台湾人の対日観 (LA留学生日記より)

外国人による率直な意見はとても興味深い。特にそれが外国語だと思わず時間を忘れて聞き入ってしまう。

きょうは毎週金曜日恒例のホームパーティーの日だったけれど、友人宅にいたところ台湾人クラスメイトから電話があって、この週末にスピーキングの教科書をコピーしたいから家まで届けに来てほしいと頼まれた。そこでホームパーティーを抜け出して、その台湾人がホームステイしている中国系アメリカ人(本人は「台湾系アメリカ人」と呼んでもらいたいらしい)の家へ行って教科書を渡しがてら家の前で様々なことについて話し合った。

なかでも台湾人の日本人観が特に興味深かったので一部を書きとどめておきたい。

Q. 台湾には徴兵制があって成人男子には2年間の軍隊生活が義務づけられている。もちろんあなたも兵役の義務を全うしたんでしょ?
A. 日本には軍隊がないから徴兵制もない。でも戦闘機や戦車を持っている特別な国防部隊ならある。

Q. 台湾の仮想敵国は中華人民共和国と日本だ。日本の軍事力は台湾にとっての脅威とみなされている。
A. そんな馬鹿な!?日本は台湾の友好国だから台湾に軍事的圧力を加えることは考えられない。現行法では日本の国防部隊が戦争の当事者になったり交戦中の地域に出動したりできない。

Q. 川島茉樹代という芸能人を知っているか?台湾ではとても有名な歌手だけど日本ではどの程度の人気か?
A. 知らない。その名前は確かに日本人のものだけど、日本ではメジャーデビューしていないと思う。

Q. 台湾にもある日系の MAKOTO 銀行は日本でもメジャーな銀行か?
A. そのような名前の銀行は日本国内に存在しない。

Q. 日本でも23歳の女の子が夜間に外出するのは両親に禁じられているでしょ?
A. 大半の女性は大学生でも夜間に外出したり友人の家に泊まったりしているはず。大学を卒業していれば、むしろ両親は娘の結婚のために外泊を期待することはあっても禁止することはないはず。

本当はもっともっと興味深い話題もあったが、個人のプライバシーに関わることなので書かないでおきたい。

この台湾人クラスメイトによると、台湾の大学では日本語を第二外国語として選択している学生が少なくないという。どうやら平均的な台湾人でも日本語の語彙を50語程度は知っているそうで、ほかのクラスには実用レベルの日本語を話す台湾人もたくさんいる。

タイ人の日本人観と比較するためにも少しでも多くの情報がほしいところだったけど、ホームパーティーの解散時刻が迫っていたから立ち話を1時間弱で切り上げてホームパーティーに復帰した。

午後、近くの公園で美容師の資格を持っている日本人のクラスメイトに髪を切ってもらった。これまで10年続けていた「少し長めのストレートヘア」をやめ、カジュアルなLAのファッション合わせて短髪を試してみた。明日にでも無造作ヘアにするため整髪料を買いに行きたい。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。