2002年11月27日(水)
前者は自発的に行い、後者は知らず知らずのうちに共犯者にされかけた。
午前8時、タイ・ラオス友好橋の手前にある旅行代理店で、教育ビザの発給には3日かかると知らされた。どんな方法を使ってもいいから即日発行してもらえる方法はないかと尋ねると、「10,000バーツ以下だと思うけど、それでもすごく金がかかる。
「自動車登録証の名義がパスポートと一致してないと、クルマの出国手続きをしてもらえないのよ。タイで借りたクルマを、ラオスで売り払っちゃう人がいるから」
ラオス入国手続きのを代行を依頼して(ビザ代込みで2,000バーツ)、旅行代理店の女性従業員が運転する110ccバイクの後ろにまたがりタイ・ラオス友好橋を渡った。今回の旅行第2の目的である、ラオスドライブは失敗に終わった。
ラオスは、タイ側の
ントからラオス側のエージェントに引き継がれ、右側通行のデコボコ道を23キロ西にある
午前9時、市内中心部
タイ農民銀行
ທະນາຄານກະສິກອນໄທ (ラオス語表記)
ทะนาคานกะสิกอนไท (タイ語発音表記)
ธนาคารกสิกรไทย (タイ語表記)
「
ラオス人の贈賄仲介者には、即日ビザのために必要な費用(6,000バーツ, ビザ発給手数料500バーツを含む)を、すでにタイ側のエージェントを通じて支払っている。みすみす金をドブに捨てるような真似はできない。
すぐうしろにいるラオス人が、特別な事情を察知したのか、いろいろ尋ねてきたが、もしここで変なことを話したら、すべてが台無しになるかもしれない。そこで、逆にラオス人を質問攻めにした。
―― ラオスは5つの国に囲まれている内陸国だが、そのなかで一番好きな国はどこか?
「政治的な理由から、1位がヴェトナム、2位が中国で、タイは3位。ここのところ、中国が急速に追い上げてきているが、ラオス経済は依然としてヴェトナムに依存している」
―― タイ資本の金融機関が多いようだが、
「ラオス国内では外国資本の銀行でも営業できる。ただし、タイと違って ATM はない」
――
「この領事館のあるモーニングマーケットが中心だ」
突如、ラオス人贈賄仲介者がやってきて、僕の両肩を掴んで領事館の中へと引きずり込み、とにかく1番カウンターへ行って職員と話すようにと指示された。事態を把握しようと周囲を見てみると、この長蛇の列をパスするために贈賄仲介者が500バーツで買収したラオス警察の少佐がいた。タイ領事館の女性職員は気乗りしない様子だったが、ラオス警察少佐の署名が追記されているビザ申請書類を突きつけて、申請手数料500バーツを支払った。この職員は、どうやら今回の不正について何も聞かされていないらしい。
その後、ラオス人贈賄仲介者に400バーツ払って

昼、日本料理店「古都」でビーフカレーを食べた。バンコクにある劇不味日本料理チェーン店 Fuji に輪をかけて不味かったが、そのくせ料金は2倍の175バーツ。店員によると、この店の主要な日本人客は、
午後5時、この何もない都市で時間を潰していたが、ラオス人贈賄仲介者からの悪い知らせが入った。
「大使がいない!! ビザに署名をする大使がいないと、ビザが発給できないんだ! 大使はいま、
そうこうしているうちに、教育ビザを無事ゲットした。
モンコン君(26歳)は、ラオスナンバーの RV 車 SURF を所有しており、ラオス人女性(23歳)のビザを受け取りに来ていた。父親は、バンコクで家具の輸出をしており、自分はラオスで日本車を買い付けてタイ国内で販売する仕事を始めるという。彼らはまだタイ行きの準備が整っておらず、国境付近にあるラオス人女性の家へと向かった。
その家は、ラオスの家屋としては比較的良いほうで、タイ人中流階級並(ひとり暮らしの日本人大学生並み)の家財道具もある。そのカップルと、双方の父親が住んでいるという。夕食をごちそうになり、リビングでタイ7チャンネルを観てモンコン君の父親の帰宅を待ってから、荷物運びを手伝った。幅10センチ、長さ25センチ、厚さ3センチくらいの少し重たい木片を、 SURF の荷台に詰め込んだ。後部窓ガラスには、山形県警察本部発行の登録自動車保管場所証明(車庫証明)が貼られていた。盗難車か?
