あたらしい20バーツ札

「あたらしい20バーツはもう見たかい?」

スクンウィット23街路にある友人の会社へ就業規則をタイ語に訳した報酬を受け取りに行ったところ唐突に20バーツ紙幣を見せられた。

タイではこの5年ほどのあいだに20バーツ札以外のデザインが変更になっていたが、なぜか20バーツ札だけは旧紙幣ままだった。

あたらしい20バーツ紙幣は現行の500バーツ紙幣のような近代的なデザインで1,000バーツ紙幣と同じような色をしている(新20バーツ札は緑色, 1,000バーツ紙幣は灰色)。ほかの額面の紙幣と同じく前面に現国王プーミポン・アドゥンヤデート(ラッタナゴースィン朝)の肖像が描かれているけれど、背面の肖像は従来のタークスィン王(トンブリー朝)からアーナンタ・マヒドン王(ラッタナゴースィン朝)へ変更になった。

いつまでこの美しい姿を屋台などで乱暴に扱われている20バーツ札が保てるだろうか。

夜、スクンウィット23街路にある友人の会社に寄ってから、スクンウィット界隈にある日本料理屋で遅い夕食をとり、高架電車ナーナー駅前にある露店で腕時計の模造品を買った。会社社長の友人によると、模造品の時計の内部に日本製の部品が用いられているため値段の割には品質が高いという。しかし時計の周囲についている「りゅうず」が簡単に取れてしまうという問題があるらしい。見た目は本物そっくりだけど、実際に本物と並べて比較してみると表面の日付部分にある拡大鏡が忠実に再現されていないなどバレるポイントがいくつかある。それっぽく見えれば十分。1,800バーツだった(本物の価格は440,000円)。

日本やアメリカでは模造品があまり出回っていないからブランド品がまるで神のように崇め奉られているはず。絶対に自慢してやろう(タイではブランド品を身に付けていても誰も本物とは思わない)。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでケイイチをフォローしよう!

シェア!

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。