冷房なしのバンコク

午前3時ころ、すっかり酔っ払ってアパートへ戻り、ふらつきながらシャワーを浴びて、エアコンが効いている部屋で涼もうとシャワー室の扉を開けたところ、急に部屋中が真っ暗になった。

年季が入ったエアコンと電気温水器を同時に使ったため過電流より配線用遮断機が作動した。なぜかベランダにあるエアコンの室外機からはけたたましいガスの放出音が聞こえる。アパートの警備員にブレーカーが壊れて電気が使えなくなったと伝えると懐中電灯と扇風機を持ってきてくれた。扇風機の電源は廊下のコンセントから引っ張ってきてある。しばらくして室外機のガス放出音は止んだ。

あさアパートのオペレーター(管理事務所)に電気系統の不具合を伝えると電気技術者を手配してくれた。それまでのあいだ同じアパートに住んでいる日本人の部屋で涼ませてもらった。

午後2時半に室内の電気系統が復旧した。電気技術者によると、不具合の原因は昨晩の一件で電力量計のヒューズが飛んだせいらしい。ところが使えるようになったはずのエアコンを入れても部屋が涼しくならないので、今度はオペレーターにエアコンの不具合を伝えた。

紆余曲折を経て、数時間後にはエアコンの復旧が最短でも週明けの月曜日になることが明らかになった。そのためアパート7階にある日貸し用の標準サイズの部屋を無料で貸してもらったが、たった数日間のためにデスクトップパソコンまで移動するのは煩わしいから、やむなく玄関とベランダの扉を解放して(この部屋の窓は開閉できない)、身体中から吹き出してくる汗に悩まされながらこの日記を書いている。

ここまで暑いと作業のなにもかもが大雑把になる。タイ人は怠慢と言われているけれど、その理由がわかったような気がする。あまりの暑さに思考回路が完全に停止してしまい合理的思考がまったくできない。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。