パッタヤーのパブで迎えた友人二十歳の誕生日

午後2時半、プララームスィー通りとパヤータイ通りの交差点にあるヂュラーロンゴーン大学の敷地内に、先月9日にオープンしたばかりの複合コンプレックス「ヂャームヂュリースクウェア」へ出かけた。ヂャームヂュリーとは、モンキーポッドの木のことで、ヂュラーロンゴーン大学の学校木とされている。タイスキ屋の MK でバンコクに滞在している高校時代の友人と昼食をとってから、スラウォング通りにあるマッサージ屋 King’s Body House へ行って2時間のタイマッサージ(330バーツ)を受けた。

午後8時10分、地下鉄ヂャトゥヂャック公園駅に併設されている駐車場で別の友人たちと合流した。ラートプラーオ交差点付近の渋滞で30分ほど時間を無駄にしたが、その後は平均時速140キロで順調に走り続け、午後10時20分、バンコクから南南西に約150キロの地点にあるビーチリゾート「パッタヤー」に到着した。ヂョームティアン海岸にあるゲストハウス Rich Man Poor Man Guest House (750バーツ)にチェックインして、午後11時、友人の20歳の誕生日を祝うために、ペットトラグーン通りにあるパブ Differ Pub へ向かった。

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「いまはまだガラガラだと思うけど、ほかのパブが閉店する午前1時頃になれば混んでくるから大丈夫よ」

ところが、パブ Differ Pub はすでに満席になっており、しかも雨が降っているにもかかわらず客が店の外にまで溢れ出ていたため、やむなくパッタヤーサーイサーム通りにあるパブ 93 Revolution へ行って、午前3時50分までタイポップスのバンド演奏を聴き続けた。この店、朝まで営業しているところは魅力だが、客層は悪いし、バンドの演奏も微妙にサムいのが難点だった。

20歳になったばかりの友人は、まだ酒が飲めないそうで、ペプシが入っているグラスを両手で持ち上げて、ストローでチューチューと吸っていた。しかも、ジャンパースカートなんか穿いてきているし。まるで、酔っ払いの大人たちのただ中に取り残されてしまった中学生のようだった。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。