集中タイ語講座上級3

ヂュラーロンゴーン大学文学部主催の集中タイ語講座もいよいよ最終ラウンドに突入した。

上級2進級試験の結果は150点中122点で正答率82%だった。中級2以降は自宅での学習をしていないけれど80%強の正答率で安定している。

過去最高の難易度だった(マジで放校されると思った)中級2でも正答率80%を確保できていたから、今回も合格最低点の60%は絶対に下回らないと思っていた。試験結果については休暇中ずっと旅行に出かけていて問い合わせもしていなかったから授業料を支払う段階になって初めて知った。エーンに叱られた。

上級3のクラスメイトは企業派遣の日本人受講生ひとりだけになった。上級2には大使館員の日本人女性がいたけれど、ほかの大学の学部と掛け持ちしていたため前期の授業が始まるとともに来なくなってしまった。

きょうの授業は物語文の読解だった。とあるオタクがネット上で知り合った女の子に恋をしたけれど、その「女の子」は心理学部の教授が実験のために起動させていた自動応答プログラムだったという物語。怒りのあまりオタクがその教授を殺してしまうというオチまでついていた。見どころは文中に登場する下品な比喩表現の数々。エーンによると、有名な作家の短編集に収録されている作品らしい。今ではマンガばかり読み耽っているエーンも昔は文学少女のひとりだったという。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。