バンコクの観光資源と予算無制限4日間の旅(両親のバンコク訪問1日目)

タイ王国は、観光立国として知られているが、その観光資源は意外にも少ない。タイの観光資源は、性産業と抱き合わせることで初めて魅力的なものとなるという見方もあるほどだ。つまり、タイは個人の特殊な趣味や趣向に依存している部分があまりにも多く、必ずしも万人受けするとは限らないという問題を抱えている。

きょう、僕の両親が3泊4日の予定でバンコクにやってきた。僕がどのような場所で、どのような生活を送っているのか確認することを目的としている。できればバンコクの魅力を十分に満喫して帰国してもらいたいところだが、こんな特殊な観光資源しかないこの国を一般の旅行者にどのように紹介したら良いだろうか。

せっかくだから、この機会に観光客向けのバンコクの魅力について、改めて考えてみたい。

バンコクの観光資源

  1. まっさきに考えられるのが買春の手軽さ。娼婦との言葉が通じないため、罪悪感を感じることなく気軽に楽しむことができる。それに、未知の異民族との性交渉が興味深いというのは想像に難くない。ただし、これにはエイズおよび性感染症の感染リスクがつきまとうので注意が必要だ。
  2. 次に考えられるのが麻薬や覚醒剤。販売ルートさえ分かってしまえば、ありとあらゆる違法薬物を格安で体験できる。しかし、2001年のタックスィン・チンナワット政権の発足以来、日を追うごとに警察による取締が過激になっており、最悪の場合、マフィアや不良警察官の抗争に巻き込まれて身体が危険に晒されるリスクがつきまとうので注意が必要だ。
  3. 日本との文化の違いに触れるのも、バンコク観光の魅力の一つ。異なる宗派の仏教寺院をまわることで、「非日常」のカルチャーショックを手軽に体感できる。荘厳華麗な仏教寺院の数々は、きっと多くの観光客の欲求を満たしてくれるはず。ただし、観光客を相手に汚い商売をしようと企てている一部のタイ人を腹立たしい思いをすることも。
  4. タイの海水浴場は日本よりも静かで美しい。実は首都近郊の海水浴場はたいしてキレイではないが、それでも海水浴客が少なくのんびりとリゾートを気分を満喫できる。プールが併設されているホテルの料金もそれほど高くないため、格安で心身ともにリフレッシュできるのもウレシイ。ただし、一番近いビーチリゾート「パッタヤー」でもバンコクから片道約3時間も離れているため、ここへ行くのなら最低でも2日間は確保しておきたい。
  5. 女性には格安エステもオススメ。これは政策的に作られた「タイの伝統文化」だが、政府観光局が伝統文化を創作せざるを得なかったこと自体がタイの観光資源の限界を証明している。ただし、格安といってもタダではないので、それなりの出費は覚悟しておきたい。
  6. その他、日本にはない異文化の数々を体験できるのもウレシイ。停留所に止まらない路線バスや、目的地にたどり着けないタクシー、衛生基準がアヤシイや屋台料理など、日本にはない不可解な体験をすることで「非日常」を満喫できる。

個人的な印象では、「タイ好き」や「タイフリーク」を自称している日本人の大半が1(買春)または6(異文化)の魅力に取り憑かれているようだが、逆にタイに関心のない両親に勧められそうなものとなると3(異宗派)または5(エステ)しかない。

20040511-2両親からは「いくらかかってもいいから最高のバンコク体験を」という要望を受けている。そこで、今晩はバンコクの夜景を通してその規模と様子を知ってもらうために、南サートーン通りにあるホテル「バンヤントリー」最上階の世界一高い屋外レストラン Vertigo へ連れて行った。このビルの幅はとても狭く、少し歩けばすぐにバンコクを360℃のパノラマビューで一望できる。今晩の夕食代(3人分)はつぎのとおり。

Vertigoの会計

3PERRIER@160 480 / 5 @ 350 / 1CASSEGAIN 1750 / MARLBORO LIGHT 80 / ROW TUNA SALAD 450 / CURED KINGFUSH 480 / VERTIGO CAESAR 280 / 3 @480 / OYSTER TRUFFLE 1440 / 2PUKET KIBSTERS@2050 4100 / 1C TENDER L25 AUS 1050 / COFFEE@150 300 / SUBTOTAL 10410 / !SERVICE 10% 1041 / VAT 7% 801.57 / TOTAL DUE 12252.57

BANYAN TREE BANGKOK 21/100 SOUTH SATHORN ROAD TUNGMAHAMEK, SATHORN BANGKOK 02-679-1200

20040511-3食後、両親を宿泊先のホテルThe Orientalまで送り届けてから、高架電車アヌサーワリーチャイサモーラプーム(戦勝記念塔)駅前にあるバーSaxophoneでクラスメイトたちと合流した。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。