2006年1月1日(日)
“
「新年、あけましておめでとう」
午前9時半、
ラオス人民民主共和国
ラオス語の
タイ語の
タイ人は
バンコク在住の日本人のあいだに、タイ人は挨拶しない、礼儀がなってないという不満があるという。しかし、もともと挨拶のための語彙がなかったタイ人やラオス人に、日本式の厳格な挨拶を習慣づけるよう強要するのにはムリがある。
ラオス語は、バンコク人的な感覚からすると古典的でダサく、街中に掲げられている共産主義国的な赤い垂れ幕に書いてある

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「新年、あけましておめでとう」
午前9時半、
ラオス人民民主共和国
ラオス語の
タイ語の
タイ人は
バンコク在住の日本人のあいだに、タイ人は挨拶しない、礼儀がなってないという不満があるという。しかし、もともと挨拶のための語彙がなかったタイ人やラオス人に、日本式の厳格な挨拶を習慣づけるよう強要するのにはムリがある。
ラオス語は、バンコク人的な感覚からすると古典的でダサく、街中に掲げられている共産主義国的な赤い垂れ幕に書いてある

「どうも外の様子が慌ただしいようですが、なにも恐れる必要はありません。閉店時間まであとわずか、みんなで楽しく盛り上がりましょう!」
午前零時50分、安宿街
麻薬取締の一環として行われている抜き打ち尿検査。このまま事態が推移すれば、警察の指揮官が店のドアを開いて、巡査たちが大挙して店内に流れ込んでくる。酒に酔った若者たちがあわてたり茫然自失になっている若者たちの姿は全国ネットで報じられ、「ザマアミロ」と思っている6千万タイ人の好奇の目にさらされる。
事態は予想どおりに推移した。ドアの前には即席の検査場が設置され、警察官が店内の客に検尿用の検尿セットを配布した。これを小便で満たさないと、店から出してもらえない。
「これ、ホントウに小便なのか? 尿の色が薄すぎるような気がするんだが」
――たくさんウイスキーを飲んで、トイレに行きまくってたんで、尿素が全部出てしまったんでしょう、と小学生のように元気よく答えた。
「この運転免許証は本物か? 氏名欄が英語で書かれているのはなぜか?」
――タイの公文書は外国人の氏名を英語に書くことになってるそうです、と小学生のように元気よく答えた。そんな規則が明文化されているかはともかく、さしあたって現場の警察官を納得させるには十分だった。
検査結果は、もちろん「シロ」だった(文末にある「続きを読む」をクリックすると、容器、内容物、試験紙等の検尿キットをご覧いただけます)。
しかし、立入検査は突如中止され、警察官は店のスタッフに見送られて引き揚げていった(なにかあったんだろうか?)。
「手柄をあげるなら、麻薬をやってる客が多いパブを狙うのがもっとも確実だからね」
大富豪のフイちゃん(仮名)は、ギリギリのところで難を逃れた。外に出てくると、ろれつが回らないながらも、そう説明してくれた。
「ところで、アレ、どこに捨てたのよ?」
フイは、間抜けなノックちゃん(仮名)から、あまりにも露骨すぎる質問を投げかけられ、眉間にシワを寄せながらしぶしぶ店の方を指さした。
――こんな腐ったヤツらが来るパーティーに俺を誘うな、と別の友人に告げて帰路についた。麻薬なんてルーザーのやることだ。
午前4時20分、地下鉄パホンヨーティン駅前のモーチット・バスターミナルに到着。昼すぎに起きて、
「通り過ぎてしまったのもムリないわ。このアパートは、これまで
午後11時45分、
バンコク都内にある私立大学の周辺には、ここのところ新築の
バンコク在住の日本人は、地方出身の工場労働者や
「いいわ。さっき食事代を出してもらったから、今度は私に出させてちょうだい」
午前零時半、高架電車 BTS
ふたり分の珈琲とケーキで380バーツ。すべて友人のおごりだった。一部の日本人は、何から何まで日本人が負担しなければいけないと思い込んでいるようだが、相手がビジネスで恋愛サービスを提供している
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学生寮街 その1 (2005年12月15日)
