ブロードバンドインターネット開通

電話会社Trueのサービスカウンターでブロードバンドインターネット DSL に申し込んだのは今月9日のことだった。当初の話では3営業日後の14日にはサービスが利用可能になるはずだったけれど、窓口の担当者による連絡ミスで1週間遅れ、さらにコンドミニアムの技師が誤って DSL の回線をほかの部屋の電話線に繋いでしまったため、原因不明のまま接続できない状態が2週間も続いていた。

きょうになってようやく自室で DSL が使えるようになった。ところが、電話線を電話用回線と DSL 用回線に分配する「スプリッター」という装置が故障していたため、モデムから伸びている電話線をモジュラージャックに直付けすることでインターネットに繋げるようにしたが、電話が使えなくなって困っている。そこで True Internet のカスタマーサポート +66-2900-9898 に電話をかけて問い合わせた。

「True Internetでは現在、お客様の快適なインターネットライフのために、ご契約いただいたプランより高速の通信サービスを提供致しております」

このようなメッセージが、オペレーターに繋がるまでの待ち時間に流されていた。僕が契約したのは月額1,150バーツの通信速度 2.5Mbps (時間無制限)のプランだったので、さっそく通信速度を計測してみたところ、タイ国内のサーバーに 5.219Mbps で繋がった。しかし、日本国内にあるサーバーへの通信速度は 0.049 Mbps しか出ていない。ナローバンド(ダイアルアップ接続, 0.056 Mbps)より遅いのなら、一番安い 0.256 Mbps (月額590バーツ)でも十分だったかもしれない。

鳴り物入りで始まったタイの一般市民向けのブロードバンドインターネット。タイ国内の通信速度に関してはまったく申し分ないが、国際線の貧弱さは目を覆いたくなるほど酷い。

きょうは、いよいよ授業への関心が0%まで低下した「東南アジア舞台演劇論」に出席してから、部屋に籠ってブロードバンドインターネットの設定をした。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。