韓国人の英語 (LA留学生日記より)

英語を母国語とする人たちによると、外国人が話す英語にはそれぞれ妙な癖があるという。自分には日本人英語と中国人英語とタイ人英語の3種類ぐらいしか判別できない(もちろん米国内の地方訛りなんて理解できない)けれど、きょうはそのバリエーションに韓国人英語が加わった。

それらの違いはこう聞こえる。

日本人の話す英語・・・・・・カタカナ読みに近く、英単語の音節が正確に表現できていない。日本語の母音5音以外の発音が苦手。
中国人の話す英語・・・・・・中国人がタイ語を話すときと同じで、末子音がほとんど発音されないため聞き取りにくい。
タイ人の話す英語・・・・・・末子音は発音するが、タイ語の発声規則どおり息を出さずに発音するのでリズムがおかしい。母音字が連続する単語ではどちらかを省略する。

きょうはじめて聞いた韓国人が話す英語は、日本のギャルたちが使っているような単語末尾の音が上がる話し方そのものだった。たとえば5という単語であれば、日本のギャルが「クラブ」と発音するのと同じイントネーションで「ファイブ」と語尾を上げてカタカナ読みで発音すれば韓国人の発音になる。

午前7時半に居候先から徒歩5分の語学学校へ行って語学学校主催のサンフランシスコ観光ツアーに参加した。

途中、Solvang の街やハースト城などに寄りながら、午後10時にフレスノの街に到着した。モーテル「ナイツイン」に宿泊し、別の校舎で英語を勉強している生徒たち(韓国人の男女と台湾人の男女の5人)と大量のビールに囲まれながら午前2時までいろいろなことを話し合った。少ない語彙と貧弱な文法であれだけたくさんのことが話せたことに感心している。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。