美白を保つための努力

「だって、毎日ちゃんと日焼け止めクリームを塗っているもん」

白い肌は美しさの必須条件。タイでは、肌の色が白いというだけで容姿端麗な色黒の女性を完全に圧倒することができるため、タイ人の女性は美白を保つことに異常ともいえる執着がある。逆に、肌の色が黒いことは、タイでは日本でいうデブと同じぐらい醜いと考えられている。

灼熱の太陽の下で3年間も生活してきたせいで、日本にいた頃は真っ白だった僕の肌も時間の経過とともに徐々に黒ずんでいった。しかし、生まれてからずっとこのような環境で生活しているタイ人は、どのようにして白い肌を保っているのだろうか。

夜、スィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee で、美白を保つための秘訣について友人に聞いてみた。友人によると、バンコクの女性たちは日焼け止めクリームの上に化粧をしており、日焼けが始まるまでの時間を40倍に延ばすクリーム(SPF40)を腕に、50倍に延ばすクリーム(SPF50)を顔に塗っている。ちなみに、この日焼け止めクリームは、化粧品より費用がかさんでいるという。

きょうはスィーロム通りにある珈琲屋へ行ってペーパーを書いてから、現役の美少女アイドルを含む別の友人たちのグループとチャチュンサオ県までドライブに出かけた。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。