滞在先決定! 車は必要か? (LA留学生日記より)

アメリカに来てから2週間が経過した。タイ人の友人たちにいろんなところへ連れて行ってもらったおかげで、徐々にではあるけれどようやく勝手が分かってきた。当初は情報不足のため判断できずにいたが、やっと腰を据えていろいろな計画が立てられるようになった。

目下の最大の懸案となっていた「部屋探し」問題は解決した。アメリカ到着初日から滞在しているロサンゼルス郡アルハンブラ市にあるタイ人シェアハウスに空きができたので入居することにした。このシェアハウスがある北ストーンマン通りは自然と調和するように整備されており、夜になると地中から散水機が出てきて部屋にいてもその散水音が聞こえる。朝方、語学学校へ行くときには道路をリスが渡っている光景が見られるほど環境には恵まれている。

このタイ人シェアハウスには僕を含めて4人が住んでいる。語学学校の留学生アドバイザーでタイ封建時代の大領主の姓を名乗っているイットと、ダウンタウンLAにある4年制大学に通っているタイ警察中将の息子のポーは個室を持っていて、おなじ語学学校に通いながら大学院受験を目指しているポックと相部屋になった。

1階には一応の家電が一通り揃っている12帖のリビングや調理道具が充実ている6帖のキッチンのほか勉強に使っている6帖のダイニングがあって、2階には6帖の寝室2部屋(イットとポーの部屋)と12帖の寝室(僕とポックの部屋)がある。その他、トイレが3カ所、洗面台が4カ所、風呂が2カ所あって、生活には不自由しない。月々の家賃は個室住人が416ドルで相部屋住人が336ドルで、電気・ガス・水道等の公共料金は別途徴収される。

語学学校には徒歩5分(500メートル)で通学できる。それ以外の場所にはポーが連れて行ってくれるから、自分のクルマがなくて困ったことはない。おそらく自分のクルマが必要になるのはカノジョができたときだけど、それでもカノジョがクルマを持っていれば問題ない。ここはひとり1台の自動車社会だから一緒に出かける相手が必ずクルマを持っている。

それでもアメリカに長期滞在するなら、この広いロサンゼルスに分散して住んでいる友人たちに会いに行くためにも、自分のクルマは絶対に必要になる。ただ今回は TOEFL 500点がゲットでき次第タイへ戻る予定だから、クルマを買ってもかえって売却の手間のほうが気になる。売り急いで安く買い叩かれるのはイヤだし、売れずにタイへ戻れず入学期限に間に合わなくなるのも困る。

クルマはあった方が便利なのは間違いないけれど、何らかの理由でポーとの対立が深刻になるなど、よほどのことがなければ買う必要もないと思っている。

きょうはポーとロサンゼルス郊外のゴルフ練習場(終日打ち放題15ドル)へ行ってからフィットネスクラブに立ち寄った。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。