バンコクへの巡礼 (LA留学生日記より)

「巡礼」とは聖地を巡拝することで、宗教上の義務または年来の誓願と言われており、それによって得られた功徳によって日頃の祈念が実現されるという。中世ヨーロッパの人々は、イスラーム教徒ならメッカ、キリスト教徒ならエルサレムなどを目指して歩いた。きょうはそれがいかに苦難に満ちた旅だったのか考えさせられた。

きょう、僕は大学院主催の英語検定試験 CU-TEP を受験するため、シェアハウスのタイ人同居人は幼なじみの結婚式に参列するためにタイへ向かった。

約18時間の空の旅のあいだ、機内で自由に動き回ることはおろかタバコを吸うこともできない。経由地の成田へ行くだけでもシンドイのに、そこからさらにタイまで飛ばなければならないのだから本当に気が滅入る。

それでも中世の「巡礼」に比べればマシだった。エコノミークラスの座席を3つ占領して毛布をかぶって横になっているだけでよかったので、飢餓や疫病とは無縁でいられたし盗賊にも遭わなかった。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。