タイ人が見た本物の中国人 (タイ人との香港旅行3日目)

「子供の頃から香港映画が好きだったから、香港のことはよく知っているつもりだったけど、やっぱり実物と映画は別物よね。香港人の女性たちがこれほど可愛くないとは思ってもみなかった。香港人が、みんな芸能人のように可愛いとは限らないというのは理解しているけれど、中国系のタイ人が純血より混血のほうがカワイイのと同じように、中国人はゲルマン民族やアングロサクソン人など、ほかの民族と交配しないと可愛くなれないんじゃないかしら?」

地下鉄旺角站の周辺に広がる庶民向けの繁華街を歩いていたところ、友人は香港人の女性について、感想を話しはじめた。

階級社会のタイでは、直射日光を浴びるような仕事をしている人はヘボいとみなされている。そのため、肌の色が白い中国系のタイ人は、よほどの不細工でもない限り、いわゆるタイ族に対して必ず優位に立つことができる。ところが、どうやら漢民族であれば誰でも無条件に可愛いというわけでもないらしい。友人によると、若者が多いこの繁華街でも、可愛いと思えた女性はこの3時間で2人しか見かけなかったという。

昼すぎ、地下鉄の中環站から小型バスの6番に乗って遊園地「海洋公園」へ向かった。午後6時、滞在先のホテル「大華酒店」へ戻ってシャワーを浴びてから、地下鉄中環站の周辺にある繁華街へセール品を漁りに行った。

この時期、香港ブランドの路面店では夏物の在庫一掃セールがおこなわれていて、3割~7割引の店も珍しくなかった。常夏の国に住んでいるタイ人たちが、この時期、それを見越して香港に殺到しているという。都市部の繁華街では、店舗や交差点などでタイ語が頻繁に飛び交っていた。

午前5時半ごろ、ホテルの1階にあるディスコから聞こえてくる騒音で目を覚ました。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。