲みしながら友達感覚で付き合ってくれたため、(ノリノリになりすぎて僕まで踊らせようとしたのには閉口したが)それなりに楽しくタイポップスを熱唱できた。

กรุณาให้เกียรติ แก่ “เด็กนั่งดริ๊งค์” ด้วยค่ะ(ガルナーハイギアット ゲー「デックナングドリンク」ドゥワイカ)   
ホステスに敬意を払ってください

タイ人社会では娼婦(売春婦)ほど蔑まれている職業がほかにないため、ソープランドやカラオケスナックの従業員に酷いことをするタイ人客も少なくない。壁に貼られていた掲示がなによりもの証拠だが、僕は普段から(積極的に話しかけることはないが)優しく丁寧に対応することにしている。

「店は午前7時に閉店するから、それまでは店にいてね! おクスリ飲めば、どんなに疲れてたってバリバリよ」

この店の常連客でもある国鉄職員の友人は、「この日本人はヂュラーロンゴーン大学(チュラロンコーン大学)の修士だからタイ語くらい楽勝さ」と僕のこと(厳密には本人の友人のこと)を自慢してくれていたが、却ってホステスから気に入られすぎてしまい、無料セックスのオファー(通常800バーツ)を相手に敬意を払いながらどう断るか対応に苦慮した。タイの性風俗業に関する一応の知識があれば、どんな性欲も恐れをなして引っ込んでしまう。ホステスたちは雇用主であるカラオケスナックに対して「エイズ検査」の結果を定期的に提出しているから安心という説もあるが、それを信用するほど間抜けなことはない。

立地や雰囲気の面では間違いなく日本人向け店舗の方が優れている。しかし、サービスや人材の面ではタイ人低所得者向け店舗のほうがはるかにマシ(基本的に日本人向けサービス業に従事しているタイ人の勤労意欲は低い)。午後5時半、ヂャールムアング通りで友人たちと解散。ひとりタクシーで帰宅した。

2008年8月6日(水)

この10日間で主要な友人たちと再会し、今回の渡航における主目的であった転職先のタイ現地法人への挨拶もきのう済ませたため、もはやこれ以上バンコクにいてもするべきことがない。ふと、ユネスコの世界遺産に指定されているラオスの古都ルワングパバーン(ルアンプラバン, ルアンパバーン)への旅行を思い立ち、ラオス国際航空のウェブサイトから航空券の予約を試みたが、謎の無限ループ(何度日程を入力しても次のステップに進めない)にハマり断念。費用が分からなくては、旅行計画も立てられない。いっそのこと、タダ同然の長距離バスで行ってみてもいいかも(ただし超シンドイ)。

正午前に起床。コーンウェーン通り(コンヴェント通り)にあるカーオマンガイ(茹で鶏ライス, カオマンガイ)屋で昼食をとった(大盛40バーツ)。夕食は屋台のカーオパット(焼き飯, カオパット)(普通盛目玉焼きなし35バーツ)。

ここのところ、暇をみつけては誰かと長電話ばかりしている(が、キャッチホン設定していないため、いろいろと支障が生じており困っている)。

2008年8月7日(木)

午後7時半、 Nana Entertainment Plaza(ナーナーエンターテインメントプラザ) のハンバーガーが無性に恋しくなり、2年5ヶ月ぶりに外国人観光客向け娼婦(売春婦)の水着踊りバー Go Go Bar(ゴーゴーバー) へと出かけた。この界隈は日本でも知名度が高く、バンコクへ出張に来ている取引先とのあいだでもしばしば話題にのぼるため、いちおう情報だけは最新のものにしておきたい。

今回の調査は、あくまでも Nana Entertainment Plaza(ナーナーエンターテインメントプラザ, ナナプラザ) に日本人出張者がひとりで立ち寄った場合を想定してるので、質問はすべて英語で行い、タイ語は一切使わなかった。裏技的なことについても、ここでは一切触れない。

