2008年7月19日(土)

いつもバンコク留学生日記をご覧くださり、誠にありがとうございます。現在、ホスティングサーバに障害が発生しているため、テストモードで運用しております。復旧には数日から数週間かかる見込みです。ご不便、お詫び申し上げます。

2008年7月25日(金)

午後10時36分、全日本空輸915便でバンコク・スワンナプーム国際空港に到着。長蛇の列ができている入国審査場を通過し、機内預け荷物を受け取ると、いつものお楽しみ「税関」に接近した。スワンナプーム空港税関は、2つ以上のトランクを持っている入国者を見つけると、荷物をエックス線検査機に通すようタイ語で要求し、タイ人でないと分かると課税対象品の有無について重点的に検査する。今回は、高額な課税対象品を2つも持って来ているため、入国審査場を出てけすぐに日本人の証拠となるパスポートをカバンの奥底に隠し、動揺を気取られないようにしながら税関へと向かった。係官からタイ語で มาจากไหนเนี่ย(マーヂャークナイニヤ) (どこから来たん?)と訊かれ、 จาแปนครับ(ヂャーペーンクラップ) (ジャパンから来ました)と応じると、案の定、荷物をエックス線検査機に通すよう指示を受けたが、何事もなくそのまま通過できた。

「家の前の洪水にクルマがハマったせいでエンジンかからなくなったから、あと1~2時間はかかりそう。ちょっと待っててもらえないかしら?」

空港までの出迎えは、その課税対象品の持ち込みを依頼してきた友人に頼んでいたが、合流するために1階の公衆電話から電話をかけてみると、まだ到着しておらず、しかも「1~2時間遅れる」とのことだった。この友人の目安は、たいてい「最低でも」という意味だから、実際に到着するのはいつになるか分かったもんじゃない。やむなく、友人の出迎えを断って、タクシー(275バーツ)でホテルへと向かった。

午後11時半、ペッブリー1にあるホテル Bangkok City Inn(バンコクシティーイン) (800バーツ)に到着。このホテルは、客室でインターネット(無料)ができるためこれまで重宝してきたが、最近になって中東系の宿泊客が急増したため奇妙な臭いが漂うようになり困っている。午前1時、ペッブリー通り沿いの Seven Eleven(セブンイレブン) で携帯電話の SIM CARD (45バーツ)を購入。

「せっかく美容室でブローして、化粧も完璧に決めてきたのに・・・・・・」

午前5時20分、 Bangkok City Inn 405号室でグッスリ眠っていたところ、扉を激しく叩く音で目を覚ました。部屋の扉を開けると、髪の毛が湿気でグチャグチャになり、化粧が汗ですっかり流れ落ちてしまっている友人が立っていた。自動車保険会社が手配したレッカー車で、故障したクルマを自動車整備工場まで移動させ、両親に事情を説明してから来たという。先月、運気を上げるために姓名まで変えたそうだが、運が悪いのは相変わらずのようだ。

2008年7月26日(土)

正午、中東系特有の臭いに耐えきれなくなり、 Bangkok City Inn をチェックアウト。出発前に万一のことを考えて予約しておいた、ピパット2にあるサービスアパートメント Silom Convent Garden へ友人のクルマで向かった。ここは、バンコクにおける商業の中心地ちかくのコンウェーン通り(仮称)にあり、宿泊費23,000バーツ(月極, 保証金7万円)。全館禁煙だが、無料のインターネットがあり、アロマテラピーの香りも心地よい。チェックイン後、 Central ラートプラーオ店でストレートパーマ(2,500バーツ, トリートメント込)をかけた。

「屋台の値段は上がり続けているというのに、わたしの給料はちっとも上がりやしない。完全歩合制だから、客が来なければ報酬はないし、マッサージをしても時給50バーツしかもらえない。こんなんじゃ、毎日の食事すらままならない。チップだけが頼りなんだから、ゼッタイ忘れないでよ!」

