宅配日本料理

予定のない休日は部屋でゆっくりと過ごしたい。食事のためだけに外出するのは絶対にイヤだ。

語学留学時代は、自室で手軽に食べられる出前がなかったため、とても過酷な食環境だった。アパートに付属している食堂のタイ料理は不味いし、Oishiのデリバリーは日本料理的に罰ゲームそのものだし、The Pizza Company や Pizza Hut のピザはサイズが大きすぎるし、マクドナルドのデリバリーも届いた頃にはマックポテトがフニャフニャになっている。だから日本料理を食べるためにわざわざ高架電車に乗って国立競技場駅前にある東急まで出かけていた。

ところがスクンウィット地区には購買力がある日本人が数多く住んでいるため日本人向けのサービスが充実しており、ここへ引っ越してきてからその恩恵にあずかれるようになった。

そのひとつが日本料理のデリバリーで、いくつもの日本料理店が提供しているけれど、日本料理店「雑談室」(スクンウィット31街路, 02-260-3161)は手頃な価格でそこそこまともな日本料理をデリバリーしてくれる。メニューはオムライス/ハヤシライス/カレーライス/焼きそばが100バーツ、日替わり弁当/さば煮付け/さば塩焼きなどが120バーツ、ハンバーグ弁当/トンカツ弁当/メンチカツ弁当/チキンカツ弁当/とり唐揚げ弁当/焼肉弁当などが140バーツで、100バーツ以上注文すればデリバリー料金が無料になる。配達時間は午前10時から午後10時まで。

自分で店へ行くのと同じ価格で、自室にいながら同じ料理が食べられる。せっかくこんなに便利なサービスがあるのなら利用しない手はない。なにより楽だし交通費も節約できる。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。