最近ブームになっている日本人男性のタイ移住と同居娼婦と住環境

「少し分かりにくいところにあるけれど、こういうのが好きそうだったから、いちおう見せておこうと思ったんだ」

午後10時半、スクンウィット4街路にある風俗街 Nana Entertainment Plaza で、バンコクに住んでいる日本人の特性やタイ人との関わりについて、長年バンコクに住んでいる友人の日本人男性と意見を交わした。

近年、バンコクへ引っ越してくる日本人が急増している。タイの観光庁が日本国内において、タイで悠々自適な生活をしている日本人を特集したテレビ番組のスポンサーになったり、タイの料理や文化を集めたイベントを企画したりといった、タイのイメージ向上を図る広報活動を積極的におこなってきた結果、1991年から2002年にかけての「失われた10年」と呼ばれている平成不況期に形成された下流層の日本人が、自らの起死回生を図るために、大挙してタイへ押し寄せてきている。

第一次大戦以降の日本史を紐解いてみれば、不況期における日本人の海外流出は、さほど珍しいことではなかった。これまでも、日本の経済が低迷して国内の景気が冷え込むと、政府は失業者対策の一環として国民に対して海外へ移民するように強く呼びかけてきた。それが、国内で余剰となっている自国民を海外へ投棄するいわゆる棄民政策だったことは、近年になってようやく明るみになりつつあるが、そのような教訓から何も学んでいない日本人は少なからずいる。歴史はかならず繰り返される。

昨今のタイ移住ブームは、従来とは異なり、政府ではなく民間によって推し進められている非公式な草の根の棄民活動だが、万策尽きて窮地に陥り、そこへ舞い込んできた不正確な幻想に踊らされ、甘い夢を見て海外移住を決意してしまう人たちの発想は、根本の部分では、いつの時代でも大した違いはない。

かつて日本国株式会社と呼ばれていた日本の社会は、1945年に太平洋戦争が終結してからの長いあいだ、終身雇用と年功序列を前提とする安定的な雇用形態によって支えられてきた。ところが1991年ころからはじまったバブル崩壊によって、日本の経済は縮小し、それともない民間企業で人員整理がおこなわれ、あらたに導入された成果主義的な人事評価制度や労働力の流動化などによって、会社員の生活は一転して不安定なものになった。それまで会社から与えられてきたキャリア開発の機会は大幅に減らされ、地道な働きによって会社へ貢献してきた努力も報われなくなった。

そのような時代において、わたしたち日本人には、自らのキャリアを自らの責任をもって正しく描くことが求められている。それを怠れば、被雇用者の3分の1を占めるといわれている非正規雇用の労働者に転落し、低賃金で働き続けること以外の道が将来にわたって永遠に閉ざされてしまう。

そこで、キャリアプランナーと呼ばれている人たちはすべての日本人被雇用者に対して、自らの適正を常に探求し、自己への投資は惜しまず、自分の看板で勝負できるようなプロフェッショナルへ成長を遂げることはもとより、魅力ある人格の形成を心がけ、社内外のネットワーク作りに精を出すことで、さまざまな変化に対応できるようになることを呼びかけている。

いわゆる海外留学や現地採用といったものは、前述したキャリア開発の下積みの段階にある。極論するならば、上記の6項目に適合しているものが「有意義なこと」であり、それ以外のものはすべて「無意味なこと」と言うこともできる。

ところが、日本から自発的に飛び出してきてバンコクに住み着いている日本人のなかには、目的と手段が逆転してしまっている人たちが少なからず存在している。むしろ多数派と言って良いかもしれない。明確な目的意識を持たないまま、長期間にわたって、ただダラダラと貴重な時間を無駄に費やしているケースをはじめ、娼婦と生活をするために貧しい生活を送っているケースも数多く見受けられる。

タイへの移住を希望している日本人、すなわちタイで現地採用の求人を探している人たちは、そのほとんどが20代半ばから30代前半までの男性で、人材紹介会社から月給5万バーツから6万バーツ(ボーナス0~3ヶ月)の求人案件を紹介されている。大学を卒業してからバンコクで働いている勤務経験3年のタイ人でも、夫婦で共働きをしていれば月々5万バーツ前後の世帯収入にはなるため、日本人の現地採用者の所得で、タイで金満な生活が送れると夢を見るのは、あまり現実的ではない。