この2年5ヶ月で Nana Entertainment Plaza(ナーナーエンターテインメントプラザ) が大きく変わった点は2つある。ひとつめは料金が上がったこと、ふたつめは店内でタバコが吸えなくなったこと。現在、ヌードショーは行われておらず、娼婦(売春婦)は上下ともに水着を着用している(今後ヌードに戻る可能性あり)。 Go Go Bar(ゴーゴーバー) で働く娼婦(売春婦)の容姿は、タイ人のあいだではものすごく不評だが、念のために動画を添付しておくので閲覧者の判断に委ねたい。ただし、ピンク色の薄暗い照明の下では可愛らしく見えても、明るいところへ連れて行くとビックリということも多いため三次元解析は必須。あまりにも美しすぎる場合は、性転換者の可能性を疑った方がよい(オカマバーもある)。1階右奥にある Go Go Bar(ゴーゴーバー)Rainbow 2(レインボー2)” の給仕係および娼婦(売春婦)140番によると、娼婦(売春婦)をホテルまで連れ帰って性交渉するためには、最低でも2,600バーツはかかるという。内訳は、店舗に支払う娼婦(売春婦)連れ出し料金(Pay Bar Fee(ペイバー))が600バーツ、娼婦(売春婦)に支払う売春報酬(Tip(チップ))がショートタイム(2時間)で2,000バーツ、ロングタイム(朝まで)で4,000バーツ。ほかに、帰宅時のタクシー代を200バーツくらいポン弾めば、娼婦(売春婦)も気持ちよく帰ってくれるだろう。ホテルによっては、同伴者追加料金(Joiner Fee(ジョイナーフィー))を請求されることもある。

ただし、バンコク留学生日記で再三触れているように、娼婦(売春婦)との性交渉には、ものずごく高いエイズ感染リスクが伴うため注意が必要。僕だったら、どんなにカネを積まれても娼婦(売春婦)との性交渉だけはお断りしたい。

その他詳細については、バンコク留学生日記の過去ログにあるとおり(検索可)。

午後8時10分、僕に付いた娼婦の容姿が直視に耐えなかったため、 Johnnie Walker Black Label のソーダ割(135バーツ)を1杯だけ飲んで帰宅した。

2008年8月8日(金)

午後7時、スーンミットタワー(サミットタワー)1階にあるフュージョン系日本料理屋 FRIENZ(フレンズ) で、留学時代の友人に夕食をご馳走になりながら、本帰国後(2006年以降)の「後日談」についてお話を伺った。その後、スクンウィット16にある日系バー ASTRO BAR(アストロバー) でテキーラのソーダ割を飲んで泥酔。先々週のチアングマイ(チェンマイ)旅行にしても、先週の「低所得者向けバンコクの夜」にしても、友人たちから奢ってもらっいっぱなしで、ただただ恐縮するばかり。

友人と別れてタクシーで帰宅する途中、おもむろにタイ語曲を熱唱したくなり、行き先を日本人向けカラオケスナックが密集するタニヤ通りへと変更。この界隈は日本でも知名度が高く、バンコクへ出張に来ている取引先とのあいだでもよく話題にのぼるため、いちおう情報だけは最新のものにしておきたい。

―― “ໃທ່ເວົ້າລາວໄດ້ຍົກມື້ຂຶ້ນ(タイワオラーオダーイヨックムークン)
―― 「ラオス語できる人、手を挙げて!」

午前零時半、タイ人資本の日本人向けカラオケスナック ATESSA(アテッサ) (飲み放題1時間600バーツ)のキャッチに言われるがまま店に入った。この際、タイ語曲さえ歌えれば、どんな店でも構いやしない。少し前に入店したばかりの日本人客が、ホステス控え室でお決まりの「日本語できる人、手を挙げて!」をやっていた。以前、ほかの日本人向けカラオケスナックで働いている娼婦(売春婦)から聞いた話によると、このとき娼婦(売春婦)たちは指名してもらいたい(指名料がほしい)がために手を挙げているだけだから、手を挙げたからといって必ずしも日本語ができるとは限らないという(そもそも娼婦(売春婦)なんかに語学力を要求すること自体、見当違いも甚だしい)。なので、趣向を変えて、今回はラオス語ができる人を選んでみた(この場合も、ラオス語にちかいタイ東北方言(イーサーン語, イサーン語)ができるだけで、決してラオス語が話せるわけではない)。

「もうタニヤっていう時代じゃないしねぇ。わたしもスクンウィット通り(スクンビット通り)の店に移ろうかしら?」

つい最近までスクンウィット通り(スクンビット通り)にある不死鳥系列のカラオケスナック(鳳凰やペガサス)で働いていた娼婦(売春婦)によると、2004年以降タニヤ界隈にあるカラオケスナックの没落は著しく、いま旬な日本人向けカラオケスナックと言えばどこもスクンウィット通り(スクンビット通り)にあるという。不死鳥系列のカラオケスナックには、留学時代(~2006年)に小遣い稼ぎを兼ねてよくタイ在住日本人と通っていたため、特定のタイ在住日本人ネタで娼婦(売春婦)と話が合い、閉店後に(フロア責任者に秘密のまま店の外で落ち合い)高架電車 BTS サーラーデーング駅(サラデーン駅)前の屋台でビールを飲み続けた。このときの会話の内容については、特定のタイ在住日本人のプライバシーに関わることなので一切公表できない。