午後7時半、スラウォング通り(スリウォン通り)にあるタイマッサージ屋 King’s Body Massage で、マッサージ(280バーツ, 1時間半)を受けていると、マッサージ嬢がチップを渡し忘れないようにと念を押してきた。 タイの消費者物価指数は先月8.9%(前年同月比, 日本は2.0%)を記録し、タイ人の家計は危機に瀕している。チップを、いつもより10バーツ多い、80バーツあげた。

「ガソリン代が高騰しているせいで、燃料代も1日200バーツに跳ね上がってしまった。1日の売上が1,200バーツ前後で、タクシーのレンタル料金(12時間)が550バーツ、燃料代が200バーツだから、差し引き450バーツしか残らない計算になる。赤字になる日もあるから、暮らし向きは常に不安定だ」

「スワンナプーム空港は、バンコク中心部から45キロも離れているからオイシイと思うかもしれないが、それは間違っている。あそこへは高速道路でしか行けないだろう? でも、高速道路では客を拾えないし、登録車両以外は空港で客を拾えないから、復路は空車で戻って来るしかない。で、復路の高速代はどうする? 復路の燃料代はどうする? だから、わたしはいつも断っているが、400バーツ(正規料金の2倍弱)くれるというなら考えてもイイかな?」

午後9時、スクンウィット(スクンビット)26で渋滞にはまっていると、燃料代の高騰と生活苦について、タクシー運転手が不満を漏らしていた。日本のタクシー運転手は、会社の車両を使って営業し、会社経費で燃料を補給しており、月間売上額の40~60%を歩合給として受け取っているが(個人タクシーは別)、タイのタクシー運転手は、会社から車両(12時間500~550バーツ)を借り、燃料代(約200バーツ)や洗車代(20~30バーツ)も自分で負担しなければならないため、かなりのリスクを払っている。

「この店、音響ヤバくない? フロアが変な形をしているせいで、音がメチャクチャなことになってるし」

午後9時半、トーングロー(トンロー)21にあるパブ「ソーングサルン(ソンサルン)」で、合流したばかりの友人があまりの音の悪さを嘆いていた。以前は2階部分が吹き抜けになっていたが、2006年の改装時に吹き抜けが壁に変更され1階上部に張り出してきたため、音が複雑に反響し合い、そのせいで歪んで聞こえる。ライブ2組目の 50 Cents Band (毎週土曜日午後10時半~)のときには店を出ることを真剣に考えたが、3組目の Swing Band (毎週土曜日午後11時半~)のパフォーマンスが予想以上に良かったため、そのまま留まることにした。4組目の Adams Family (毎週日曜午前零時半~)は完全に期待ハズレだったが、帰宅前のクールダウンとしては最高だった。

「オンナの子はそこそこ可愛いんだけど、オトコがヤバすぎなのよね」

この店の料金は、特に高い。バンコク中心部のハイソ系パブにおける Johnnie Walker Red Lavel の相場はだいたい800~1,200バーツだが、ここではなんと1,600バーツもする! 今晩の出費、2,730バーツ。料金があまりに高額なため、実入りの良い男性客とその友人たちからなるグループが目立つ。帰宅時、店の入口で携帯電話をなくした女性客からカバンを調べさせて欲しいと要求されたが、警備員の立ち会いがないと協力できないと言って断った。

物価の高騰も困るが、これまで「ややハイソ」クラスだった店が、つぎつぎと「正真正銘のハイソ」へとアップグレードしてしまうと、家計への打撃も無視できなくなる。

スコッチウイスキーのコーラ割りで、友人はいつものように撃沈した。

2008年7月27日(日)

「わたしの血、ちょっと濃すぎるから、気が向いたときに献血するくらいがちょうどいいのよ。でも、ほかの人の何倍もの早さで、自分の血が太い注射針に吸い取られていく様子を眺めるのは、あまり気分の良いもんじゃないわね」

