トーングローで午前4時まで遊ぶ

元カノのオームと別れた10月中旬以降、短期間のあいだに友人の数を急激に増やしすぎてしまったため、外出の回数や飲酒の頻度が劇的に増加しており、一方で勉強のための時間は極端に減少している。

午後の講義「東南アジア価値観論」に出席してから、スクンウィット24街路にあるトンカツ屋「ベック」へ行って友人と夕食をとり、午前1時まで友人宅でレッドアイ(トマトジュースを混ぜたクロスタービール)を飲んでからタクシーで帰宅しようとしたところ、別の友人から電話があった。

「先輩から飲みに誘われちゃってメンツを集めるように言われているんだけど、トーングローまで出てきてもらえないかしら? 」

トーングロー通りにあるディスコ Bossy へ向かった。この店は、ほかより1時間長い午前2時まで営業しているため、午前1時に風俗店での仕事を終えてからやってくる娼婦も異常に多い。もうなにもかもがヘボく、数年前に Royal City Avenue のディスコ街で流行した「ポンポコペンペン・ポンポコペンペン・ポンポコペンペン・ドゥドゥドゥドゥ・・・・・・」というような音楽を繰り返し流し続けていた。 Go Go Bar のような音楽と、音量を突然ミュートして始まる MJ には心底ウンザリしていたが、友人のメンツを潰すわけにもいかなかったから、ウイスキーグラスを片手にぎこちなくリズムをとり続けた。

その後、トーングロー18街路のコンドミニアム1階に入っている超小規模なパブへ行って、午前4時まで友人たちとウイスキーを飲み続けた。

今年2月から、革命団布告第252号(1972年11月16日施行)の運用が強化されている。そのため、パッポング通り、ラッチャダーピセーク通り、高架電車のナーナー駅からアソーク駅にかけての地域以外の場所では、午前1時以降に酒を出せなくなった。外国人観光客が少なく、規制の対象外にはなっていないトーングロー通りで朝まで酒を飲み続けられるとは意外だった。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。