ちなみに、娼婦(売春婦)をホテルまで連れ帰って性交渉するためには、最低でも2,100バーツはかかるという。内訳は、店舗に支払う娼婦(売春婦)連れ出し料金(Pay Bar Fee(ペイバー))が600バーツ、娼婦(売春婦)に支払う売春報酬(Tip(チップ))がショートタイム(2時間)で1,500バーツ。ほかに、帰宅時のタクシー代として200バーツくらいポン弾めば、娼婦(売春婦)も気持ちよく帰ってくれるだろう。ホテルによっては、同伴者追加料金(Joiner Fee(ジョイナーフィー))を請求されることもある。

ただし、バンコク留学生日記で再三触れているように、娼婦(売春婦)との性交渉には、ものずごく高いエイズ感染リスクが伴うため注意が必要。僕だったら、どんなにカネを積まれても娼婦(売春婦)との性交渉だけはお断りしたい。

その他詳細については、バンコク留学生日記の過去ログにあるとおり(検索可)。

午前4時半、高架電車 BTS サーラーデーング駅(サラデーン駅)前の屋台で、日本人向けカラオケスナック ATESSA(アテッサ)娼婦(売春婦)と別れ、ひとり徒歩で帰宅した。

2008年8月9日(土)

午前10時半、友人からロッブリー旅行に誘われたが、昨晩の酒がまだ抜けきっていなかったため辞退。午前11時45分、コーンウェーン通り(コンヴェント通り)にある食堂で紅腐乳麺(ユィエンターフォー, イエンターフォー)(30バーツ)を食べた。

午後4時から部屋の清掃が入るため、スィーロム(シーロム)3にある洗濯屋へと出かけた。料金は、Tシャツとポロシャツが30バーツ、下着が20バーツ。さらにスラウォング通り(スリウォン通り)にあるマッサージ屋 King’s Body Massage(キングスボディーマッサージ) (330バーツ)で時間をつぶし、タニヤ通りにあるカレー屋「辛右衛門」で夕食をとった。

帰宅後、スコータイ県サワンナローク郡在住の高専生(情報学専攻)に電話し、地方の通学事情について訊いた。大型通学用トラック(ソングテオ, ソンテウ)で通学しており、交通費は1ヶ月600バーツ(月極)かかるという。「また電話してください」と言っていたが、タイ人の子供特有のあの弱々しい声で話されるもんだから、会話が弾まず苦労した(なにしろ年齢が離れすぎ)。つぎにピッサヌローク県(ピサヌローク県)在住の大学生(会計学専攻)に電話し、地方の学校教育について訊いた。タイのカリキュラムには「首都見学」(日本でいう「東京見学」)がなく、バンコクには一度も来たことがないという。さらにチアングマイ県(チェンマイ県)在住の大学生(日本語専攻)に電話したところ、ちょうど友人宅で酒を飲んでいる途中だそうで、いつもより流暢な日本語を話していた。最後にバンコク都在住の大学生(日本語専攻)に電話し、タイの日本語教育について訊いた。中等学校2年生(13歳)の頃から日本語を学んでいるという。早口言葉「庭には二羽鶏がいる」を教えたら、「来週はこれで先生をからかってみよう」と意気込んでいた。午前零時半、就寝。

ちなみに、タイ大手通信会社 DTAC(ディーテック) が発売している SIM CARD(シムカード)SIMPLE(シンプル)” (49バーツ)の通話料は、1分につき1バーツ。電話番号最長保持期間(プリペイドカードを補充しなくても電話番号がなくならない期間)が1年間あるため、僕のような旅行者にはちょうど良い。あらかじめ相手の電話番号を登録しておけば、どの時間帯でも1分につき0.25バーツでかけられる(登録1件につき月々10バーツ)。登録方法は、*1003、2、6の順にダイヤル。

午前4時4分、ぐっすり眠っていたところにテレホンセックスのお誘いがあった。

2008年8月10日(日)

「けさ外に出てビックリ。昨晩午前零時にはあったはずの弟のクルマが忽然と消えてたのよ。タイ国内で盗難車に乗るのはリスクが高すぎるから、きっとカンボジアの中古車屋に並ぶか、バラされて補修用中古部品として売られるんでしょうね。ちょっとあまりにも可哀想だから、少しおカネを恵んであげようかしら」

