住宅賃借契約 その3 (LA留学生日記より)

部屋を借りるのが難しいのか、それとも申込人の服装に問題があるのか。

きょうは友人のアパート探しに付き合った。この友人はかれこれ2ヶ月近くアパートを探しており、これまで入居申込書を4回も提出してきたけれど、そのたびに入居拒否されているため、いまだにホームステイ暮らしを続けている。ほかの留学生たちが簡単に入居できていることを考えると、信用情報のほかに何か問題があると考えるしかない。

今回のターゲットは「語学学校の近くにある2ベッドルーム」の物件だった。ここでいう2ベッドルームとは、リビング, ダイニング, キッチン, バスルームのほかにベッドルームが2部屋ある物件を意味している。

語学学校があるロサンゼルス郡アルハンブラ市は、ロサンゼルスの市街地から北東に約20分、パサデナの旧市街から南に約20分のところにある。ここでの家賃相場は2ベッドルームでおおむね1,150~1,250ドルで、まれに900ドル台や1,300ドルに接近する物件もある。ふたりで無理なくシェアするなら住居費用として月々600ドルは見ておくべきで、そのほかにも実際に部屋を借りて住むためにはソファーやベッドなどの生活必需品をそろえるための予算が必要となる。

予算に余裕がない場合は最初から家具が付いているワンルームで生活することも視野に含めても良いかもしれない。もっとも家賃が安いワンルーム物件なら480ドルからあるので、ふたりでシェアすれば月々の負担を240ドルに抑えることができる。

例によって、きょうも友人の部屋は見つからなかった。たぶんギャングスターのような友人の風貌に問題がありそうだけど、本人はまったく意に介していない。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。