正午前、高架電車 BTS サヤーム駅(サイアム駅)前の日本料理屋「大戸屋サヤームパラゴン店」で昼食をとり、映画館へと向かったが、友人が見たがっていた作品の公開がすでに終了していたため、アングリードゥーナン通り(ヘンリーデュナント通り)にある国立血液センターへと向かった。

国立血液センターの待合室は、きょうが休日のためか家族連れで混み合っており、ほぼ満席になっていた。

今回献血したの友人は、①1階カウンターで書類に個人情報と必要事項を記入し、③受付で登録手続を済ませ、②診察室で献血前の検査を行い、④2階献血室へと向かった。献血時間は約15分間。終了後に、5バーツ相当のスナック菓子と牛乳が振る舞われ、⑤休憩室で休めることになっているが、当面の生活に必要なものを買うために、大規模スーパー Tesco Lotus(テスコ・ロータス) プララームサーム店(ラマ3世通り店)へと向かった。帰宅後、さっそく買ってきたばかりの LE’SASHA 製のブラシ一体型ドライヤー(約800バーツ)を使おうとしたが、なぜか電源が入らず困っている。保証書の期間は1年間だから、こんど時間があるときにでも交換してもらおう。

午後6時、スィーロム通り(シーロム通り)の CP タワー2階にあるサラダバーの店 Sizzer(シズラー) で夕食をとった。この店には隠れ格安セットメニューがあるため、メニューを受け取ったら真っ先に「ほかのメニューはありますか?」と確かめたほうが良い。

2008年7月28日(月)

午前11時、パジャマのままスィーロム通り(シーロム通り)まで徒歩で移動し、高架電車 BTS サーラーデーング駅(サラデーン駅)前の食堂で焼き豚ライス(カーオムーデーング, カオムーデーン)を食べて帰宅。午後2時、スィーロム駅(シーロム駅)からガンペーングペット駅(カンペンペット駅)まで地下鉄に乗り、そこからバイクタクシー(モーターサイ, モタサイ)(30バーツ)でモーチットにあるバスターミナルへと向かった。

午後2時半、モーチット・バスターミナル(北部、東北部方面行き長距離バス乗り場)で、午後9時発のチアングマイ(チェンマイ)行き長距離冷房バス上級1等車のチケット(925バーツ)を購入。出発6時間半前の時点で、全部で24ある座席のうち半数がすでに埋まっていた。長距離バスを運行している「輸送社」は、8月12日の母の日には混雑が予想されるため、あらかじめチケットを購入しておくよう呼びかけている。

その後、タニヤ通りにある日本料理屋「らあめん亭」で久々に夕食をとったところ、あまりの不味さに閉口。この店、こんなに不味かったっけ? 日本人従業員がスープの味をチェックしているが、スープはもう十分だから、つぎは麺の素材を吟味し直してもらいたい。料金は、ひどい麺の味噌ラーメンが180バーツ、中身がスカスカの餃子が120バーツと、コストパフォーマンスはサイアクに近い。その帰り道、パッポング通り(パッポン通り)で短期旅行用のリュックサック( DESEL のイミテーション品, 700バーツ)を購入した。

午後8時半、モーチット・バスターミナル1階で日本人女性2人組と合流。午後9時発の長距離バスで一路、北の薔薇チアングマイ(チェンマイ)へと向かった。今晩の走行距離は713km、到着時間は10時間後の午前7時を予定している。

2008年7月29日(火)

