2009年3月21日(土)
現在、勤務先の有給休暇取得促進制度を活用して、タイでバケーションを満喫している。タイ出張が数ヶ月後に予定されているけれど、やはり仕事と休暇はきちんと区別しておきたい(この旅行攻勢は会社へのメッセージでもある)。
日没後、スワンナプーム・バンコク国際空港に到着。空港出発ロビー階(4階)から、
タイの都市部における住宅は、タイの経済発展とタイ人の所得拡大にあわせて近代化が進んでいるが、1980年代初頭頃までは木造の2階建て建築が主流だった。外壁の塗装がすっかり褪色しているのに気付き、次第に足取りが重たくなっていく。窓のない2階からは、なぜか異常に甲高い女性の日本語が聞こえてくる。テレビの音声か?
老朽化した木製の階段をのぼり、玄関口でサンダルを脱ぐ。板張りの床にポリエステル帆布が敷かれているが、清掃はあまり行き届いていない。靴下を履いてこなくて良かったと胸を撫で下ろすが、それでも足の裏がゾワゾワっとする。何ともイヤなカンジ。木製の階段を上って部屋に入ると、窓際に日本語を発しているパソコンがあった。どうやら日本のテレビアニメらしい。友人によると、この作品はタイ語で
「そっか、キミはオタクじゃなかったんだ?」
オタクとは、漫画、アニメ、ゲームの愛好者を意味する日本語のスラング。タイでも一部からは「外来語」として認知されている。日本のようなネガティブなイメージはなく、むしろ日本フリークの完成系といったイメージが強い。前衛的な日本フリークはたいてい、男性の場合は萌え系アニメ、女性の場合はコスプレにハマる。オタク文化が日本を代表するポップカルチャーと言われているのにも肯ける。今回は別の友人(下位国立大日本語学科の女子学生)からメイドのコスチュームを買ってくるよう依頼されたが、オタク向けの店へ行く予定も、イケてるとされるメイドコスを正しく選べる自信もなかったため断った。このような理由から、日本好きのタイ人は総じてあまりイケてない。
午後9時、卓袱台いっぱいのタイ料理が運び込まれた。男の手料理だが、外見はレストランの料理と比べても遜色ない。それを適当につまみながら、男3人でタイ製ブランデー
午前零時半、解散。スクンウィット通りのスィリラートサッター通り入口からタクシーに乗車。このタクシー運転手は平日、岡谷鋼機(卸売業:名証一部上場の大企業)のタイ法人 Union Autoparts Manufacturing で働いている会社員で、よほど日本人との本音トークが気に入ったのか、興味深い話をいろいろと聞かせてくれた。それによると、世界同時不況と自動車産業不振の影響により、この会社でも現在週休3日制が実施されている。休業1日につき、月給から1日あたり給与の25%相当が差し引かれる。住宅や自動車のローンの返済にも支障が出てきており、それを補うためにやむなくタクシー運転手の副業を始めたという。
この運転手の話を聞けば聞くほど、この現地法人の労務管理がいかに素晴らしいか窺い知れる。給与など待遇面はもちろん、Aランク査定(全従業員の上位約10%)を4年連続でとったタイ人従業員には日本研修の機会を与えるなど、様々なインセンティブが用意されており、それらが効果的に機能している。この男性もタイ人労働者とは思えないほど会社への忠誠心や帰属意識が強い。
タイ人従業員の労務管理(とくに離職率の高さ)に困っている現地法人は、この岡谷鋼機タイ法人の経営者を見習ってみてはどうだろうか? ハッキリ言ってホワイトカラー従業員の労務費をケチるような現地法人経営者はアホだ。タイにおける転職型労働市場の本質がまったく理解できていない。抑制すべきは現業職従業員の賃金のはず。非現業職従業員の賃金まで抑制してしまったら、会社は競合他社に技術とノウハウを提供するための単なる教育機関になってしまう。
午前1時40分、ペッブリー1で下車(195バーツ)し、ホテル Bangkok City Inn (850バーツ)にチェックイン。



金融機関(社内SE職)を退職後、タイ国立ヂュラーロンゴーン大学文学部の集中タイ語講座を修了。米国語学留学を経て、同大学東南アジア研究科で修士号を取得。現在、日本国内の専門商社で海外営業に従事。
旅の指さし会話帳①タイ
タイ語読解力養成講座
タイ日大辞典
タイを知るための60章
地図がつくったタイ
タイのこころ
ギック―友達以上、でも恋人じゃない
Sexteen Thailand

「わたしも最初は黄服派だったけど、スワンナプーム空港占拠事件(2008年11月)で赤服派に転向したの。だけど例のカレ(この友人が気に入っているオトコ)は黄服派のままだったからハイサヨウナラね」
きのうからカンボジア王国バンテイメンチェイ州
午前11時、カンボジア王国バンテイメンチェイ州