不味い飯にふて腐れる

ミャンマー料理はとにかく脂っこい。もしかしたら、そうではないミャンマー料理もあるのかもしれないが、僕が知る限り、ミャンマー料理はすべて脂っこい。あんな料理ばかり食べていて、どうしてミャンマー人の胃はもたれないのか不思議だ。

あさ、ヤンゴン市内にある大衆食堂をテレビドラマの監督に紹介された。店構えはタイにある大衆食堂そっくりだったが、出てくる料理は得体の知れないものばかりだった。発酵米麺「モヒンガー」をつきあいで少しだけ口にしたが、ほとんど食べられなかった。その監督と別れてから観光バスへ戻ると、タイ人のガイドが気を利かせてサンドイッチを用意してくれていた。なかに蟻が入っていたが、それでもなんとか食べて空腹を紛らわせた。

昼食の中華料理もひどかった。ミャンマーは北に隣接している中華人民共和国と密接な関係にあるため、ミャンマーの国内にはたくさんの中華系移民が住んでいて、中華料理屋も全国各地にあるというが、きょうの中華料理はとにかく最低だった。

事前の情報によると、きょうの夕食はシーフード料理というウワサだったが、なんとなくイヤな予感がしたのでホテルに居残ってふて寝した。翌朝、クラスメイトのジャネットちゃんが「料理のあまりのひどさに、あの温厚なオちゃんが口汚く扱き下ろしていた」と話していた。あんな拷問のような料理を食べさせられるぐらいなら、一日の疲れを癒すためにホテルの部屋で寝ていたほうがよほどマシだ。

ただでさえ、昼夜を問わずクラスメイトたちとの団体行動を強いられ、プライベートな時間がまったく持てないためストレスが溜まりまくっているというのに、まったく興味もないヂェーディーを炎天下で何ヶ所も見せられ、しかも出てくる料理が食うに耐えないとあっては本当に救われない。精神的にも肉体的にも疲労困憊している。

午後10時には就寝した。今日の夕食は、僕のほかにも2人の学生が拒否した。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。