タイにおける銀行の個人向け多目的ローン

20050823c

「融資を受けるのなら、金利が高い消費者金融より、銀行の個人向けローンのほうがいいわよ。審査も早いし金利も低い。なにより、滞納したときの取り立てがお上品なのは魅力よね。複数の消費者金融から借りているお金を一旦完済して、あたらしい借金に一本化するのにも適しているわ」

夜、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 17階の自室で、タイタナカーン銀行で働いている友人は、リビングにあるパソコンの画面に向かいながら、銀行の個人向けローンについて、そのあらましを教えてくれた。

タイ政府の金融機関に対する規制緩和の影響で、バンコクの都内では最近、ノンバンクの支店が目に見えて増加している。銀行も個人向けのローンに力を入れるようになっており、タイ銀行大手のグルングタイ銀行では、個人向けローン事業を行っている子会社 KTC (グルングタイカード)の支店を都市部の繁華街に多数出店するなど、ブランドの浸透を図っている。

タイタナカーン銀行の個人向けローンはつぎのとおり。

タイタナカーン銀行の個人向け多目的ローン
対象:月収15,000バーツ以上の個人(保証人不要)
年利:15%~20%(借入額により変動する, ただし学資ローンは12%, 住宅ローンは5.75~6.00%)
限度額:月収の最大5倍もしくは150万バーツまで
返済期間:12ヶ月~60ヶ月
期日通りに返済すれば翌年の年利が割引される

個人向けの多目的ローンに申し込んで銀行の与信審査を受けるときには、住民票(タビアンバーン)や国民 ID カードのコピーのほか、給与明細が必要となる(外国人は融資の対象外)。また、学生証を借りてきて提示すれば、低利の学資ローンに切り替えられることも可能らしい。

タイタナカーン銀行で個人向け多目的ローンの営業をしている友人の月収は約23,000バーツで、その内訳は15,000バーツの固定給と契約の件数によって変動する歩合給が約8,000バーツとなっている。毎月10件の契約がノルマとして課されているため、インターネットの掲示板等を駆使して、寝食を惜しんで新規の顧客を募っている。

昼すぎ、ヂャルーングルング通りにある路上脱毛屋へ友人と出かけて、顔の脱毛のほか、ニキビや皮脂の除去(男性200バーツ, 女性100バーツ)をしてもらった。その後、友人の日本人が住んでいる部屋へお邪魔してお好み焼きを食べた。

ABOUTこの記事をかいた人

2001年に金融機関の社内SEを辞めてタイへ渡り、タイ国立ヂュラーロンゴーン大学文学部が開講している外国人のための集中タイ語講座、インテンシブタイ・プログラムを修了しました。その後、アメリカ・ロサンゼルスにおける語学留学を経て、2006年にヂュラーロンゴーン大学大学院の東南アジア研究科修士課程を修了。以来、機械部品商社の海外営業、生産設備商社の海外営業を経験し、現在は機械メーカーの国内営業部門で海外現法向けの部品輸出を担当しています。