午前6時半、バンコク・モーチット発チアングマイ(チェンマイ)行きの長距離冷房バス上級1等車( VIP バス)が、チアングマイ(チェンマイ)・バスターミナルに到着。三輪バイクタクシー「トゥクトゥク」運転手たちの客引きを無視して、乗り合い小型トラック「ソングテオ(ソンテウ)」で日本人の友人たちと市街地へ向かい、フワイゲーオ通りにあるホテル Lotus Pang Suan kaew(ロータスパーングスワンゲーオ) (1,700バーツ)にチェックイン。その後、シャワーを浴びて旅の疲れを洗い流し、髪の毛をブローするため美容室へと出かけた。午後1時半から午後3時半まで、チアングマイ(チェンマイ)在住日本人イチオシの、マヒドン通りにあるタイ料理店「ペットドーインガーム食堂」で酒を飲みながらタイ北部料理を満喫。ここなら日本語メニューがあるし、タイ料理が嫌いな日本人の口にも合いそう。その後、タイマッサージ屋(1時間半, 300バーツ)へ。

「せっかく、はるばるチェンマイまで来たんですから」

午後5時半、クローングチョンプラターン通りにあるパブ Simm Bar で、日本人の友人2人組が女の子パワー全開でフロア責任者に掛け合い(コンサートだけのために、はるばる日本からやってきたと言ってゴネたらしい)、ステージ正面1列目にテーブルを増設させ、午後8時までに来ると約束してホテルに戻った。午後7時58分、ふたたび Simm Bar へと戻り、その後、チアングマイ(チェンマイ)在住の日本人大学院生や現地で事業を営んでいる日本人たちが合流。午後零時に人気歌手 อ๊อฟ(オーフ) ไอซ์(アイス) เป๊ก(ペック) のコンサートが始まったが、なぜか อ๊อฟ(オーフ) が病欠し、代わりに皮膚科医兼業歌手の โอ๊ค(オーク) がステージに登場したため、友人たちが思いっきり凹んでいた。コンサートが終了した午前1時6分までにスコッチウイスキー Johnnie Walker Black Label (1リットル瓶)を2本空け、現地在住日本人のクルマでホテルまで送り届けてもらった。

本日のお楽しみはここからだった。が、タイ在住日本人の一部に存在する自尊心過多行動力過少気味な自称タイポップカルチャー専門家たちを刺激しすぎると後始末が厄介になる(本当に本当に煩わしく、できるだけ関わりたくない)ため、残念ながら事の子細は一切公表できない。

午前7時10分、モットさん(仮名)が運転するピックアップトラックで、ホテル Lotus Pang Suan kaew(ロータスパーングスワンゲーオ) まで送り届けてもらった。きょうの飲酒時間、16時間。

2008年7月30日(水)

(CAUTION: 本日の記事は、自分の恋愛や性的行為については極力触れないという、バンコク留学生日記の禁則をあえて破っています。ご不快に思われる方は、どうか読み飛ばしてください。それ系のネタをどうしても一度は書いてみたかったんです)

午後2時、ホテル (ロータスパーングスワンゲーオ)Lotus Pang Suan kaew をチェックアウトし、隣接する百貨店 Central (セントラル) チアングマイ店(チェンマイ店)でカメラの充電器を調達。昼食後、美容室でブローしてもらい、ホテル Lotus Pang Suan kaew (旅行代理店手配 1,250 バーツ)にチェックインした。

「わたしは、ジェーンニー(仮名)と同じチアングマイ大学(チェンマイ大学)で日本語を専攻しています。とは言っても、ジェーンニーは第一部(通常)で成績優秀者リストの常連、わたしは第二部(夜間)で落第すれすれの落ちこぼれですけど。元々、わたしたちは小学校時代の友人同士で、その後はずっと連絡を取っていなかったんですが、大学に入学したときに偶然再会したんです。わたしの実家もいちおう裕福な方ですが、ジェーンニーには諸外国に点在する豪邸と、パブに行けばオトコがわんさか寄ってくるようなアイドル並みの容姿がありますからねぇ。まあ、わたしなんかとはぜんぜん比較になりませんよ。ははは」

午後3時半、チアングマイ大学(チェンマイ大学)人文学部東洋言語プログラム日本語専攻のゴーイちゃん(仮名)のクルマで、チアングマイ大学(チェンマイ大学)の裏手にあり、タイ映画「夏休み(ピッタームヤイ)」(2008年)の舞台にもなったコーヒー屋「牛乳広場(スワンノム)」へと移動し、中間考査対策をしている日本語専攻の学生たちと合流した。