本末転倒の生きた見本のようだ。そのあたりが「バンコク沈没」の「沈没」たる所以なのだが、娼婦なんかと関わったところで何も得られないことはすでに分かっている(シリーズ:微笑の国タイと厳しい現実でご紹介しています)。発展途上国の国民であるタイ人の平均的な世帯収入と同レベルの所得では、新天地で起死回生を図るどころか、かえって自分の生活水準が発展途上国の人々と同じレベルまで低下して、それこそ泥沼にはまってしまうことになる。

そこで今回は、バンコクで快適な住環境を手に入れる方法について考えてみたい。

ここバンコクには、タイ人の娼婦といっしょに生活をしている日本人が驚くほど多く、家賃数万バーツ以下の集合住宅における日本人の住民と娼婦系の住民の数はほぼ正比例の関係にある。

友人によると、沈没系の日本人が多数住んでいることで知られている格安賃貸マンションの「ラーチャプラーロップタワーマンション」(都内ラーチャテーウィー区、家賃4,900バーツ)では、約700人の日本人が生活しており、全住民に占める日本人の割合は実に約9割にのぼるという。「娼婦とともに暮らす」だけのために滞在しているような典型的な沈没日本人や娼婦達がそれだけウヨウヨしているということだ。それと対比されることが多いのは、プララームスィー通りにある「ロンポーマンション」(都内クローングトゥーイ区、家賃9,400バーツ)だが、こちらには500人から日本人が住んでおり、住民のレベルは前者に比べるとややマシだと言われているらしい。

ちなみに、僕が住んでいるのは、タイでコンドミニアムと呼ばれている分譲マンションの「スクンウィットスイート」(都内ワッタナー区、家賃14,000バーツから)だが、ここのところ日本人が増えて、住民の質は確実に悪化の一途をたどっている。いまは家賃21,000バーツの、この集合住宅のなかでは比較的家賃が高い部屋に住んでいるが、上記のことをふまえて考えてみると、もし同じ家賃を払うのであれば、一番安い部屋の家賃が21,000バーツの集合住宅を選ぶべきだった。そうすれば、いまより「沈没日本人+娼婦」のカップルが少ない、より健全な住環境が得られていたことは間違いない。本帰国を目前に控えた今になってこんなことを嘆いたところ仕方ないが、実のところ、住居の選択を誤ったのではないかと心底悔やんでいる。こんなことなら、高架電車のラーチャテーウィー駅から徒歩3分(250メートル)のところにある、タイ留学の初期に住んでいた、タイでアパートメントと呼ばれている賃貸マンションで、ヂュラーロンゴーン大学の事実上の学生寮と化していた「ヴェネチアレジデンス」(都内ラーチャテーウィー区、家賃6,000バーツ)のほうが、住民の質という点ではまだマシだった。

さすがに「家賃だけでその人の評価がすべて決まる」とまで言うつもりはないが、バンコクで快適な住環境を手に入れたいのであれば、沈没日本人と娼婦の組み合わせを完全にシャットアウトできる最も安い部屋の家賃が3万バーツ以上の集合住宅に住むことをお勧めしたい。

20060305-2@2x

「ところで、これって何だと思う?」

話は冒頭の友人の言葉に戻る。友人が僕に見せようとしていたものは、ナーナープラザの3階から4階へつながる階段の途中に出ていたエアコン用室外機の上にあった。これにはさすがの僕も唖然とした。そこに置かれていた線香や哺乳瓶などの供物が意味しているものは、おそらく娼婦達の「子供」に関係する何かだろう。堕胎させてしまった子供に対する供養なのか、それとも出産後に亡くしてしまった子供に対する供養なのか。ゴーゴーバーに限らず、外国人向けの性風俗で働いている娼婦たちのほとんどは出産の経験がある経産婦だが、これを見て娼婦の暗部に直に触れてしまったかような気がして、ひどく憂鬱になった。

