携帯電話購入 その6

「これは携帯電話というより、むしろデジカメよね? わたしも、いま使っているのを売って、新しいのに買い換えようかしら」

NOKIA 7610 は、操作の反応速度が遅く、基本ソフトにもバグがある。それに、内臓カメラの画質の悪さにはもう我慢できない。タイ留学の終了まで残りあとわずかだが、思い切って Sony Ericsson 製の K750 を購入した。

Sony Ericsson K750
Sony Ericsson K750
Sony Ericsson K750

対応ネットワーク: GSM 900, GSM 1800, GSM 1900 / 重量: 99g / TFT 液晶26万色 176×220 ピクセル / Memory Stick Duo Pro 64M 付属 / データ転送速度: 32-48 kbps / オートフォーカス機能搭載内蔵カメラ200万画素(1632×1224ピクセル) / ハンズフリー用イヤホン付属 (FM ラジオ, MP3 視聴可) / 多国語入力支援辞書 T9 搭載でタイ語メールの綴り間違いを防げる / そのた日本の携帯電話に搭載されているような機能

NOKIA製の携帯電話は、タイ語環境における操作性能が他社を圧倒していたため、これまでタイ人たちからの絶大な支持を得てきた。ところが、この数年で他社製の携帯電話もタイ語に対応して使い勝手が良くなってきたため、 NOKIA はタイにおけるシェアを徐々に落としている。

タイでは個人の可処分所得に何倍もの格差がある。そのため、携帯電話は持ち主の階級社会的な力(社会的地位, 経済力, 教育的バックグラウンド)を相手に印象付けるための重要なツールとなっている。ちなみに、友人たちの携帯電話は、本人の月間可処分所得の0.8倍~1.5倍程度の価格帯のものが多い。極端な階級社会であるタイにおいて、周囲の人々から不本意な処遇を受けないようにするためにも、携帯電話は常に最新モデルにしておきたい。

午後、高架電車サナームギーラーヘングチャート駅(国立競技場駅)の前にあるマーブンクローングセンター4階の携帯電話売場へ行って、これまで使っていた NOKIA 7610 を9,500バーツで売却し、あらたに Sony Ericson K750 を15,000バーツで購入した。ついでに Memory Stick Pro Duo 512M を2,800バーツで購入。6階のバーペキュー屋で夕食をとり、プララームヌング通り(ラマ1世通り)にある大型スーパー Tesco Lotus に立ち寄って、手動ウォッシュレットとトイレットペーパーを買った。

ABOUT US

ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。