タイ語の新聞が翻訳されていく過程を見学した (初級1-復習3)

午後3時、インテンシブタイ・プログラムの授業がおこなわれているヂュラーロンゴーン大学の文学部ボーロムラーチャグマーリー館から外へ出て、二王像がある大きな広場を横断し、工学部と理学部のあいだの道を抜け、サーラープラギアオ大学生協の奥にある金曜定期市へ行って、あたりを散策していたところ、急に胃が痛くなった。この暑さのせいで消化器系がイカれただけなのか、それとも昼食にあたったのか分からないが、とにかく座っているだけでも辛かった。

午後7時、スクンウィット31街路にある日本料理店の雑談室へ行き、そこでおこなわれている「タイ字新聞を読む会」の活動を見学した。2階にある個室へ入ると、きょうの課題として、「テスコ・ロータスのバイクタクシー発着所をめぐる利権争いと自爆テロ犯の黒幕捜し」というタイトルの新聞記事を手渡された。最初に参加者が自分に割り当てられた文章を日本語に翻訳し、解釈について参加者同士で話し合ったのちに、プロの翻訳家が解説をするという流れだった。

現在のタイ語能力では、文章の構造や文中に登場する基本的な単語の意味ががなんとなく分かる程度で、キーワードとなる語句や用語がまるで分からなかったため、さっぱり内容が理解できなかった。それでもタイ語が日本語へ翻訳されていく過程を見学できたのは有意義だった。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。