ミャンマー旅行の心得

「ミャンマーは現在、西側各国からの経済制裁を受けています。ですから、わたしたちタイ人が日頃から慣れ親しんでいるような市販品を現地で購入するのは困難です。主要な市場や商店へ行けば買うこともできるかもしれませんが、ほとんどが期限切れの粗悪品と考えて良いでしょう。医薬品も著しく不足しており、病院では注射器の針が使い回しされています。病気にならないことに越したことはありませんが、念のために常備薬を持っていくと良いでしょう」

いざというと時の命綱である医療機関がまったく当てにならないとは、あまりにも危険すぎる。

東南アジア研究科のミャンマー調査旅行が2日後に迫っているなか、なんの連絡もなく、おかしいと思っていたところ、きのうの夕方になってようやく説明会の案内が来た。ここのところ夜明けまで珈琲屋に籠ってタームペーパーを書くのが日課となっていたため、午前9時に起きるのは本当に辛かった。それに、この時期にペーパー作業以外のことで半日も時間をとられるのは痛手だ。

「ミャンマーへの私物、特に通信機器の持ち込みについては、厳格な規則があります。高価な物品の持ち込みは控えたほうが良いでしょう。宝飾品などの高価なものを持ち込むと出国時に課税される可能性もあります」

昨年のカンボジア旅行ではクラスメイトが旅先でペーパーを書いていたため、それにならって自分も今年のミャンマー旅行のあいだに残り1科目のペーパーを書き上げよう考えていたが、ミャンマーにパソコンを持ち込めないということは、つまり、2日後の出発までにペーパーを完成させて提出しておかないと提出期限に間に合わなくなってしまう。

こうして、凄まじい睡眠不足に悩まされながらも、その足でスィーロム通り沿いにある珈琲屋 Bug and Bee へ行って友人たちと午前2時までペーパーを書き続けた。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。