2001年12月1日(土)
今日も、いつものようにプェンが遊びに来た。普段と違うのは、プレイステーション1を持って来たってことくらい。妹の所有物を無断に持ち出したということで、家に帰ったら妹に何と言われるかと少し心配そうだった。彼女から聞いたところによれば、タイでのプレステ1の相場は10,000バーツくらいらしい。プレステ2は26,000バーツ。それぞれ、約2.6倍ほど日本での相場よりも割高だが、コピーCDが使えるように改造してあるから、大量にゲームを買い込む人は、すぐに元が取れるのかもしれない。
タイでの暮らし方ガイドブックには、「部屋を借りるときにはベッドのしなり具合を確認せよ」という項目がある。この部分を、僕はしっかりと覚えておくべきだった。――畳同然の、寝れば寝るほど疲れが蓄積するベッド。ベッドの上でジャンプして、着地したときに「ダン」という音が鳴るだけで、全く弾まないベッド。絶対に使いたくないと、タイ人の誰もが僕に同情してくれるようなベッド。それが僕が今まで使い続けてきた、アパート標準のベッドだった。
昼頃、ついに我慢の限界に達して、ベッドのマットレスを買いに屋内の市場のようなところに行った。シェーンからの情報だと、マットレスが30%引きだからチャンスを逃すべきではないという。そこは、コンベンションセンターのような整った大きな施設で、中には小さなブースがひしめき合い、いろいろな物が買えるような雑貨市になっている。場所は忘れてしまったが、日本大使館があるスクンウィット・ソイ21をスクンウィット通り方面に向かい、交差した後さらに直進したところにあった。
結局、8,000バーツのシングルサイズ用マットレスを購入。その日のうちに、業者が届けてくれた。今日からは安眠できそうで、とてもうれしい!本当に超うれしい!!
夜、友人が帰宅したあと、エーンを部屋においたまま、僕は日本人の友人たちと街へ繰り出した!今日も、普通に飲むのと同じ値段で酒が飲める、売春婦が集うバーへと油を売りに行った後、ラッチャダーピセーク通りにあるRCAというディスコが建ち並ぶ一角へ。友人のうち一人はかなりやる気だ!
入り口には警備員がいた。警備員は「年齢を証明できるような物がなければ、入店を許可できない」という。仕方なく、僕たちは警備員中央官制所(?)へ行って「僕たちは日本人なのだが、今はパスポートを携帯していない。なんとか入店を許可してもらえないだろうか」と頼み込んだ。すると警備員の親玉は、「それなら、おまえたちは日本語が話せるということだな。パンツ(という意のタイ語)を日本語で言えたら、入店を許可してやろう」という。一年以上タイ語を勉強している友人の一人が、その質問に答え、めでたく許可をいただいた。・・・ちなみに、僕はその会話の30%くらいしか理解できなかった。もっと、ちゃんとタイ語を勉強しなくては。
店内は、まともに歩けないほど混雑していた。週末ということもあって、大学生が大勢来ていたようだ。そして、バンコクではどこにでもいる「オカマ」もバッチリいる。
オカマは僕の天敵だ。どうやら、僕はタイ人のオカマに好かれやすいタイプなのだとか。夜の街で奴らに会うと、すれ違いざまにかなりの確率で――最低でも1日に1回は――強制股間マッサージを受ける羽目になる。これって、絶対に犯罪だと思うわない?
彼らからのアプローチをかわしているうちに、午後2時の閉店時間になった。近頃、警察が閉店時間にうるさいのだという。タイの現政権、タクスィン内閣が「タイ人の夜遊び癖を矯正する」とか言って、躍起になっているらしい。でも、ここは絶対にナンパしないと帰るに帰れないと、友人が暇そうにしている女の子にアプローチ。途中、キチガイ寸前のタイ人から再三にわたって妨害を受けたがなんとか撃退し、その友人は彼女と電話番号を交換していた。彼女は、この後ラッチャッダーピセークへ飲みに行かないかと誘ってきたが、そのときにはすでに僕たちはとても眠くなっていた。その友人は彼女が働いているデパートを聞き出して、「次の日に必ず遊びに行く」と約束してたけど、僕は手ぶらで帰宅。でも、僕には僕の部屋にいる一人だけで十分だ。


金融機関(社内SE職)を退職後、タイ国立ヂュラーロンゴーン大学文学部の集中タイ語講座を修了。米国語学留学を経て、同大学東南アジア研究科で修士号を取得。現在、日本国内の専門商社で海外営業に従事。
旅の指さし会話帳①タイ
タイ語読解力養成講座
タイ日大辞典
タイを知るための60章
地図がつくったタイ
タイのこころ
ギック―友達以上、でも恋人じゃない
Sexteen Thailand
バドミントンをするためにルンピニー公園へ。午前6時集合だったが、約50分遅刻してしまった。朝のルンピニー公園は太極拳やマラソンを楽しむ人たちでごったがえしていた。もちろん、屋台も書き入れ時!広い公園の中、どこを見ても屋台だらけだ。
意外にも、この仏教国タイでもみんなクリスマスで盛り上がっている。日本と同じように、バンコクでも特にイエスキリストを讃えるということはないみたいだけれど、どこの商店も派手にクリスマスの飾り付けをしている。
巨大でとても甘い味のするケーキを僕はとうてい食べきれなかった。僕は共に早々に脱落していたが、友達たちは「テレビチャンピオンだ!!」とか言いながらケーキの早食い競争に突入していた。日本ではマイナーなテレビチャンピオンも、タイではイケてる番組だと思われているらしく、おそらく僕の友達には友達でテレビチャンピオンを知らない人はいないだろう。
昨日の日記が抜けているのは、病院に入院する羽目になってしまって、昨晩は手の甲に生理食塩水の点滴を受けていたからだ。
そこは、激しい吐き気と頭痛に襲われている状態だったのにもかかわらず、病院に入ったとたん僕は思わずに口が裂けそうなくらいににやけてしまうほどの建物だった。これはどう見ても5つ星ホテルのフロントだ。