ベッドのマットレスを購入してからディスコへ遊びに行った

あさ、ペッブリー18街路にある住まい Venezia Residence 6階の自室に、アップルが Playstation を持って遊びに来た。アップルによると、タイでは、旧式の Playstation が10,000バーツぐらい、日本で昨年に発売されたばかりの Playstation2 が26,000バーツぐらいと、日本の3倍ちかい価格で販売されているが、海賊版のソフトウェアが使えるように最初から改造されているため、ゲームが好きな人であればすぐに元が取れるという。

昼、ラッチャダーピセーク通りにあるスィリギット国立会議場で寝具の展示即売会がおこなわれていることをシェーンから教わって実際に行ってみたところ、シングルサイズのマットレスが3割引の8,000バーツで売っていたので購入した。

アパートの部屋に最初から標準で備え付けられているマットレスは、その上で飛び跳ねると、着地したときに「ダン!」という音がするほど堅く、睡眠時間の長さに比例して疲労が蓄積するというとんでもない代物だった。部屋を選ぶときにベッドのしなり具合を確認することは、タイの生活ガイドブックにも書いてある基本中の基本だが、まさかタイの友人たちからも同情されるような酷いマットレスを自分で使う羽目になろうとは思ってもみなかった。

夜、アップルとシェーンが帰宅し、エーンを部屋に残したまま、友人の日本人留学生たちとスクンウィット15街路にある売春婦が集まっているコーヒーショップのテーメーへ行って、日本の宅飲み程度の費用で売春婦たちを冷やかしてまわり、その足で Royal City Avenue にあるディスコ街へ向かった。友人のひとりはかなりヤル気になっていた。

ディスコ Route66 の入口で、来場者の年齢を確認していた警備員から、タイ人ならみんな持っているという国民IDカードを提示するように求められた。パスポートを持ってきていなかったため、警備本部へ行って日本人であることをアピールして交渉してみたところ、責任者が「 กางเกงใน(ガーンゲーングナイ)を日本語で答えられたら入れてやる」と言ってきたので、タイ語を1年以上勉強している友人のひとりが「パンツ」と答えて見事正解し、入場が許された。

きょうは週末とあって、店内は学生客たちでごった返しており、まともに歩くことさえできないほど混雑をしていた。オカマの男性から執拗に受けていたアプローチをなんとかやり過ごして、法定閉店時間の午前2時を無事に迎えることができた。どうやら僕はタイのオカマたちから好かれやすい性分のようで、もしここが売春婦の多い界隈だったら、すれ違いざまに股間を何度もマッサージされていたに違いない(実は毎回のように遭遇していて困っている)。

やる気満々だった友人は、キチガイのように妨害してくるタイ人の男性客を見事撃退して、デパートで販売員をしている女性の電話番号をゲットした。その足でラッチャダーピセーク通りへ行って飲み直そうと誘われたが、あまりの眠さのため、あした必ず遊びに行くと約束をして帰宅した。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。