「ここで働いているコを持ち帰るのは、よほど『特別な能力』がないとムリなんじゃない?」
午後11時50分、
店の奥にはバンドが演奏するためのステージがあり、そこから客席に向かって円形のカウンターが突き出している。パット見では
ところが、この店で踊っているのは、都会的な感覚を身に付け、容姿にも恵まれているダンサーたち。ダンス以外にも可愛らしさや華やかさが給料に反映されるため、さまざまな工夫が凝らされている。また、
このような形態をとる酒場は、アメリカ映画
ところがタイの「コヨーテ」は、アジア人男性の嗜好に合わせて、かなりローカナイズされている。作品中に登場するコヨーテの役割は、ダンサーとホステスに分担されており、自分についているホステスが目の前で別の客に抱きつくことはない(無節操なオンナは好みじゃないと言うが、そもそも夜のオンナに節操なんか求めてどうするんだ!?)。
コヨーテ型キャバレーの登場は、ヴァイオレットのサクセスストーリーを口実に、夜の街でいかがわしい仕事に従事する大学生の急増を招いた。そのせいで勉強時間が減って学力も低下し、 GPA
「その場かぎりの小遣い稼ぎ。札束持って店を出て、翌朝目を覚ましたら全部忘れてしまえ」というような軽い気持ちで始めたアルバイトが、知らず知らずのうちに生活における重要な位置を占め、最終的には自分の人生をも変えてしまう。
恥ずべき性風俗に対する執着を「タイを愛するココロ」と主張する日本人も少なくないが、ヤツらはいったい何を考えているのか。タイ人の友人たちの名誉や誇りを守ろうと志している日本人にとっては迷惑以外の何者でもない。ビジネスとして恋愛サービスを提供している
コヨーテ型キャバレーが、そんな「タイを愛するココロ」を満たしてくれるかどうか分からないが、外国人向け性風俗との違いについては、冒頭にある動画を見れば誰でも簡単に理解できる。
まあ、話のネタとしては行ってみて正解だったかも。
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娼婦の評価に例外はあるか その3 (2004年12月13日)
援助交際 (2005年6月1日)
「国旗の降納をおこないます。みなさまご起立ください」
午後6時、高架電車 BTS
なんと不思議な店か。国歌が聞こえたら起立しなければならない規則はあるが、公的な施設(庁舎・教育機関・鉄道駅・長距離バスターミナルなど)にいなければ強制されない。普通、演奏が聞こえにくい珈琲屋いれば起立しなくても良いが、この店では午前8時と午後6時にラジオの国歌放送を流し、客に起立を求め、国旗を掲揚している。
珈琲屋「バーンライ」の不思議は、それだけにとどまらない。国旗掲揚台の隣には、伝統仮面舞踊(多くの場合「ラーマギアン物語」が演じられる)の舞台があり、
富国強兵から国家総動員へという時代、大日本帝国政府は学校教育を通じて、人口の8割以上が農民だった日本人に「武士の魂」を植え付けるのに成功した。伝統文化とは、美点のみを強調し、同時代に存在した汚点は無視してバッサリ切り捨てる。、先祖代々継承されてきたものではなく、新たにでっち上げた「古き良き価値観」を人々に信仰させるためにある。日本でも茶の湯をはじめとする絢爛豪華な桃山文化が語られることはあっても、同時代に存在した上位武家社会における小姓との同性愛について語られることはない(ってゆうか、同性愛なんて想像するだけでもイヤだ)。
タイの歴史教科書には、ねつ造された文化や伝統が多数登場する。タイ文字の起源とされる
そのため、珈琲屋「バーンライ」は、世間一般より厳しい「伝統的な行動規範」を客に要求している。それが功奏して、結果的に上品で居心地の良い文化を創り上げることに成功した。
珈琲屋「バーンライ」の1号店は1998年、サーイチョン・パヤオノーイがガソリンスタンド「ポートートー」にオープンした。この
高架電車 BTS
「はじめてタイを旅行しましたが、もう二度と来ません。いろんなところに連れていってもらいましたが、ぜんぜん楽しくありませんでした。ぶっちゃけ、あれのどこがいいんです?
