無題

きょうは午後の講義が休講となったため、午後2時からスィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee へ友人たちと出かけてタームペーパーを書いた。

夕方、タームペーパーばかりの1日に彩を添えようと、珈琲屋を出て、スラウォング通りへ向かった。そこで視界に入ってきたのが、日本人観光客たちのあいだで特に知られている洋食屋「サリカフェ」だった。さっそく入って、ためしに130バーツのハンバーグステーキ定食を注文してみたところ、これが殺人的に不味かった。いくら安くても、この味はあまりにも酷すぎる。気分転換のつもりだったが、かえってストレスを溜め込む結果となってしまった。

いまさっき受けたばかりのストレスを、ここのところ溜め込んでいる肉体的な疲労とともに吹き飛ばしてしまおうと、今度は洋食屋「サリカフェ」のとなりにある街路を入って、マッサージ屋の King’s Body Massage に立ち寄った(2時間330バーツ)。午後8時、マッサージを終えてから、ふたたびスィーロム通りにある珈琲屋へ戻り、午前4時まで別の友人たちとタームペーパーを書き続けた。

タームペーパー作業ばかりの辛い毎日が続いているが、それでも格安で疲れを癒せる環境にいることに幸せを感じている。これが日本だったら、マッサージチェアによる気休めのマッサージで我慢しなければならないところだ。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。