タイ在住外国人に蔓延る経歴詐称

集中タイ語講座開講以来、はじめて授業を欠席した。昨晩から不調を訴えていたエーンの体調が今朝になってさらに悪化したため、プララームホック通りにあるラーマーティッボディー病院まで同行した。集中タイ語講座の授業料は1日(4時間)1,000バーツだ。

ところで、集中タイ語講座には大手銀行シンガポール支店の元行員を自称するシンガポール人受講生がいる。しかしその言動や行動のパターンが知的エリートから著しくかけ離れているのを不審に思って調べてみたところ、その銀行は5年前に改称されているのが判明した。年齢的に改称前の銀行で働くことは不可能だ。この件はクラスメイトたちからも疑われていたが、まさか本当にウソだったとは。

タイは貧富の差が激しく、個人の信用度が学歴や職歴で決められるため、このクラスメイトがつま先立ちで背伸びしたくなるのも理解できなくはない。今回は少し調べればすぐに分かるウソだったけれど、日常生活において相手に経歴を証明せよと要求するのは礼儀に反するためタイでこの手のウソを見抜くのは難しい。それにつけ込んで詐称されたら、もはや手の打ちようがない。

今になって思い返してみると、集中タイ語講座のタイ語講師から退職した銀行名と退職年について訊ねられたときのシンガポール人学生の回答はあまりにも不自然だった。タイ語講師侮りがたし。

数日後に24歳の誕生日を迎える。この歳になると大学を卒業して社会で活躍している人も多いため、経歴によって人を判断する機会は今後ますます増えるだろう。しかしタイでは他人の経歴をそのまま鵜呑みするのはやめておいたほうがよさそうだ。

あすから新学習計画の第二弾を導入する。授業開始前に教科書を通読して文法事項や新出単語の重要度を確認する。そして覚えるまで新出単語を紙に書き殴る。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。