午後7時、スクンウィット39にあるイタリア料理店 L’Opera(オペラ) で友人と夕食をとった。友人の実家は、グルングテープノン(バンコク・ノンタブリー通り)45の住宅街にあり、夜になると道路の両側にクルマがビッシリと並ぶ。完全な袋小路で、部外者の出入りはほとんどない。友人によると、今回盗まれたのは、1995年型の HONDA CIVIC (緑色)で、タイ中古車市場における価格は130,000~180,000バーツという。

イタリア料理店 L’Opera(オペラ) には、友人が先日からスパゲッティーカルボナーラを食べたいと言っていたので来てみたが、これは「美味しくない」を通り越して、もう完全に「食えない」レベルだった。店の雰囲気やウエイトレスのサービスがとても良かっただけに残念。1,850バーツをドブに捨てた。

2008年8月11日(月)

午後2時、高架電車 BTS サヤーム駅(サイアム駅)で、お盆の連休を利用してバンコクに滞在している友人と合流。バンコク留学生日記を丸々暗記してくれている友人の「ディープなタイを見て回りたい」というご要望にお応えして、さっそくバンコク在住の下流日本語話者たちが集住している賃貸アパート「(ラチャプラロップマンション)ラーチャプラーロップタワーマンション」へと向かった。

今回レセプションの係員に見せてもらったのは、(ラチャプラロップマンション)ラーチャプラーロップタワーマンション2号棟7階の部屋。家賃は5,600バーツで、テレビ、冷蔵庫、電子レンジのレンタル料金も含まれている。室内には、クイーンサイズのベッドのほか、タンス、テレビ台、冷房、温水器、浴槽などが標準装備されており、窓からは高速道路も一望できる。また各階の廊下には、無線 LAN の親機が設置されており、4ヶ月以上の賃貸契約で0.256Mの共用ワイヤレスブロードバンドインターネットが無料、6ヶ月以上の賃貸契約で0.512Mの共用ワイヤレスブロードバンドインターネットが無料になる。レセプションの係員によると、このアパートには約500室あり、その約半数に日本人が入居しているという。

しかし、エレベーターがないため、最上階の7階に到着するころには、間違いなく汗だくになっている。それに、日系企業のタイ現地法人の中には、ここに住んでいる日本語話者の質を疑問視する声も少なくなく、ここに住んでいるというだけで不採用になるケースも珍しくない(採用後に転居を促されるケースもある)。しかも、「もはや失うものは何もない」という状況まで困窮している下流日本語話者が多数入居しているため、アパート内で日本語話者たちとのトラブルに巻き込まれた場合、どんな目に遭うのか皆目見当が付かないなど、不安要素は枚挙にいとまがない。

「危険人物には近づかない、関わらない、話しかけない」

これは、タイへ赴任するときに必ず教わるタイ在留日本人が心得ておくべき三つの原則(タイ在留者心得三原則)。

「当社と取引があるタイ現地法人経営者のあいだでは、タイ在留日本人はタイ人よりもタチが悪いとの評判がもっぱらであるため、当社もタイ在留日本人の採用は控えたい」

タイ在住の下流日本語話者たちは、「タイの日本人社会」において、もはや日本人の体をなしていないと見なされている。少し極端すぎるような気もするが、あるタイ現地法人社長による2008年2月度の本国向け報告書にはこのような記述もあった。タイにおける下流日本語話者によって構成される社会は基本的に、信用できる「タイの日本人社会」ではなく、危険な「タイの下流日本語話者による社会」との位置づけにある。

タイ在住の下流日本語話者たちは、深刻な貧困に直面している。バンコク在住タイ人世帯の全学歴平均月収(32,284 バーツ, タイ統計局2006年)すら維持できなくなっているケースも珍しくない。そのため、犯罪に手を染める危険性が高いだけでなく、日本人としてのプライドを維持していく過程で何らかの深刻な精神的疾患を患っており、本当にあぶない。今後まっとうな「タイの日本人社会」で生活していくのであれば、どうせ仕事や日常生活を通じて「タイの下流日本語話者による社会」と接触する機会などほとんどないから、いっそのこと完全無視を決め込んでしまった方が無難かも。

ちなみに、この心得を破って無茶をすると、サイアクの場合、命を落とすことにもなりかねないので注意したい。また、得体の知れない日本語話者に、自分の勤務先、住所、電話番号などの個人情報はゼッタイに教えてはならない。多少の図々しさがあれば名前を教えるのも避けたいところ。相手が危険人物かどうか分からない場合は、おもいきって家賃15,000バーツ未満の部屋に住んでいるタイ在住日本人をバッサリ切り捨ててしまうのもひとつの方法だ。

