年越しカウントダウン 2546

夜、スクンウィット19街路のホテル Delta Grand Pacific 9階にある日本料理店「吉左右」へエーンと寿司を食べに行った(食べ放題, 税サ別ひとり399バーツ)。料理長にスコッチと年越しそばをサービスしてもらった。大晦日と正月の三が日はおせち料理のメニューも用意されているけれど、いまは日本からの送金待ちの身。2人分の2,000バーツを出せる余裕はない。

食後、アソーク駅からチットロム駅まで東京の朝の通勤ラッシュ並に混雑している高架電車で移動して、人混みに揉まれながら World Trade Center 前にあるカウントダウン会場まで牛のようにゆっくり歩いた。周囲は群衆の熱気とビールの臭いで充満していた。

午後11時、タイ首相のタックスィン・チンナワット警察中佐がステージに現れた。このイベントはチンナワット家が所有している移動体通信会社のAISと衛星放送局ITVが主催しているため出演者たちも首相を露骨にヨイショしていた。演説の内容は「タイ国民の兄弟のみなさん、来年はみなさんとご家族にとって良い年になりますように。タイをより良い国にするために全力で頑張ります。きっと来年は今年より良い年になるでしょう」というもの。露骨な政治宣伝にしか聞こえなかったけれど数万人の群衆から大きな拍手が沸き起こった。

新年のカウントダウンは午前零時の10秒前から始まり、1月1日午前零時零分零秒ちょうどになるとクラシック音楽とともに2003発の花火が上がった。バード=トングチャイ・メークインタイのタイポップス สวัสดีปีใหม่(サワッディーピーマイ)の大合唱のあと、道路に無造作に転がっているビール瓶を避けながら家路についた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。