「途中から乗ってきて、あなたの隣に座った高校生、覚えてる? まだガラガラだったのにあの席を選んだのは、あなたに興味があったからじゃないかしら」
バンテイメンチェイ州ポーイペート郡のカジノ街、午前零時。砂ぼこりが舞う Golden Crown Casino から Ho Wah Genting Poipet Casino Resorts へと向かう道中、次々とやってくるバイクタクシーの営業を交わしながら、友人が3時間10分の2等冷房バスの旅をこう振り返った。
2等冷房バスは、どこでも好きなところで乗り降りできる長距離バス(ただしバンコク都内を除く)。それだけに停車回数が多く時間もかかるが、冷房でキンキンに冷えているバスの車内から、タイならではの風情を田舎音楽とともに堪能できる。ちなみに、「あの高校生」とは、サゲーオ県ワッタナーナコーン郡のワッタナーナコーン工業高専前から乗ってきた、幼稚園児用のスモックと女子高校生の制服を足して2で割ったような制服を着ている女子前期高専生(16~18歳までの教育)のこと。スタイルの良さとナマ足からボーボー生えている毛のことしか覚えていないが、荷物の都合で少し離れたところに座っていた友人には冒頭にあるコメントのように映ったという(タイでは髭モサモサ脛毛ボーボーは女子大生でも珍しくないが・・・・・・日本から来たばかりだと、やはりどうしても気になる)。バスはアランヤプラテート郡の検問所で停車し、車内に乗り込んできた重装備の国境警察が乗客全員の身分証を検め3人を連行していった。
午前10時、プラーヂンブリー県スィーマハーポー郡タートゥーム町(人口9,379)にあるアパート「ヂェーヂェーアパートメント」をチェックアウト。バンコクから自動車整備工が来るまでの時間をつぶすために、街の中心部にある美容室「ニッダーサロン」で洗髪とブロー(60バーツ)をした。午後1時10分、整備工から到着が遅れるとの連絡が入り、やむなく同町のアパート「ヂェーヂェーアパートメント」にクルマを預けたまま、アパート前から2等冷房バス(ペートリウ発アランヤプラテート行, 90バーツ)でカンボジア国境へと向かった。
午後4時20分、アランヤプラテート・バスターミナルに到着。そこから約7キロ離れているカンボジア国境までトゥクトゥク(ひとり50バーツ)で移動。ローンググルア市場で買い物をしてからアランヤプラテート出国審査場へ行くと、係員が「帰りの航空券がないと再入国できない場合があります」と教えてくれた(不適格外国人滞在者排斥の気運が高まり、ノンビザ資格で滞在している日本人は軍事クーデター勃発11日後の2006年10月1日以降、直近180日のうち90日間をタイ国外で過ごさざるをえなくなった)。午後5時、徒歩で国境を越えてカンボジアの到着ビザ(1,000バーツ)を取得し、タイ側アランヤプラテート出国審査場とカンボジア側ポーイペート入国審査場のあいだにあるカジノホテル Holiday Palace Resort & Casino (1,100バーツ, カジノチップ500バーツ込)にチェックイン。ホテルにある中華料理店 Dragon Palace で夕食をとり、ポーイペート入国審査場へと向かった(外国人は一度カンボジアに入国しないとタイに再入国できない)。ちなみに、翌31日午前1時までの戦績はつぎのとおり。
ポーイペート・カジノにおける8月30日の戦績Holiday Palace Resort & Casino +500 Tropicana Resort & Casino -1,000 Golden Crown Casino +500 Ho Wah Genting Poipet Casino Resorts +500 Star Vegas International Resort & Casino +500 (ブラックジャック台があるのは上記5ヶ所のみ) |
アパート「ヂェーヂェーアパートメント」に預けていた友人のクルマは夕方頃、自動車整備工が4時間かけてバンコクまで牽引していったという。