そんな危険なのがウヨウヨしているようなアパートに、なにも好きこのんで住む必要はない。

午後7時、高架電車 BTS プロームポング駅(プロンポン駅)前にあるショッピングセンター The Emporium(エンポリアム) で、元勤務先の日本人駐在員と会食。その後、友人とふたたび合流した。

午後10時半、スクンウィット(スクンビット)15にある娼婦(売春婦)調達バー「トァーメー(テルメ)コーヒーショップ」へと向かった。この店は日本でも知名度が高く、バンコクへ長期出張に来ている取引先とのあいだでも希に話題にのぼるため、いちおう情報だけは最新のものにしておきたい。

「きょうは女の子の数、少ないわねえ」

ホテル「ルワムヂットプラザ(ルアムチットプラザ)」入口にある階段を下りて、地階にあるトァーメー(テルメ)コーヒーショップへ、友人と約3年ぶりに入った。3年前は客も娼婦(売春婦)も少ない廃れた陰気な店だったが、お盆休みを利用してバンコクに滞在している日本人観光客が多いせいか、すっかり活気を取り戻していた。娼婦(売春婦)のワン(仮名, 自称22歳)によると、これでも娼婦(売春婦)の数はいつもより少ないという。ディープなタイを満喫してもらうために、誰でもイイから娼婦(売春婦)をひとり友人に当てがおうと考えていたが、パッタヤー(パタヤ)旅行同伴1日につき3,000バーツとのことだったので友人が辞退した。

このとき、その場しのぎのため、いくつかの言葉を友人に教えた。

ขอเบอร์หน่อย(コーブーノーイ)
「電話番号、教えてよ」

พรุ่งนี้ผมจะมาใหม่น่ะครับ(プルングニーポムヂャマーマイナクラップ)
「明日また来ます」

午後11時半、日本人向けのカラオケスナックが密集しているタニヤ通りへと移動。もともと日本人向けカラオケスナックに上質な娼婦(売春婦)を求めること自体にムリがあるが、それでもあまりにも酷すぎたため、店を転々とする羽目になった。最後にたどり着いたのは、日本人向けカラオケスナック Play Girl(プレイガール) 。いつものように「自称ラオス語話者」を指名し、タイ語カラオケを熱唱した。その後、ヂャールムアング通りにあるラオス人カラオケスナック「ラオガンエーング」へ友人と行き、タイ語カラオケを熱唱しつつ、ラオス文字も教わった。午前4時すぎ、友人がタクシーに乗るのを見届けてから、ひとりタクシーで帰宅した。

今晩はバンコクに滞在している友人の娯楽を最優先するため、無責任にも友人に娼婦(売春婦)を当てがおうと試みたが、バンコク留学生日記でも再三触れているように、娼婦(売春婦)との性交渉には、ものすごく高いエイズ感染リスクが伴うため注意が必要。僕だったら、どんなにカネを積まれても娼婦(売春婦)との性交渉だけはお断りしたい。

その他、各施設の詳細については、バンコク留学生日記の過去ログにあるとおり(検索可)。

2008年8月12日(火)

「それって、ふつう断らないでしょう?」

午後6時52分、百貨店 Imperium(インピリアム, インペリアム) サムローング(サムロン)店前で、水色のポロシャツを着ているイベント係がタイ語のカードと水色のロウソクを手渡しに近づいてきた。しかし、午後7時に友人たちと待ち合わせをしており、直前の面倒はできるだけ避けたかったため、すかさず受け取りを拒否。係員は唖然とし、困惑と驚愕とが入り交じった複雑な表情をしながら立ち去っていった。

午後7時15分、友人たちと合流して店の外に出ると、人々がロウソクを掲げ、王妃への忠誠を唱えていた。そこで、さきほどの出来事について話したところ、友人たちも驚いていた。カードとロウソクを拒否するのは、王妃に対する礼賛を拒否するのに等しい。きょうはタイの祝日「王妃誕生日」。同時に「母の日」でもあり、タイ国内ではさまざまな催し物が行われている。

午後7時50分、スクンウィット(スクンビット)107にある大部屋カラオケ屋 MODIFY(モディファイ) へ行ったが、店内で放し飼いになっている犬のあまりの臭さに耐えきれず30分で脱出し、スィーナカリン通り(シーナカリン通り)にあるカラオケ屋「チャーイパー」へと移動した。この店は、ウイスキーの持ち込みが自由(持ち込み料ナシ)で、個室使用料(500バーツ)+ミキサー代だけでカラオケを満喫できる。午前零時まで友人たち4人とタイ語曲を熱唱した。

