鶏肉の信頼回復

タイでは鶏肉に対する消費者の信頼が回復しつつある。

昨年10月、タイで鳥インフルエンザの発生が報告された。ところが、タイ政府は自国の主要な輸出産品である畜産業の世界的な信用と畜産農家の利益を守るためにこれを隠蔽した。事実を認めたのは周辺国で鳥インフルエンザが猛威をふるっていることが発表された今年1月に入ってからで、その後、タイ国内における鶏肉の消費は全国的に大幅に落ち込んだ。

昼休み、文学部4号館の隣にある学生食堂で、クラスメイトの数人がつい先日まで敬遠されていた鶏肉を食べていた。どんな心境の変化があったのかと聞いてみたところ、「ああ、もう大丈夫よ」と話していた。もしかして、隠蔽体質のある政府発表をそのまま信じているのだろうか。昨日ブワも同じようなことを話していた。

鳥インフルエンザ発生当初から政府がおこなっていた「正しく調理した鶏は安全」という宣伝が、今になってようやく功を奏しているようだ。一方で鳥インフルエンザの感染例は依然連日のようにマスコミを賑わせている。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。