ラオス語参考書

先日のラオス旅行からタイ語とラオス語の違いについてずっと気になっていたため、ラオス語の参考書を買った。ラオス語で表記された「ラオス人民民主共和国万歳」や「あなたはもう自動車保険に加入しましたか?」という看板が読めたから、タイ語とラオス語は綴りが違うだけの同言語と推測していたけれど、どうやら言語の世界はそれほど生易しいものではないらしい。

たとえば「私はラオス語を勉強します」という文ひとつをとってみても、ちょっとしたところで異なる表現が使われている。タイ語では ผมเรียนภาษาลาว(ポム・リアン・パーサー・ラーオ)と表現されるけれど、ラオス語では ຂ້ອຍຣຽນພາສາລາວ(コーイ・ヒアン・パーサー・ラーオ)と発音する。ラオス語とタイ語ではそれぞれの文字自体が持っている標準正調が異なるため、文字や発音記号が同じでも、それをそのままタイ語風に発音してしまうと「正調がおかしいラオス語」になる。

ウィアングヂャン滞在中に気づいたことだけど、タイ語とラオス語では母音を表す記号の表記方法も違うようで、たとえば現地のビール「ラオスビール」をタイ語風に เบียร์ลาว(ビアラーオ)と表記するとラオス語的には「ブーイラーオ」になるし、ラオス語風に ເບຍລາວ(ビアラーオ)と書くとタイ語的には「ブーイラーオ」といったカンジになってアベコベになる。

「やめなさいよ。そんなの(ラオス語を)勉強しても将来得することなんて何もないんだし、タイ語とラオス語の知識がゴッチャになって厄介になるだけよ」

ラオス語を勉強することについて、ブワは否定的だったけど、それでもひたすらラオス語の参考書を読み続けた。でも、タイ語の発音が気づいたときにはラオス語風のタイ語(東北部イーサーン方言)になってました、なんことになったら笑えない。

午後、ブワとセントラル・ワールドプラザへ行って、昼食をとってから6階の紀伊國屋でラオス語の参考書を買った。そして、いつものように夕方の帰宅ラッシュにはまりながらヂャーオプラヤー川西岸までブワを送り届けた。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。