「つい先日、 GTA の真似をした高校生が、タクシー運転手を殺してカネを奪ったばかりだけど、今度は小学4年生が――」

オンラインゲーム Grand Theft Auto(グランドセフトオート) のミッションを模して、8月3日に中等学校6年生(19歳)がタクシー運転手を殺して現金を奪った事件を契機に、現在、残虐系ゲームによる青少年への弊害が社会問題化している。そして友人によると、今度は小学校で別の事件が起こったという。

「今度は小学4年生がゲームの真似事をして警察沙汰になったんだって。 GTA の事件と違って、新聞ではあまり大きく取り上げられなかったけど、警察が教室に到着した頃にはクラスの全員が自分の頭を抑えていたんだってさ」

オンラインゲームのサーバーを管理している友人によると、小学4年生がアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の主人公に倣って、いきなり教室の机の上からクラスメイトの頭上めがけてジャンプした事件が、現在オンラインゲームの参加者たちのあいだで話題になっているという。警察の調べに対して、母親は「この1週間キノコしか食べようとしない」と証言、学校長も「国旗や校旗につかまろうと掲揚台に登ろうとしていた」と語っており、必死になって亀を探す児童の姿も目撃されているという。ただし、これはゲーマーたちによる単なるジョークの可能性もある。

そんな話をしながら、午前4時まで友人宅で飲み続けた。そろそろ休肝日がほしい。

2008年8月13日(水)

午後5時4分、友人にディナーの約束をドタキャンされて、今晩(長電話以外に)することがなくなったため、お盆の連休を利用してチョンブリー県パッタヤー市(パタヤ市)に滞在している日本人の友人に電話をかけ、外国人観光客ならではのバカンスに参加させてもらうことにした。

午後5時36分チョングノンスィー駅(チョンノンシー駅)発の高架電車 BTS でエーガマイ駅(エカマイ駅)へ行き、東部方面行き長距離バスターミナル発午後6時10分のバス(128バーツ)でバンコク近郊のリゾート地「パッタヤー(パタヤ)」へと向かった。

“You don’t stay with me, that’s no problem!”

午後6時40分、スクンウィット通り(スクンビット通り)の高架電車 BTS オーンヌット駅(オンヌット駅)付近で渋滞にはまっていたところ、4列前方に座っているタイ人中年女性が電話で英語を話していた。会話の内容から、相手が外国人で、しかも性的な関係があることくらいは容易に想像が付く。見た目も中年娼婦(売春婦)の特徴そのまんま。まだバンコク都内にいるにもかかわらず、その乗客の羞恥心のなさから、早くもリゾート地「パッタヤー(パタヤ)」ならではの風情を感じた。

午後8時1分にチョンブリー県スィーラーチャー郡(シーラチャ郡)を通過し、午後8時42分、北パッタヤー(北パタヤ)通りにある長距離バスターミナルに到着。乗り合いトラック「ソングテオ(ソンテウ)」(20バーツ)でパッタヤー(パタヤ)10の入口まで行き、ゲストハウス Sawasdee Sea View(サワディーシービュー) (朝食なし599バーツ)にチェックイン。午後9時、外国人観光客向けの歓楽街 Walking Street(ウォーキングストリート) にあるシーフード屋で、合流したばかりの友人と夕食をとった。

バンコクから136キロ南南東にあるリゾート地「パッタヤー(パタヤ)」には、外国人観光客で賑わう北パッタヤー(パタヤ)海岸、中央パッタヤー(パタヤ)海岸、南パッタヤー(パタヤ)海岸と、タイ人観光客で賑わうヂョームティアン海岸(ジョムティエンビーチ)がある。

これまでのパッタヤー(パタヤ)旅行は、ほとんどがタイ人と一緒だったため、南パッタヤー(パタヤ)にある外国人観光客向けの歓楽街 Walking Street(ウォーキングストリート) へ行ったこともあまりない。そこで今回は、「娼婦(売春婦)はオンナにあらず」というタイ人特有の価値観の影響を最小限に抑え、外国人観光客ならではのバカンスを最大限楽しむために、「天は人の上に人を創らず。職業に賤卑なし」という思想に基づいて行動している日本人観光客の友人に判断のすべてを委ねた。