“お目にかかる คือ(クー) 謙譲語 ของ(コーング) 会う ไม่มี(マイミー) 尊敬語”
「『お目にかかる』は、『会う』の謙譲語で、尊敬語なし」

“ご意見 กับ(ガップ) お料理 มันเป็น(マンペン) 丁寧語 เหมือนกัน(ムアンガン) แต่ทำไมมี(タンマイミー)แล้วก็มี(レーオゴーミー)ด้วยล่ะ?(ドゥワイラ)
「ご意見とお料理は同じ丁寧語なのに、なんで『お』と『ご』があるの?」

チアングマイ大学(チェンマイ大学)人文学部東洋言語プログラム日本語専攻では、ヂュラーロンゴーン大学(チュラロンコーン大学)文学部日本語学科やプラヂョームグラーオヂャーオクンタハーンラートグラバング工科大学(キングモンクット工科大学ラックラバン校)工業教育学部言語社会学科日本語専攻に準ずる高度な日本語教育が行われており(タイ5位以内)、専用の教科書「日本語文法初・中級1」の前半部分(第11課まで)では、丁寧語、尊敬語、謙譲語、現場指示詞、文脈指示詞など、中学校レベルの文法事項を扱っている。ところが、 JEES 日本語検定試験3級程度の日本語力しかない外国人に日本語の文法を教えるのは、日本語ネイティブの日本人中学生に教えるのとは勝手が異なる。そもそも、とかく会話の経験に乏しく、教科書の解説に依存しがちな外国人日本語学習者が、(動詞の活用や音便の適用程度ならともかく)日本語特有の微妙な言い回しをそのまま身に付けるのはまず不可能だ。

「わたしたちは、あまり良くない学生です。ですから今晩、試験勉強が終わったら、みんなで飲みに行きましょう。あしたの試験はどうせ3時からですし、得意の日本語文法だけなので大丈夫です。漢字は難しいけれど、日本語会話と日本語文法は比較的対策が簡単なんです」

その後、ピング川の畔にあるコーヒー屋「ワーウィーガーフェー」へと移動し、パブ(クラブ)がオープンするまでの時間をつぶし、午後7時半からパブ「象船着場(ターチャーング)」で、普段着に着替えた学生たちとビールカクテル บัคเก็ต(バックゲット)(ビール、栄養ドリンクなどの混合酒)を飲んだ。

「あなたの後ろにいるオンナの人は、顔が悪いですね」

日本語専攻の学生たち曰く、他人のゴシップについて話すとき、日本語はとても重宝するという。確かに、相手が理解できなければ、何を言っても構わないし、これと逆のことは僕自身が日本で好き放題やってきた。結構便利。明日、午前9時からの試験がある学生もいたため、午後11時でお開きとなった。

「わたしを抱っこしてください」

午前零時、ホテル Lotus Pang Suankaew Chiang Mai 531号室でジェーンニーにそう言われたが、日本語の「抱っこ」とは幼児を抱き上げるという意味の名詞で、近くに幼児がいないこのシチュエーションでは何をどうしたら良いのか皆目見当がつかない。それに、身長170センチの女子大生を持ち上げるというのも、およそ「抱っこ」のイメージからはかけ離れているし、この部屋のの広さからして、仮に持ち上げたところで運んでいく場所もない。

―― え? で、どうすればいいの?

