バンコク留学生日記が抱えている問題について

スィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee へ行って友人たちと日記を書いていたところ、この日記に重大な欠陥があることに気づいて唖然とした(思わずうなり声を上げてテーブルに突っ伏した)。

この日記では、登場人物のほとんどが「友人」として一括りにされて記載されているため、それぞれの人物像や筆者との関係が不明確になっている。また、他人の秘密について言及することをできるだけ避けるようにしているため、内容がありきたりなものばかりになってしまい、面白みにも欠けている。

バンコク留学生日記が上記のような問題を抱えるのに至った背景には、昨年の11月にブワとの交際関係を解消させてから、交友関係の規模を爆発的に拡大させたため、すべてをありのまま公開してしまうと、読者の方からさまざまな指摘を受けるおそれがあった。また、バンコクの日本人社会において行われている商取引に深く関わるようになったため、立場上知りえた事実について深く言及しすぎると、他人の商売の妨げとなるおそれもあった。

個人の日記とは、筆者の心情やその動向について赤裸々に描かれているところが面白い。ところが、タイに対して誇大な妄想を抱いているタイフリークたちが共有しているタイの文化が実態から著しく乖離しているとして、このブログのシリーズ「微笑みの国タイランドと厳しい現実」で徹底的に否定したことによって、読者の数が飛躍的に増加したこともあって、好き勝手なことを他人に気兼ねすることなく自由に書くことが難しくなっている。

このブログを開設したころに比べると、いろいろと厄介なことは増えてきているが、それでも得たものの大きさに比べれば失ったものなど屁のようなものだし、本文中の表現に気を遣って抑制的な内容に留めておくことは自分の安全を守ることにも繋がるため、それはそれで良かったと思っている。

たとえば、このブログの記事が、先週に書いた下記のようなものばかりになったら、それこそ目も当てられない。

オンナの価値

2005.11.23

きょうは、チョンブリー県にあるバーングセーン海岸へ友人たちと出かける予定になっていたが、ラッタナーティベート通りにある陸橋で友人のクルマが自損事故を起こしてしまったため中止となった。友人のクルマは助手席のドアが開かなくなり、修理に6,000バーツはかかるという。そこで、スクンウィット21/1街路にある韓国料理屋へ別の友人と出かけて夕食をとり、スィーロム通りにある珈琲屋へ寄って友人と読書をしたり日記を書いたりして過ごした。別の友人が来ることになっていたため珈琲屋で時間をつぶし続けたが、結局これも中止になった。

タイ関連の掲示板における被害者

2006.02.11

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。