バンコクに戻る

今回は7泊8日の日程で日本に滞在し、1日も休むことなく友人たちに会いまくった。連日の飲み会で4キロぐらい太ったけれど、それなりに有意義な一時帰国になった。

午後11時10分、ノースウエスト航空1便でバンコク・ドーンムアング空港に到着した。学生ビザの滞在資格で90日の滞在許可をもらった。帰国前にヂュラーロンゴーン大学文学部に在学証明書を発行してもらっていたため、入国管理局で60日の滞在許可を90日に延長してもらう手間が省けた。

入国審査を終えて手荷物受取所へ行くと、ターンテーブルに機内預け手荷物の第1弾が流れ始めてから第2弾が来るまで30分以上も待たされた。その間、違法なことが行われていたのか、それとも単に手際が悪かっただけなのか。

翌29日午前零時、到着ロビーまで迎えに来てくれたエーンと再会した。日本から戻ってきたばかりのせいかタイ人の容姿に強烈な違和感があった。そんなことを思いながら旅客ターミナルを出て、機内で我慢していたタバコを7時間ぶりに吸いながら、空港前のウィパーワディーラングスィット通りまで歩いて行った。ちょうど空港へ向かっている王族の安全を確保するため警戒にあたっていた交通警察官が流しのタクシーを捕まえるのに協力してくれた。

乗車後、タクシーの運転手は「警察は一般のタクシーが空港利用者を乗せようとすると排除しにくるはずのに、どうしてあの警官たちはタクシーを止めるのに協力したんだろう?」と訝っていた。

ひさびさにペッブリー18街路にあるアパート Venezia Residence の644号室に戻ってきた。室内の照明が記憶していたより暗く、家具のボロさにも改めて驚かされた。バンコクをたった8日間離れていただけで、ここまでいろんなものが新鮮に映るとは。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。