ブワの日本訪問 その1 (日本一時帰国中)

僕はいま、学校の暑期長期休暇とタイ正月休みを利用して、日本に一時帰国している。日本に戻ってきてからの10日間、休みなく友人たちに会っては終電まで飲み続けるという生活を続けていたせいか、すっかり太ってしまった。

きょう、ブワとその家族5人が日本にやってきた。一行はタイの旅行会社が主催する日本観光ツアーに参加して、5日間で東京ディズニーリゾートや富士山など関東甲信越圏の観光名所を見物する予定になっている。ツアー料金はひとり約48,000バーツ(約134,000円)。今回の旅行の準備は2ヶ月ほど前から進めいていたそうで、タイ人が日本観光に来る際の最大の懸案となる観光ビザ)も、ツアー会社に任せた結果、日本国大使館による面接調査もなく、あっけないほど簡単にゲットできたという。国立大学に通う大学生にビザが下りやすいというのは、タイの観光業界では有名な話のようだ。

正午過ぎ、一行は成田・新東京国際空港に到着。皇居、渋谷、新宿などを観光バスで見物し、午後8時に宿泊先の新高輪プリンスホテルに到着した。

ブワによると、道中、タイ人ツアーガイドはろくに日本に関する説明をせず、オモシロ日本語講座でツアー客の笑いばかりをとっていたとか。日本語で「お冷や」を意味する「くっそー、このやろう(オーヒィーア)」という言葉が紹介され、それをひどく気に入ってしまったあるタイ人旅行者が、ご飯のおかわりが欲しいときにも「くっそー、このやろう」(お冷や)と連発していたために、結局おかわりにありつけなかったという。

一方、僕は友人と買い物に出かけていた有楽町から、電車に乗って品川駅前にある新高輪プリンスホテルへブワを迎えに行った。当初の予定では、一緒に新宿へ買い物に出かけたのちに、東京タワーとお台場も併せて見物する予定だったが、ツアーバスが予定を大幅に遅れてホテルに到着したため、新宿ショッピングと東京タワー見物を見合わせ、電車でお台場にあるパレットタウンへと向かった。

お台場の観覧車はタイ人にも有名らしく、ブワもイルミネーションの変化に見入っていた。彼女は僕の母からプレゼントされたばかりの200万画素デジカメ搭載型の携帯電話を駆使して、これ見よがしにバシバシと風景写真を撮りまくっていた。ブワによると、ツアーに参加していたタイ人女性ツアー客3人が初日の今日、さっそく脱走して行方不明になってしまったという。

ブワをホテルに送り届けてから終電に乗った。途中、実家の最寄駅の出口付近で10人ぐらいまとまって営業活動していた中国語を母国語とする娼婦たちの姿を見て、不法滞在している外国人と苦境と、日本国内におけるアジア系外国人に対するイメージの悪さを改めて痛感した。日本に本帰国するまで、外国人とは結婚しないというポリシーだけは絶対に守り抜きたい。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。