パブ街 ラッチャダー・ソーイスィー

民間企業に発展と衰退の歴史があるのと同じように、世情や嗜好の変化とともに若者たちの流行も絶えず移り変わっていく。ここバンコクでも、数年前には毎晩のように賑わっていたにもかかわらず人知れず閉店に追い込まれているディスコがある一方で、これまで誰からも見向きされなかったような沼地に突如出現した巨大なパブ街に若者たちが殺到している。

友人によると、近年、タイポップスを中心に流しているパブ街(トーングロー通り、エーガマイ通り、ラッチャダーピセーク4街路)に人気が集まりつつあって、逆にそれまで流行っていた洋楽中心のディスコ(スクンウィット通り一帯、 Royal City Avenue 、ラッチャダーピセーク8街路)では閑古鳥が鳴いているという。

流行に敏感な10代の現役大学生のブワによると、「 RCA なんて完全に時代遅れ」らしい。僕は比較的バンコクの流行には疎い方だが、最近になって友人にいろいろなところへ連れて行ってもらっているおかげか、徐々に勝手が分かるようになってきている。

夜、ホーガーンカータイ大学前のパブにいる大学生たちから勧められて、試しにラッチャダーピセーク4街路にある Snop へ行ってみた。

この店で演奏されているタイ語曲は巧みに編曲されており、リズムに乗りながら心地よく酒を飲むことができる。ただ、価格がこの立地の割にはやや高く、家計へのダメージも少なくない。

「こうも知らない曲ばかり連続して流されてはテンションが下がる一方だ」

というのが、大学院の夏休みを利用して遊びに来ている友人たちの感想だったが、僕と別の友人は最高に盛り上がっていた。

このままでは日本語ポップスのリズムについていけなくなってしまいそうだが、それは日本に帰国してからの課題ということにして、今はタイポップスを満喫しておくことにしたい。

20040726-2きょうは午前中の「ASEAN 地域論」と午後の「東南アジア文明論」に出席した。放課後、ブワとバンコク郊外にあるコンサートホール「インパクトアリーナ・ムアングトーングターニー」へ行って The Offspring のコンサートを見た。今回のチケットは、ブワが衛星放送 UBC の音楽専門チャンネル V 主催のインタビュー会でアカペラを一曲披露した謝礼としてもらってきたもので、1枚1,000バーツ相当の価値があるという。その後、別の友人達とラッチャダーピセーク4のパブ Snop へ行って午前2時まで飲み続けた。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。