タイ・プーケット島でスクーバダイビングをしよう! その2

「あ――っ! もう朝食をとる時間がないじゃないの。いいわ、わたしはこれからもう一眠りして、ひとりで食堂へ行くから気にしないで。とにかく、忘れ物がないように今一度しっかりと確認をしておいた方がいいわよ。それと、日焼け止めクリーム、まだ塗っていないでしょう?」

午前6時28分、海岸から800メートルほど奥まったところにあるスィリラート通り沿いのホテル C&N Spa and Resort の2214号室で、慌ただしい朝の時間を過ごしていた。わざわざバンコクから850キロも離れたビーチリゾートまでやって来て早起きをしているのだから、本当に自分でも感心する。

その5分後、ホテルまで迎えに来てくれた日本人とタイ人のインストラクターふたり組と、ソングテオの後部座席に乗って、ダイビングショップへ向かった。

きょうからの3日間、プーゲット島のパートーング海岸にある日本人向けのダイビングショップへ通って、世界最大のダイバー育成機関の PADI (Professional Association of Diving Instructors) が公認している初心者向けのトレーニングプログラム「 PADI オープン・ウォーター・ダイバー・コース」を受講する。費用は、ダイビング4本と教本込みで12,900バーツだった。このコースを修了することによって、次のことが可能になる。

このコースで学んだ知識とスキルを応用して、受講したトレーニングと自分の経験の範囲内において、監督者を付けずにダイビングができる。ダイビングショップで、スクーバタンクに空気を充填してもらったり、機材を供給してもらうといったサービスが受けられる。適切な装備を整え、バディと呼ばれるもうひとりのダイバーとともにダイビングするという条件のもとで、減圧不要ダイビングをして、その結果を自分のログに記録できる。スペシャリティ・ダイブ、 PADI アドベンチャー・イン・ダイビング・プログラム、 PADI スペシャルティ・コースなど、ダイバーのためのトレーニングを継続して受講することができる。

なお、 PADI のダイバー認定証の格付けは、下から ① スクーバ・ダイバー(省略可) → ② オープン・ウォーター・ダイバー → ③ アドベンチャー・ダイバー(省略可) → ④ アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー → ⑤ レスキュー・ダイバー → ⑥マスター・スクーバ・ダイバーの順となっている。

午前中の座学でダイビングで使う機材の説明を受けた。深さ20メートルの水中における気圧は地上の3倍の3気圧となるため、もし仮に深さ20メートルの水中でダイバータンクに入っている空気を思いっきり吸い込んで、呼吸を止めたまま一気に水上まで浮上してくると、肺のなかに入っている空気の体積が3倍に膨れ上がり、破裂して致命傷になるという。

午後は西洋人経営の別のダイビングショップに設けられている深さ3mのプールで、200メートルの距離を泳ぐことができるか確認する適性試験を受けてから、肺のなかへ吸い込む空気の量を調節することによって水のなかで浮上と沈降を繰り返す技術や、曇ったマスクを拭って視界をクリアにする方法など、ダイビングをする上で必要となる基礎的なスキルを習得した。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。