「どうします? この娘と一緒にクラブ行きたいですか?」

―― Up to you. どっちでもいいよ。もし行きたかったら、ついてくし。

午後9時半、外国人向けの歓楽街 Walking Street にある娼婦(売春婦)との語らい酒場 Bar Beer(バービア) で、友人が娼婦(売春婦)から「クラブへ行こう」と誘われた。友人は、直接的な性的サービスのオファーを受けたわけではなかったため、娼婦(売春婦)の真意を計りかねて迷っていたが、けっきょくのところ断った。

「それにしても、彼女たちの究極の目的って何なんでしょうねぇ?」

―― 究極の目的? そりゃあ、定期的にカネを送ってくれるカモをゲットすることだよ。

「え? じゃあ、当面の目的は何だと思います?」

―― うーん。性的なサービスを外国人観光客に提供することで今晩の収入を確保し、将来的にカネを送ってくれそうなカモを嗾ける(けしかける)ことかな? 極端な話、性的サービスによる収入が得られなくても、定期的なカネを送ってくれるカモさえゲットできれば娼婦(売春婦)としては万々歳なわけだし。もし一緒にクラブへ行ってたら、タダでやらせてもらえてたかもよ?

その後、 Walking Street(ウォーキングストリート) にある娼婦(売春婦)の裸踊りの店 Go Go Bar(ゴーゴーバー) 3軒をハシゴした。どの店もリゾート地ならではのノリでエンターテイメント性も高く、娼婦(売春婦)の容姿さえ気にしなければバンコクにある Go Go Bar(ゴーゴーバー) よりもはるかに観光資源としての価値があり、タイにおける娼婦(売春婦)の本質さえ知らなければそれなりに楽しめる。

午前2時半、中央パッタヤー(パタヤ)の薄暗い海岸を歩いてパッタヤー(パタヤ)10にあるゲストハウス Sawasdee Sea View(サワディーシービュー) へと向かった。十数メートルおきにある街灯の下では、年齢超過や体重超過などによって、もともと要求水準の低い外国人向け娼婦(売春婦)の規格からも外れてしまった気の毒な街娼たちが暇そうにしていた。

タイ国内の現役娼婦(売春婦)たちは、身体を売る以外の(屋台の売り子や清掃婦などの単純労働を除く)職業に就けず、歳をとれば何も売ることができない惨めな街娼生活を強いられるため、誰もが「ゼッタイああにだけはなりたくない」という強い危機感を抱いている。そして、それを回避するために、ほんとうに好きな相手は別途調達することにして、できるだけ多くのカモを集めて資金力を蓄え、その中から死ぬまで面倒を見てくれそうな心優しい間抜けな外国人のカモをひとりだけ選抜して結婚することで、安定した将来を手に入れようと考えている(さすがにタイ人男性から結婚相手として見てもらえないことくらいは自覚している)。あわよくば先進諸国へ移住して、タイ人社会において致命的な欠陥を抱えている自らの絶望的な社会的地位も同時にキャンセルしてしまおうとも考えている。母国のタイで教養のない元娼婦(売春婦)として差別され続けることを考えれば、先進諸国でさまざまなハンディーキャップを抱えながら生きていくほうがはるかにマシだ。

つまり、カネを定期的に送ってくれるカモさんたちは、いわば現役娼婦(売春婦)たちをとりまく不安定な労働環境において、引退後の福利厚生システム(年金や保険等)のような重要な役割を担っている。むろん、年金や保険は何種類もあったほうが安心なのは言うまでもない。

タイ性風俗関連のライター(兼業)をしていた別の友人(日本人女性)から数日前に聞いた話によると、外国人向けの性風俗では、複数の日本在住日本人「客」から仕送りをもらっている娼婦(売春婦)も珍しくなく、ライターの友人が親しくしていた娼婦(売春婦)は、なんと6人の「客」から毎月総額200,000バーツもの送金を受け取っており、しかも家賃30,000バーツの賃貸コンドミニアムとクルマまで与えられているという。

娼婦(売春婦)と恋愛するためには、最低でも中級以上の恋愛スキルが必要と言われている。実際に、恋愛経験が極端に乏しい日本人男性が、娼婦(売春婦)に対して一方的な好意を抱き、恋愛とビジネスの違いが分からないまま身を削る思いをして多額の生活費(?)を送り続け、恋愛が自分の思うようにいかなくなると娼婦(売春婦)を殺して自らも自殺してしまう、という身勝手きわまりない事件が毎年のように発生している。殺害には至らないまでも、恋愛とビジネスの違いにすら気づかなかった自らの愚鈍さを棚に上げて、まるで世間一般のタイ人女性にダマされたかのように言い立てる人も少なくないから本当に呆れかえる。これから娼婦(売春婦)との恋愛にチャレンジしたいという日本人男性には、ぜひとも世間一般の女性との恋愛経験を十分に積んでから臨むことをオススメしたい(でも、それだけのスキルがあれば普通、すでにもう少しまともな恋愛を楽しんでるはずだ)。