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その後、友人の日本人男性が適当に選んだゴーゴーバーへ入り、そこでビアスィング(シンハビール)を飲み、腹部や二の腕に贅肉がたっぷりと付いている年増の娼婦たちの水着踊りを眺めながら、彼女たちを有効に活用できる方法について考えてみた。初等教育すらまともに終えていないような彼女たちに対してタイに関する知識を求めることなんて土台無理な話だし、教養のない彼女たちが話している田舎方言を学んだところで、何の役にも立たないどころか、かえって赤っ恥をかくだけだろう。バンコクの中間層たちからバカにされているような人たちを相手に恋愛をしたところで、どうせ卑屈になるだけだろうし。

「さしあたって、彼女たちが役に立つのは、せいぜい違法薬物の調達ぐらいかな?」

道から外れた無法者(アウトロー)であればあるほど、それだけ世の中の悪事や裏の事情にも通じている。いろいろと考えてはみたが、やはり娼婦に求められることは、麻薬や覚醒剤などの違法薬物の調達以外になさそうだ。麻薬や覚醒剤をやらない僕にとっては、まさに無用な長物。無駄な金ばかり払わされて、どうせ何も得られない。

初めてタイを訪れる一部の男性観光客たちにとって、ここではじめて体験する「異文化交流」は、外国人向けの性風俗施設で働いている娼婦達が相手の、享楽的なものになるかもしれない。オンリーワンな人生を送りたいというのであれば、僕などが口を挟むような話ではないのかもしれないが、もし娼婦との生活に淡い夢想や幻想を抱いてタイへ移住して来るつもりなら、今一度じっくりと考え直してみるべきだ。タイへの移住は、リスクを無視している、無謀な暴挙以外の何物でもない。娼婦は商売で恋愛をしているのだから、財布の紐を少し硬くしただけで、すぐに自分のもとから去ってしまうし、絶望して帰国をしようとしたところで、そのころには社会復帰のハードルが一気に高くなっていることだろう。娼婦なんかのために、会社を辞めて、タイなんかに沈没して、自分の人生を棒に振ってはダメだ!

ここで、一般的な会社員が、旅行中に娼婦と知り合って、会社を辞めてタイへ移住したらどうなるか、試みにシミュレーションをしてみようと思う。

タイへ移住してから数ヵ月が経ったある日、旅行中に出会い、日本で会社員をしていた頃から親密に連絡を取り合ってきた「自分だけの娼婦」が、ある日、突然、何の前触れもなく自分のもとから去って行った。日本にいたときからずっと送金をせがまれ、タイへ来てからも金の無心が続いてきたから、かえって清清したと自分に言い聞かせ、どうせタイの女なんてこんなもんだと結論付けることによって自分を慰めようと試みてはみたが、座敷牢のようにひどく貧しい発展途上国の貧困層向けのアパートの一室で、ひとり虚しく取り残されているという事態が次第に飲み込めていくようになるにつれて、唖然とし、世の中の理不尽が身にしみて、急に涙があふれ出して止まらなくなった。空腹になって、アパートの向かいにあるタイ式ラーメンの屋台へ行こうと思い立ち、玄関の戸(扉と呼べるほどの代物ではない)を開けて部屋から出るまえに、念のために財布の中身を確かめてみたところ、わずか数千円しか入っていないではないか。イヤな汗が背中を伝った。慌てて箪笥の中から虎の子の預金通帳を引り出してみたが、口座にもあと数万円しか残っていない。もう途方に暮れるしかなかった。タイへ来れば、誰でも日本人なら金持ちとしてチヤホヤしてもらえると信じて移住してきてたというのに、年頃の女の子はおろか、屋台のおばちゃんからもぞんざいに扱われているありさまだ。日本へ帰国するための航空券を買うカネはすでにない。もし仮に、誰かの支援を受けて無事に帰国を果たしたところで、どうせ日本に自分を雇ってくれるような就職先はない。このような経緯を経て、タイで不定期な仕事を請け負って日銭を稼ぎ、そのなかから貧困層向けのアパートの一室を借りるための家賃をなんとか捻り出し、ギリギリのところで食いつないでいくという凄絶な日々が始まる。

これが典型的なタイ沈没のスタートライン、いわゆる地獄の一丁目っていうやつだ。ここまで来てしまったら、もう二度と引き返すことはできない。そのような事態に直面する前に、会社を辞めるのを思いとどまることはできなかったのだろうか。

