ウボンラーチャターニー県への道のり

ウボンラーチャターニー。カンボジア国境に面したタイ東北部の都市で、人口約178万人(2001年)。バンコクから陸路で613km離れている。ベトナム戦争時に駐留米軍の基地として発展し、現在でもタイ空軍第22師団の拠点となっている。

この地域の観光は主に遺跡と自然で、クメール帝国時代に建立されたプラーサート(王宮と寺院を兼ねたようなもの)が多数残されているが、インドア派の僕が楽しめるようなものはない。だからこそ、この休暇を利用して友人と出かけてみることにした。この機会を逸したら、ここを訪れる機会など永久にないだろう。

午後5時31分、スクンウィット13街路にあるコンドミニアム Sukhumvit Suite を出発。スクンウィット通り沿いにある南プルーンヂット入口からスィーラット都市自動車道を北上して、一路タイ東北部の玄関口ナコーンラーチャスィーマー(コーラート)へ向かった。

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午後8時49分、日本料理屋「黒田」に到着。この店はバンコク都内の日本料理店より若干割高感があるものの、料理の味は水準以上。この街でまともな日本食にありつける。店の前で作業服姿の日本人客数人がカラオケスナックへ行く相談をしていたから、ここにもバンコクにある日本人向けの歓楽街「タニヤ」を小さくしたような場所があるようだ。

午後9時33分、店を出て、一路、今晩の目的地ウボンラーチャターニーを目指して東進した。途中、コーラート市内の分岐で誤った道を選んでしまったせいで、国鉄ヂャックラート駅前の行き止まりで引き返し、30分かけてふたたびコーラートへ戻って本来のルートに復帰した。

コーラートからウボンラーチャターニーへと伸びる国道24号線の全長は466km。片側一車線の街灯もない田舎道だ。しかも、タイ正月(ソングラーン)の休暇を利用して帰省していた人々がバンコクへ戻る渋滞が反対車線で発生しており、前方をゆっくりと走る大型トラックを追い越すことができず苦労した。ブリーラム県に入ると一転して、自分の前後を走るクルマがなくなり、暗い道を前照灯だけを頼って慎重に走らざるを得なくなった。

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悪路のため到着が予定より大幅に遅れた。さらに目的地ウボンラーチャターニーと勘違いして、その手前にある街「ワーリンチャムラープ」に迷い込んでしまい、結局ホテル「トーセーング・ウボン」に到着したのは翌17日午前5時を少し回って空が朝日でぼんやりと明るくなり始めた頃だった。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。