午前3時10分、パッタヤー(パタヤ)10にあるゲストハウス Sawasdee Sea View(サワディーシービュー) の薄暗い客室内を見渡すと、老朽化が著しく、ありとあらゆるものが(外国人観光客向けの)パッタヤー(パタヤ)のイメージにぴったりだった。なんとも形容し難いあの甘酸っぱいニオイ、ベッドの上の裸電球、中身がスカスカの枕、何が付着してんのか分からないケバケバな毛布、ベッドの両サイドにある使い古されて薄っぺらくなった青い花びら形のバスタオル、500バーツもしないような古くて安っぽい温水器、黄ばんだシャワーの取手、蓋のない洋式便所、ひび割れた鏡、変なのが固着している洗面台・・・・・・ etc 。ここに黒くて超ブサイクなパッタヤー(パタヤ)娼婦(売春婦)がいたら、さぞ風情があって良かったのかもしれないが、さしあたってヤバすぎるのは客室だけで十分かな。部屋だけだったらビョーキにはならないし。

ちなみに、今晩の行動を共にした友人は、バンコク滞在中に世間一般のまともなタイ人と知り合ったという。もちろん娼婦(売春婦)からの誘惑にもやや無関心気味。世間一般の女性との恋愛は、娼婦(売春婦)との福利厚生的なビジネス恋愛とは違って、きっと友人を十分に楽しませてくれるに違いない。

(今回の記事は、タイで娼婦(売春婦)に対して一方的な恋心を抱く日本人男性が必ず陥る典型的な「勘違い」や「思い込み」について、「読者」の皆さんに再度考えていただくことを目的に、核心部分のみをクローズアップしています。そのため、テーマ外の出来事は大幅に割愛しています。またこのテーマにつきましては、バンコク留学生日記の過去ログでさらに詳しく掘り下げて説明しています)

2008年8月14日(木)

午後1時40分発の長距離バスでパッタヤー(パタヤ)から戻り、午後6時半、パッポング(パッポン)2にある娼婦(売春婦)たちとの語らい酒場 Bar Beer(バービア) まで、お盆休みを利用してバンコクに滞在している友人を迎えに行った。午後7時、インテンシブタイの OG たちとも再会し、人気バンド ETC のコンサート会場となっているスィーロム(シーロム)19の The Heritage Baan Silom へ入ろうとしたが、「招待状のない方はご入場いただけません」と言われて追い返された。午後7時半、ソンクラーナカリン通りにある中華料理屋「遼寧餃子館」で夕食をとった。ビール20本注文しても、こんな本格中華が5人で2,000バーツ以下で食べられるとは素晴らしい!

午後10時、スィーナカリン通り(シーナカリン通り)にあるパブ Zeed でダー= Endrophone(エンドロフィン) のコンサートがあるという情報をもとに、タクシーでスィーナカリン通り(シーナカリン通り)沿線をくまなく探した。ところが、見つけた Mem Zeed は隠れ家的なパブでコンサートとはまるで無縁。もう一件の Zeed をはじめ、それっぽいところも全部回ってみたが、きょうコンサートがあるパブは一件もなかった。やむなくラッチャダーピセーク通り(ラチャダー通り)にあるパブ Zeed へも立ち寄ったが、はやり Zeed 違いでダメだった。午後11時半、とうとう打つ手がなくなり、共通の友人の奥さんがチーママをしているタニヤのカラオケスナックへと向かった。

今晩、バンコクにおけるメータータクシー代の自己記録を更新した。停車時間19分、走行距離70.3キロで、合計481バーツだった。これまでの自己記録は、2001年末のペッブリー18(ペチャブリー18)からエーガチャイ119(エカチャイ119)までの往復約300バーツ。

午前1時半、パッポング2(パッポン2)にある男娼の水着踊りの店 Go Go Boys(ゴーゴーボーイズ) へ日本人女性2人組と入った。ところが、気が利きすぎている友人が勝手に男娼を僕に付けたため、とても暑苦しくて男臭い思いをした。午前3時の閉店後、スラウォング通り(スリウォン通り)奥にあるカラオケ屋で、日本人女性2人や男娼3人とともに午前6時半までタイポップスを熱唱し続けた。

当初、バンコク都内のパブをハシゴして人気歌手のコンサート三昧の夜を楽