夜、スクンウィット11街路にある居酒屋「卯月」で友人と夕食をとってから、スクンウィット4街路にある娯楽施設の「ナーナーエンターテインメントプラザ」へ出かけてビールを飲んだ。

8件のコメント

いつも詳細な報告興味深く拝見しています。
しかし、もう時代錯誤な娼婦ネタはもういいのでは・・。
いまどきタイブログで娼婦という文字が出てくるのは君のところだけです。
まるで戦前の暗い映画を見ているような思いになります。
アンチな主張をしながら結局いつまでも引きずっているのは君だけで、君の暗い部分を見せつけられているような気がします。

 たまには他のタイ在の方のブログを見てみるといいですよ。
年配の方のブログでさえ君のよりずっと若々しく前向きに暮らしぶりを書き残していて心が洗われる。
これはアラシでもイヤガラセや嫉妬でもなく素直な君のブログに対する気持ちです。 バンコクでは今時君位のタイ語学習暦とかバンコクの暮らし向きなんてめずらしくともなんでもないですよ。

いつも詳細な報告興味深く拝見しています。
しかし、もう時代錯誤な娼婦ネタはもういいのでは・・。
いまどきタイブログで娼婦という文字が出てくるのは君のところだけです。
まるで戦前の暗い映画を見ているような思いになります。
アンチな主張をしながら結局いつまでも引きずっているのは君だけで、君の暗い部分を見せつけられているような気がします。

 たまには他のタイ在の方のブログを見てみるといいですよ。
年配の方のブログでさえ君のよりずっと若々しく前向きに暮らしぶりを書き残していて心が洗われる。
これはアラシでもイヤガラセや嫉妬でもなく素直な君のブログに対する気持ちです。 バンコクでは今時君位のタイ語学習暦とかバンコクの暮らし向きなんてめずらしくともなんでもないですよ。

> abc さん

いつもバンコク留学生日記をご覧くださりありがとうございます。

abc さんのご指摘にあります「娼婦ネタ」についてですが、娼婦を引き合いに出すことで、僕がホントウに娼婦達のことを論じてきたって本気で思っているのですか? もしそうだとしたら、僕が読者に期待してきた能力があまりにも高すぎたということになるでしょう。

・・・このエントリーを読んで、これを「娼婦ネタ」だと思える感性って、ある意味すごいとは思いますけど。

IPアドレス検索によりますと、 abc さんは現在タイにいらっしゃるということですが、僕は「バンコク在住日本人と娼婦との関係」について論じることで、あなたのような「無謀にも日本から飛び出してきてタイに住み着いてしまった日本人」が直面している現実を冷笑するとともに、それに続こうと考えている日本在住の日本人に対してずっと警鐘を鳴らし続けてきたんですよ。つまり、これらは「娼婦ネタ」などではなく、実はあなたようなタイ在住日本人をテーマとしている「沈没日本人ネタ」以外の何物でもないのです。

また「他のタイ在住の方のブログ」についてですが、個人的には高く評価しているものが半分、「コイツ本当にバッカじゃないの?」と思って拝見しているものが半分といったところでしょうか。後者のブログというのは、「娼婦たちとともにある自分」を自らのアイデンティティーとして、その体験だけを基に「これがタイランドだ!」と叫んでいるような情けないものばかりです。

ですから、僕は日本在住の読者の皆さんがタイ人のレベルを娼婦を基準に評価することのないよう、常に娼婦とバンコクの中間層とのあいだにある違いを明らかにし、同時に自分と「娼婦」との関係だけで「これがタイランドだ!」と主張しているような人々が実際にはどのよう生活を送っているのかということを周知徹底させなくてはならないのです。

まあ、娼婦との暮らしを「前向き」だと考えていたり、僕のタイ関係歴を「めずらしくもなんともない」などとと思っているうちは、あなたも目隠しされたイノシシ同様に、盲目のまま目前の崖へと向かって突進していくような典型的な沈没系日本人であり続けるでしょう。これは日本語で「前向き」とは言いません。念のため。

