一時帰国

未明まで続けていた長電話の影響で完全な思考停止状態に陥っていたが、それまで寝まいとして握り続けていた受話器を午前4時に置いて、バンコク・ドーンムアング国際空港へ向かった。今回の一時帰国は約1週間の予定で、荷造りは一昨日の晩に済ませてあった。

昨日、早朝便を乗り過ごしてしまったため、昼過ぎになってスクンウィット5街路にある Starbucks Coffee へ行って、再度帰国便を予約しようとドーンムアング空港にあるユナイテッド航空のオフィスに電話をかけた。

「現在、コンピュータシステムがタウンしているため、ご予約のお手続きができません。お名前さえ教えていただければ、復旧後に私が手続きをしておきます。窓側と通路側のどちらがよろしいですか?」

どうしたものかと思いながらも、とりあえず聞かれたことに答えて電話を切った。しかし、係員は僕の名前と座席の位置を聞いてきただけで、予約する便名、行き先、座席のクラス、航空券の有無については何も聞いてこなかった。そのとき、本当に予約が取れているかどうか心配になった。

午前5時にドーンムアング空港の第1ターミナルにあるユナイテッド航空の搭乗手続カウンターに到着してみると、その懸念は現実のものになった。係員によると、搭乗者名簿に僕の名前がないという。

(そりゃあ、そうだろう。世の中、諦めが肝心だ)

仕方なく、空港搭乗待ちリストの優先順位5B(6以下になると乗れない可能性がある)の資格をもらって、搭乗手続締切までの時間をつぶしてからカウンターへ戻ってみると、無事に正規の搭乗券を手渡された。その後、第2ターミナルの出発ロビー階にある入国管理局のオフィスへ行って、再入国許可証の発給を受けてから出国審査場へダッシュした。

再入国許可証の発給手数料は、シングル(1回のみ有効)が1,000バーツ、マルチプル(ビザの有効期限まで何度でも使える)が3,900バーツ。係員によると、手数料は数年前に改定されたばかりで、それまではタダ同然だったという。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。