マッサージパーラーのタイ語 (フロア編)

マッサージパーラーのサービスを利用してみたいとのリクエストが日本から遊びに来ている友人からあって、タイ在住約1年の日本人に電話で相談したところ、ラッチャダーピセーク通りのマッサージパーラー Poseidon Entertainment Complex を勧められた。

ソープランド Poseidon の外観はまるでホテルやオフィスビルのように壮麗だ。店内はさらに豪華荘厳を極め、自動ドアが開くと同時に受付嬢による丁寧な案内がはじまった。1階ロビーで手荷物をロッカーに預けて階段をのぼると、2階には噂どおりガラス張りの赤い「ひな壇」があって、強烈なライトを浴びながら待機しているキャミソール姿の泡姫たちがいた。友人によると、封建時代の中国皇帝たちは毎晩このような部屋で夜の友を選んでいたという(ホントかよ?)。

ひな壇の向こう側を指差して相手を選ぶのも気が引けたため、とりあえずソファー席でビールを飲みながら友人の相手を選ぶ。しばらくするとコンチアと呼ばれるタキシード姿の男性店員が近づいてきて「下の段の一番左にいる女の子は日本語が使えるだけでなく、性格がよくてサービスも最高でございます」と薦められた。友人はその助言どおりに指名して、僕の知らない未知の空間へ消えていった。

ソファースペースにはふたりのウエイトレスがいた。ひとりは自称アサンプション大学の学生で19歳、もうひとりは自称16歳の現役高校生。

“เคยมาเที่ยวอาบน้ำมั้ย?”(クーイマーティアオアープナームマイ?)
「シャワー浴びに遊びに来たことある?」(直訳)

ウエイトレスたちと話して暇をつぶしていると奇妙な質問をされた。シャワーはたいてい自室で済ませるし、そもそもシャワーを浴びる行為そのものは「遊び」ではないはずなのに、どうしてこんな質問をしてくるんだろう。しばらく質問の意味について考えてみる。日本語に訳すときにはタイ語の「遊びに」は省くはずだから「シャワーに来たことある?」が質問の意図。「来る」と言ってるから、場所はたぶんこの店だろう。でもこの店はシャワーを浴びる店ではなくセックスをするための店であるはず。ああ、なるほど。このウエイトレスは「ソープランドの湯船とベッドで性的なサービスを受けたことがある?」と聞いているのか。

自称16歳のウエイトレスはソファーの肘掛にあごを乗せながら「ここにいるのは、み~~んな18歳から21歳までの若い子だけだよ。年増オンナなんていらないもんね~♪歳とったらすぐにポイしちゃってるから~☆」と言いたい放題。性的サービスの料金(2時間)は、ひな壇に並んでいる女の子が1,900バーツ、客席にいる女の子が2,400バーツ。ウエイトレスによると上の階にも似たようなひな壇があって3,400バーツ~6,400バーツと割高らしい。タキシード姿の高齢の従業員は「この階の女の子は上の階より安いですがサービスは最高でございます。上の階のほうが美人ですがサービスの質は劣ります」と話していた。

チップの金額についても聞いてみた。

「あんまりちゃんとお話しできなかったり、サービスに不満があったらあげなくてもいいけど、満足できたら最低100バーツはちゃんとチップとして渡さなきゃね」

―― 1,000バーツとか渡してもイイの?

「もちろん。3,000バーツとか渡しちゃうお客さんもけっこういるみたい。すごいよね~。でも200~300バーツってゆうのが一番多いかな?100バーツでも全然大丈夫だよ♪」

なんというか、ウエイトレスたちのテンションがメチャメチャ高くて圧倒された。

日本人観光客を連れてきたということもあって、友人が戻ってくるまでの時間を比較的快適な接客を受けながら過ごすことができた。ちなみにウエイトレスの女の子とは入浴できないという。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。