国立大学の自主運営

「1997年のアジア通貨危機で国立大学に対する政府の補助金が大幅に削減された。国立大学は独立採算を要求されたため授業料を引き上げて多種多様のサイドビジネスを始めた」

きょうは国立大学に関する記事を読んだ。ヂュラーロンゴーン大学はパトゥムワン区内に1.8平方キロメートルの敷地があり、うち0.6平方キロメートルにサヤームスクウェアという商業施設を建設して店舗からの家賃収入を得ている。さらに特別講座を設置するなどして運営資金を調達している。

ヂュラーロンゴーン大学文学部主催の集中タイ語講座は、退学していった学生たちのあいだでは日本より授業料が高いと不評だったけれど、完全な独立採算制を採っているという。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。