目を見開いて、まずは現実をご覧ください。

> abc さん

いつもバンコク留学生日記をご覧くださりありがとうございます。

abc さんのご指摘にあります「娼婦ネタ」についてですが、娼婦を引き合いに出すことで、僕がホントウに娼婦達のことを論じてきたって本気で思っているのですか? もしそうだとしたら、僕が読者に期待してきた能力があまりにも高すぎたということになるでしょう。

・・・このエントリーを読んで、これを「娼婦ネタ」だと思える感性って、ある意味すごいとは思いますけど。

IPアドレス検索によりますと、 abc さんは現在タイにいらっしゃるということですが、僕は「バンコク在住日本人と娼婦との関係」について論じることで、あなたのような「無謀にも日本から飛び出してきてタイに住み着いてしまった日本人」が直面している現実を冷笑するとともに、それに続こうと考えている日本在住の日本人に対してずっと警鐘を鳴らし続けてきたんですよ。つまり、これらは「娼婦ネタ」などではなく、実はあなたようなタイ在住日本人をテーマとしている「沈没日本人ネタ」以外の何物でもないのです。

また「他のタイ在住の方のブログ」についてですが、個人的には高く評価しているものが半分、「コイツ本当にバッカじゃないの?」と思って拝見しているものが半分といったところでしょうか。後者のブログというのは、「娼婦たちとともにある自分」を自らのアイデンティティーとして、その体験だけを基に「これがタイランドだ!」と叫んでいるような情けないものばかりです。

ですから、僕は日本在住の読者の皆さんがタイ人のレベルを娼婦を基準に評価することのないよう、常に娼婦とバンコクの中間層とのあいだにある違いを明らかにし、同時に自分と「娼婦」との関係だけで「これがタイランドだ!」と主張しているような人々が実際にはどのよう生活を送っているのかということを周知徹底させなくてはならないのです。

まあ、娼婦との暮らしを「前向き」だと考えていたり、僕のタイ関係歴を「めずらしくもなんともない」などとと思っているうちは、あなたも目隠しされたイノシシ同様に、盲目のまま目前の崖へと向かって突進していくような典型的な沈没系日本人であり続けるでしょう。これは日本語で「前向き」とは言いません。念のため。

目を見開いて、まずは現実をご覧ください。

自分の考えをそのままストレートに書いていて、面白い。

けれどあまりにも垢抜けない、かな。

なんでもいいと思います。
おっさんも生産的でなく前向きで無く好きなことをしたらよいし
それを見て虫唾が走る思いの人はその思いを書けばいい。

八年が経過して、どのように考え方が変わったでしょうか。

あれから8年が経ちましたが、久々に読み返してみると面白いものですね。今のようにブログやSNSが一般化していたらもう少し洗練した書き方もできたのではないかと思うのですが、個人が情報を発信することがまだ珍しかった時代に書いた文章としてはまあまあの出来ではないかと。それにしても当時は掲示板サイトの失敗者たちをバカにすることにちょっと嵌りすぎましたね。そんなキモい人たちがたくさんいるタイには行きたくないので会社には海外勤務のない部署への異動を願い出ているのですが、どうやら社内ではグローバル人材という位置づけにあるみたいでなかなか異動させてもらえません。あーあ、タイ行きはイヤだなあ。

自分の考えをそのままストレートに書いていて、面白い。

けれどあまりにも垢抜けない、かな。

なんでもいいと思います。
おっさんも生産的でなく前向きで無く好きなことをしたらよいし
それを見て虫唾が走る思いの人はその思いを書けばいい。

八年が経過して、どのように考え方が変わったでしょうか。

あれから8年が経ちましたが、久々に読み返してみると面白いものですね。今のようにブログやSNSが一般化していたらもう少し洗練した書き方もできたのではないかと思うのですが、個人が情報を発信することがまだ珍しかった時代に書いた文章としてはまあまあの出来ではないかと。それにしても当時は掲示板サイトの失敗者たちをバカにすることにちょっと嵌りすぎましたね。そんなキモい人たちがたくさんいるタイには行きたくないので会社には海外勤務のない部署への異動を願い出ているのですが、どうやら社内ではグローバル人材という位置づけにあるみたいでなかなか異動させてもらえません。あーあ、タイ行きはイヤだなあ。

ABOUT US

ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。