ก็กอดเค้าหน่อยดิ(ゴー ゴートカオノーイディ) แล้ว(レーオ) オチンチン ของผู้หญิง(コーングプーユィング) ภาษาญี่ปุ่นจะเรีกว่าอย่างไรหรอ?(パーサーユィープンヂャリアックワーヤンガイロー)
「だから、わたしを抱いてよ。でさあ、女の子のオチンチンは日本語で何て言うの?」

日中、コーヒー屋「牛乳広場」へと向かう車中で幼なじみのゴーイちゃんが話していたように、ジェーンニーの容姿は申し分ないし、肌の色も白い。ネイルや化粧等の手入れもきちんと行き届いており、見ているだけで思わず惚れ惚れしてしまう。が、よくよく観察してみると、セルウッドアセテート素材の黒縁フルリム眼鏡の奥にある(本来)整っているはずの二重の眼が、妙にイヤラシイ雰囲気を放っている。しかし、いずれにせよ、この質問でジェーンニーの意図はいよいよ明確になった。数秒考えたのちに回答し、興ざめしないよう慎重に日本語の名詞「抱っこ」の定義と用法について説明した。

「あなたのオチンチンを、わたしのオマンコに入れてください。 หัว(フワ) オッパイ(オッパイの先っぽ)は、日本語でなんと言いますか?」

日中、他人の所有物や行為を表す名詞の前には、「お」や「ご」を付けることがあると説明したばかりだが、それをこの文脈で使われると、必要以上にエロくなりすぎて、ネイティブの僕自身も当惑する(あまりの展開の早さに圧倒されて赤面する段階は瞬時に通り越した)。それに、このセンテンスで丁寧語を使うのをこれまで聞いたことがないせいか、ものすごく興奮してくる。ある意味、「メイド萌え」している人たちが女性に期待しているような特別な何かに似ている。でも、日本人っぽく言うのなら、ここでは同じく日中に解説したばかりの指示詞(こそあど言葉)を使うか、もしくは目的語そのものを省略して欲しかった。

“んはぁ、わたしのピンク・・・・・・桃色の乳首をもっと吸ってください。わたしのオマンコの声、スゴいです。 เปลี่ยนเป็นท่า(プリアンペンター) イヌ หน่อย(ノーイ)
「んはぁ、わたしのピンク・・・・・・桃色の乳首をもっと吸ってください。わたしのオマンコの声、スゴいです。イヌの体位(後背位)に変えてよー」

―― 「声」は人間や動物が喉を使って発生させる音にしか使えないよ。オマンコはしゃべれないから、「音」って言わなきゃダメ。

ああ、もうメチャクチャだ。目の前の光景もそうだが、会話の内容があまりにも常軌を逸しすぎていて、日本語を教えることすら困難になってきている。

ขออีกรอบหนึ่งได้ป่ะ?(コーイークロープヌングダーイパ)
「もう一回戦、お願いできる?」

別に構わないけど、あしたの日本語文法の試験対策は大丈夫なの? ってゆうか、もう完全に日本語会話じゃなくなってるし。

2008年7月31日(木)

「ほぉら、言ったとおりでしょう? 燃料費高騰の煽りを受けて、一部の航空会社が運行を取りやめ、それ以外の航空会社も便数をかなり減らしているせいで、予約がとても入りにくくなってるのよ。料金も2倍以上に跳ね上がってるし」

午前9時、ホテル (ロータスパーングスワンゲーオ)Lotus Pang Suan kaew をチェックアウトし、ジェーンニー(仮名)の友人、ゴーイ(仮名)のクルマで、チアングマイ(チェンマイ)国際空港まで送ってもらった。

チアングマイ(チェンマイ)発バンコク・ドーンムアング(ドンムアン)行の航空運賃は、航空運賃1,136バーツと燃油特別料金(燃料サーチャージ)1,303バーツの合計2,440バーツ。留学当時(~2006)の運賃が1,115バーツだったから、この2年間で2倍以上になった計算になる。

午後10時45分発のノック航空8307便でバンコク・ドーンムアング(ドンムアン)空港に到着。スィーロム通り(シーロム通り)CP Tower(シーピータワー) 地下にある鶏料理屋 Chester’s Grill(チェスターズグリル) で友人と夕食をとった。