インテンシブタイ初級1の進級試験を受験してきた

ヂュラーロンゴーン大学文学部ボーロムラーチャグマーリー館の706教室で、午前10時から午後2時半まで、途中1時間の昼休みを挟んで合計3時間半にわたり、外国人のための集中タイ語講座、インテンシブタイ・プログラム初級1の進級試験がおこなわれた。

今回の進級試験は、全部で25日間あった初級1の授業のうち、20日以上に出席した受講生だけが受験できる。いまから1ヶ月前の開講初日に11人いたクラスメイトのうち、途中で授業に来なくなってしまったふたりをのぞく合計9人が挑んだ。

午後3時時点の速報によると、クラスメイトたちは全員合格したという。正式な結果はあすの正午に発表される。進級が危ぶまれていたドイツ人のクラスメイトも、どうやら無事に生き残ることができたようだ。自分は、答案の見直しは怠らなかったし、口述試験でも大きな失敗はなかったため、おそらくそれほどひどい点数にはならないと予想している。

この講座には、受講生が講師を逆採点する「講師評価票」というものがある。おとといの晩に4時間かけて書き上げて、全部で3人いる講師のうち、それぞれ良いほうから95点、75点、45点をつけた。いちばんダメな講師には45点ではなく15点を付けたいぐらいだったが、タイの最高学府を卒業した人にそんな評価を与えてしまったら、本人のプライドが傷つくどころの話では済まなくなるかもしれない。それでも、総合評価の欄には、「学習効果が低く、受講生たちはみな唖然としている。そのせいで初級3の試験で不合格とされてしまうのは困るから、評価が改善されるまでの当面あいだ週1日を限度としてほしい」と英語で書いておいた。提出期限は昨日だったが、まだ書き終わっていない学生たちは、「点数なんかつけられるわけないじゃーん!0点だよ!でも、まさかそんなこと書くわけにもいかないから空欄にする」と言って、大急ぎで仕上げていた。

放課後、携帯電話を購入したいと話していたドイツ人のクラスメイトに付き合って、文学部のボーロムラーチャグマーリー館から10分ほど歩き、850メートル離れたところにあるマーブンクローングセンターへ行った。その隣にあるパトゥムワンプリンセスホテルの1階ロビーでコーヒーを飲んでいたところ、バンコクで2日前に購入したばかりのノートパソコンの調子がおかしいという相談を持ちかけられたため、パンティッププラザへ行ってウインドウズのドイツ語化キットとマイクロソフトオフィスの海賊版を買った。

その後、高架電車のサーラーデーング駅でクラスメイトたちと合流し、海鮮料理店へ行って進級試験の打ち上げをした。

解散後、アヌサーワリーチャイサモーラプーム(戦勝記念塔)ロータリーちかくのラーチャウィティー通りにあるドイツ人クラスメイトの部屋へ行き、パンティッププラザへ行って買ってきたばかりのソフトウェアをノートパソコンにインストールした。この部屋の家賃は9,000バーツで、リビングのほかにベッドルームが2つある。29歳のタイ人男性と同棲しており、「この友人関係はかれこれもう10年間も続いている。これまでずっと英語で話してきたし、いきなりタイ語に切り替えるのもおかしいから、家では英語を使うようにしている」と話していた。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。