タイの入国管理局へ行って滞在期限を延長してもらった

タイの国内に滞在する許可は、昨年の11月30日にバンコク・ドーンムアング空港へ到着し、イミグレーションと呼ばれている入国審査場へ行ってパスポートの査証欄に貼り付けられている教育ビザ(ノンイミグラントED)を提示したときに、90日間与えられていた。その期限が20日後の2月28日に切れてしまうため、少し気が早いような気もするが、インテンシブタイが休みとなっているこの機会に入国管理局へ行って、滞在許可の期限を延長してもらうことにした。

午後、高架電車のラーチャテーウィー駅前からタクシーに乗って、スワンプルー通りにある入国管理局へ行った。運賃は71バーツだった。入国管理局1号館の1階窓口で申請用紙を受け取り、必要事項を記入してからスワンプルー通りを挟んで反対側にある写真屋へ行って125バーツを支払い、縦6センチ×横4センチのポラロイドの証明写真を撮影してもらってふたたび入国管理局1号館へ戻り、申請用紙のほか、ヂュラーロンゴーン大学からの招聘状と証明写真を1階の窓口へ提出し、事務手数料の500バーツを支払った。

「つぎは2階だ」

赤ん坊を抱きかかえている女性の警察職員は、そう言って領収書にボールペン203と書いた。2階にある3号室へ行け、という意味だろうか?

階段を上って2階へ行き、203と書いてあるプレートを見つけて扉を開いてみたところ、意味は分からないが、明らかに日本語と分かる女性の声が聞こえてきた。声がした方向へ振り返ってみると、机の上に散乱している「中华人民共和国护照」と書かれたパスポートにスタンプをついている女性の係官が、自分の机の真向かいにある椅子に座るよう指示してきた。

「あなたはタイ語を話せますか?」

「少しだけでしたら・・・・・・」

「あら、タイ語お上手ですね?」

「ええ、1ヶ月ほど勉強しました」

「完了!」

そんな他愛もない話をしているうちに、女性の係官はパスポートの査証欄にスタンプを押し、台帳への記入を終えた。これで5月下旬までタイに滞在することができる。

その後、入国管理局の敷地から出て、スワンプルー通りを南サートーン通りの方向へ歩いていたところ、入国管理局と隣り合っているバーングポーンパーング警察署の敷地内で、西洋系の外国人たちが手錠で数珠つなぎにされて歩いている姿が見えた。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。