午後7時半、
――まあ、どんなレジャー施設も好き嫌いは分かれますから。それにですね、あんな贋物ワールドにハマっちゃう人の方がオカシイんですよ。
外国人向け
ここバンコクで商売するなら、タイ人客をターゲットにしたビジネスモデルの方が儲かる。タイに駐在しているサラリーマンより、現地の事業主の方が遙かにカネを持っている。カネ払いも、タイに来て節約旅行をしている外国人観光客より、現地でクルマに乗っている都市部の中間層の方がよい。だから、比較的競争力のある
しかし、性風俗施設に長時間入り浸っていたら、売買春に興味のない正常な人間なら誰だってウンザリする。しかも、それがヒドいのばかりとあっては日本に帰りたくなるのもムリはない。ハッキリ言って、あんなのに価値を見出す方がどうかしている。
また、ヘンタイ的な嗜好を持っている一部の日本人は、バンコク最大の魅力として性風俗施設をあげる。だが、あんな狭い贋物レジャーランド「ロッチワールド*1」だけを見てバンコク全体を語ってしまうのは、あまりにもオカシイ。しかも、バンコク在住の一部の日本人男性は、「過去に何人の女性と性的な関係を持ったか」を互いに競い、自慢し合っている。それが思春期の若者なら理解できるが、いい歳をしたオトナがそんな数字を増やすことに自分のアイデンティティーを求めているようでは、ちょっとマズいんじゃないか?
その大半は、夜の娯楽施設(
・・・・・・とはいっても、ある偉い学者さんによると、タイ語がまともに読めなくてもタイ関連の素晴らしい論文が書けるというのだから、世の中なにが正しいのか、なにが本物かなんて分かったもんじゃない。先行研究を参照できなくて、どうやって論文を書くのか。まさか参考文献ゼロの論文を学会で発表するつもりとか? (英語論文の最後のページにある参考文献欄からタイ語の文献の名前をコピペするのだけは絶対にやめてほしい)。ま、解説文が読めないのは仕方ないとしても、せめて「テ」と「チ」の違いを判読できる程度の能力はあると信じたい。
それ以前の問題として、大人になってもまだビックリマンシール収集を趣味にしているという時点で、すでにかなりキテるけど。
ロッチのビックリマンシールを集めることに意義を見出す日本人が集まるロッチワールド。ファンタジーで溢れかえるこの贋物ワールドを、ひとりの日本人観光客は敢然と拒否した。
でも、バンコクのホントウの醍醐味はロッチワールドの外にあるんだけどなあ。モッタイナイ。
夜、
| *1 ロッテワールド(Lotte World, 롯데월드)は大韓民国ソウル特別市蠶室、並びに釜山広域市にあるテーマパーク。経営はロッテ。室内娯楽施設としては世界最大級。(wikipediaから引用) *2 ビックリマンは、ロッテによって発売された一連のお菓子、それにオマケとして封入されたシールシリーズ、およびそれをもとに作られた作品。(wikipediaから引用) *3 ロッテから発売されていた、1980年代にヒットした食玩である「ビックリマンシール」をまねてコスモスが作った玩具のブランド。(wikipediaから引用) |
< ?php include '/home/diaryinb/public_html/images/notice.inc' ?>
風邪のため、一日中自室でぶっ倒れていた。夜、友人が見舞いに来て「
「本当にすごい人気ね。ほかの店はガラガラなのに、この店の前には行列ができてる。あ、あそこに座っている人、見たことあるでしょう?
午後8時半、高架電車 BTS
日本全国に165の店舗を展開している定食屋「大戸屋」は、ここバンコクでは「ハイソっぽい日本料理屋」として脚光を浴びている。そもそもの火付け役は、
日本料理屋「大戸屋」がバンコクで成功した要因は、バンコクの中間層のあいだで流行している健康志向と本物志向のニーズにタイムリーに応えたことにある。
近年、中流以上のバンコク人は、バブル景気の追い風に乗って所得が飛躍的に豊かになり、健康に対する関心も高まってきている。さらに、 Oishi や Unif などの飲料メーカーがテレビ CM を利用して緑茶が健康に良いと宣伝したため、日本料理のポジティブなイメージが定着した。現在、
大戸屋は、それまでの日本料理屋が全面に押し出していた「わざとらしい日本っぽさ」を完全に排除して、オシャレで都会的な日本のイメージを演出することで、健康を追求している本物志向のバンコク人のハートを射止めた。
しかし、大戸屋2号店が出店する直前、元祖である1号店の味が悪くなったのは記憶に新しい。ヘラでペッタンペッタンにされて出てきたライスには、心底ウンザリさせられた。もし、大戸屋のタイ法人が現地従業員の教育ノウハウを確立できれば、バンコク都内に20前後の店舗を展開するメジャーな外食チェーンの仲間入りを果たすかもしれない。
昼、