サヤームホテルのコーヒーショップで歓迎会を開いてもらった

日中、アップルがタンマサート大学から帰宅する途中に、ペッブリー18街路にある住まい Venezia Residence 6階の自室まで遊びに来て、なぜか全身を激しくくすぐられた。タイ語では、くすぐったいことを จั๊กจี(ヂャッガヂー)と言うらしい。

夜、タイ語で女の子と話しながら酒が飲めるという理由から、同じアパートに住んでいる日本人の留学生たちと、ペッブリー通り沿いにあるサヤームホテルの、売春目的の女性たちが集まっているコーヒーショップへ、僕の歓迎会を兼ねて出かけることになった。

薄暗い店内のボックス席で酒を飲んでいたところ、日中に全身をさんざんくすぐられて疲れていたせいか、途中で眠ってしまった。目を覚ましたときには、そこで友人たちが意気投合した30歳前後の売春婦が住んでいる部屋へ行き、プレイステーションの対戦ゲームをする話になっていた。その後、アパートの一室で、コップに注がれたハイネケンビールに口をつけてみたが、味に違和感があったため飲まないでおいた。

午前4時、僕だけ先にタクシーに乗って帰宅した。

家出人のエーンは、この部屋の居候人になりつつある。今晩も室内に2台あるシングルベッドうちの1台を占領して、ぐっすりと眠っている。

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ケイイチ
バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。