バンコク郊外のインターネットカフェとカラオケクラブ

先日、スクンウィット通り59街路にある日本風居酒屋「いもや」へ友人と飲みに行ったときに、店員から僕の所在を探しているタイ人がいるという話を聞いた。英語の語学留学に行っていたロサンゼルスから戻ってきた昨年10月に SIM カードを新たに購入して電話番号を変えていたため、その友人とは1年以上も連絡が取れない状態が続いていた。そこで、店員から手渡されたメモに書いてあった電話番号に SMS (ショートメール)を送ったところ、今朝になって返信があって会うことになった。

この友人はグルングテープ大学(バンコク大学)の経営情報学部を半年ほど前に卒業していた。卒業後に始めた就職活動ではまともな給料の仕事にありつけず、現在でもバンコク大学に在学中の彼女と一緒に在学中から続けているインターネットカフェを営んでいる。

午後8時、僕たちはスクンウィット通り50街路にある大型スーパー「テスコ・ロータス」のオンヌット店で合流し、スクンウィット通り113街路(バンコクの東、サムットプラーガーン県)にある友人が経営しているインターネットカフェへ移動した。店内では、近所の子供たち10人がインターネット対戦ゲームをして大いに盛り上がっており、上半身裸姿の部屋着を着用している小学生から中学生にかけての子供たちが、タバコをふかすなどやりたい放題だった。料金は1時間20バーツで、午前9時から翌日午前3時頃まで営業しているという。

僕たちはパソコンの周りで騒いでいる子供たちの横に囲炉裏を設置して、冷蔵庫に入っていたエビと豚肉をつまみながらビールを飲み、近況について語り合った。友人によれば、ヂュラー大生(ヂュラーロンゴーン大学の学生)を自称するタイ人が「ヂュラー以外の大学は大学ではない」という内容を匿名掲示板の「パンティップ・ドットコム」に投稿したことがきっかけで、ここのところ関係のないヂュラー大生までもが他大学の学生を敵に回しているという。

いつの間にか酒のつまみをすべて食べ尽くしてしまい、インターネットカフェの向かいにある屋台へ移動して飲み続けていたところ、屋台の店主がカラオケ(この場合は娼婦が隣に付くタイプのカラオケスナック)に行こうと声をかけてきたので、僕はタイ人向けのカラオケスナックへまだ一度も行ったことがない事もあって、興味本位で賛成した。

そのカラオケスナックは、テーパーラック通り(スクンウィット通り119街路)にあり、平均的なトゥックテオ(鉄筋コンクリート4階建ての長屋)1件分の広さの店だった。1階に何組ものオヤジたちが娼婦と抱き合いながら交代で歌うスペース、2階にオヤジたち用の個室が1部屋、3階にオヤジたち用の小さな個室が2部屋あった。

僕たち3人組は、3階にあるオヤジたち用の小さな個室に入り、店員が適当に選んできた娼婦を部屋に招き入れた。6畳ほどの広さのこの部屋には、冷房、扇風機、テレビ、カラオケ受信機、リモコン等のほか、10人ぐらいは座れるソファーが置いてあった。料金は、個室使用料1回400バーツ(時間無制限)、ホステス1人につき1時間40バーツ。食べきれないほどのタイ料理と大量のビールを注文して、合計2,380バーツだった。

この店は、タックスィン政権の社会風紀更正政策に屈することなく日の出まで営業している。しかし店の入口にあるネオンなどの伝統の類いは午前2時に消された。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。