タイ・ラオス友好橋(ラオス側)で、人間とクルマの出国手続きをした。ラオス人もラオスの出国税を支払わなければならない。モンコン君の父親は、出国手続きが終わるまで、ずっと携帯電話で誰かと話しており、一歩もクルマから降りることはなかった。
タイ・ラオス友好橋(タイ側)で、人間とクルマの入国手続きをした。モンコン君の父親は、入国手続きが終わるまで、ずっと携帯電話で誰かと話しており、一歩もクルマから降りることはなかった。本人確認もせずに入出国審査ができるんだろうか? 車載物検査は、入出国時ともになかった。もちろん警察犬もいない。
「短い木片には14錠あります。はい、1錠270バーツです。明日の早朝には、海軍大将閣下にご覧いただきます」
電話の内容は、単純明快だった。木片に隠してある錠剤といえば、工場で精製される向精神薬以外に考えられない。この値段だと、きっと
このクルマは、麻薬密輸車だった。
地方の幹線道路には必ず検問があるが、彼らは「警察が積荷を検査するはずがないさ」と鷹をくくっている。しかし、万一にも大量の麻薬を輸送しているところを発見されて逮捕されようものなら、死刑になること疑いない。判決が言い渡されるシーンは、タイのテレビニュースでよく見かける。使用だけでも、1年の懲役または20,000バーツの罰金は堅い。そんな不名誉な刑事犯として、こんな国で処刑されるのだけは絶対にイヤだ。
それだけはヤバいと思って、ギィさんと待ち合わせをしている
ホテルの客室で、この話を興奮気味でギィさんに話した。エーンにも電話した。しかし、誰も驚いた様子を見せない。タイではよくある話なんだろうか。
ホテルのカラオケバーで飲んで暴れて、旅の疲れを発散した。ラオス語を見すぎたせいで、 ม (モーマー)と ນ (ノーノック)の違いが分からなくなってる。



金融機関(社内SE職)を退職後、タイ国立ヂュラーロンゴーン大学文学部の集中タイ語講座を修了。米国語学留学を経て、同大学東南アジア研究科で修士号を取得。現在、日本国内の専門商社で海外営業に従事。
旅の指さし会話帳①タイ
タイ語読解力養成講座
タイ日大辞典
タイを知るための60章
地図がつくったタイ
タイのこころ
ギック―友達以上、でも恋人じゃない
Sexteen Thailand
今月上旬にカンボジア国境で取得したばかりのアライバルビザ(有効期限30日)がもうすぐ切れてしまう。そこで今回は大学から招聘状を発行してもらい、
もう2年近く住んでいるせいか、日本人にアメージングと言われているタイもすっかり日常の一部になってしまった。そんな僕でも
タイ大使館領事部は、活気のある
手続きを終えた僕たちは、領事部前にたむろしていたトゥクトゥクに乗って、外国人観光客が多く集まる街の中心にあるゲストハウス街へと向かった。宿泊料金はツインルームで250バーツ。お世辞にも豪華とはいえない部屋だが、一応の清潔は保たれている。
目が覚めると外が明るくなっていた。昨晩の酒がまだ残っている。しばらくベッドの中でボーっとしていたところにナッシュが帰ってきた。
高速バスの出発時刻までまだ4時間以上もあり、郊外にある大規模小売店「テスコ・ロータス」で時間をつぶすことになった。ロータス・ノーンカーイ店のすべての掲示物にラオス語が併記されていたのには驚いた。解読には時間がかかるものの、タイ語に似ていて読んでなんとか理解できるところが面白い。後日、時間を見つけてラオス語に挑戦してみたい。昨晩のビアバーのラオス人従業員によれば、「ウィアングヂャン市内に語学学校が少なくとも3カ所はある」らしい。
日の出前、
「なんで、そんな高いホテルに泊まったんだ!? 俺に言ってくれれば、安くて良いホテルなんていくらでも紹介してあげられたのに!」
ラオス人の友人は外国人向けの
その後、タイ大使館領事部ちかくのラオス料理屋で昼食をとり、
「なんでそんなところにいるの? 何しに行ってるのよ?」
午後11時、生活資材の調達を終えて
ラオス側サイソンペーング国境での入国手続きにかかった費用はつぎのとおり。①到着ビザ発給手数料10アメリカドル(または1,500バーツ)、②パスポート保持者の入国費用10バーツ(または2,500ギープ)、③自動車保険177バーツ、④ラオス国内の4人乗り自動車走行許可証発行手数料200バーツ(または8,000ギープ)⑤謎の費用10バーツ。入国係官によると、このとき発行された自動車走行許可証では
正午すぎ、市街地の西のはずれにあるホテル