はじめてのずぶぬれ

午前中、タイ研究科の講座「タイ史博物館論」で、ヂャーオプラヤー川の西岸にある寺院「ワットラカン」や、ラッタナゴースィン朝の太祖プラプッタヨートファーヂュラーローク大王(ラーマ1世)が即位する前に住んでいたという屋敷を見て回ってから、すぐ近くにあるタイ海軍総司令部へ行った。

とはいえ、今回ここへ来たのはタイの海軍について学ぶためではなく、敷地内にある歴代国王の離宮や、当時を物語る品々が展示されている博物館を見学するためだった。この博物館は、一般の観光客でも事前の予約があれば見学できる。

午後4時頃、ヂャーオプラヤー川を船で渡って東岸の官庁街があるマハーラート通りまで戻ってきたが、タクシーがなかなか捕まらなかった。クラスメイトによると、タイの平均的な公務員にはタクシーに乗れるだけの俸給がなく、タクシーの運転手もそれを知っているからここには来ないという。

20040819-2やむなく、クラスメイトたちと商務省内国通商局前から普通バス(エアコンなし)に乗って、タクシーの交通量が多いサナームルワング(王宮前広場)まで出てきた。ところが、大雨が降っていたこともあってタクシーはどれも満車だったため、僕は軍務省前のサナームチャイ通りでバスに乗る金すらない乞食のように雨に打たれながら30分間も空車を探し続けた。

この大雨のせいで、都内の幹線道路はどこも交通が麻痺していた。ようやく見つけた空車のタクシーを止めて乗り込み、ダッシュボードの上に固定されている液晶テレビに映っていたテレビドラマ「人生の負債」を後部座席に寝っ転がりながら眺めていたところ、日本から来ている友人たちと待ち合わせているホテル「マレーシア」に到着した。本来なら30分もあれば十分な8.1kmの道のりを1時間58分もかけて移動した。運賃は195バーツだった。ホテル「マレーシア」で日本から遊びに来ている友人と合流してタイ古式マッサージ(200バーツ)を受けてから、プララームスィー通り(ラーマ4世通り)にあるスーパー「テスコ・ロータス」へ行って買い物をして、タイスキ屋 MK で夕食をとった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。